極薄の交配袋を製作
リーゾでは様々な植物種向けの研究用交配袋を製作しています。
今日は、「極薄」の不織布を使った交配袋の特注品を製作。
材料の厚み「通常」が1平米40g、「薄手」が20gなのに対し、
「極薄」はわずか5gの薄さです。
薄いとはいえ、ポアサイズは20ミクロン以下で、大概の植物の花粉は通しません。
http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html
リーゾでは様々な植物種向けの研究用交配袋を製作しています。
今日は、「極薄」の不織布を使った交配袋の特注品を製作。
材料の厚み「通常」が1平米40g、「薄手」が20gなのに対し、
「極薄」はわずか5gの薄さです。
薄いとはいえ、ポアサイズは20ミクロン以下で、大概の植物の花粉は通しません。
http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html
9月18日放送の、
日テレ「ザ!鉄腕!DASH!!」に、
リーゾの交配袋が映りました♪
こんなに大きく映って感激です。
見逃した!という方は、こちらのサイトをごらんください。
http://www.ntv.co.jp/dash/tetsuwan_new/past/2016/0918/03/
今回使っていただいたのは、「イネサイズ大(薄手)」です。
ゆったりかぶせられて、光も良く通り、使いやすいです。
いろいろな植物種向けにカスタム製作もしております。
くわしくは、こちらのサイトをごらんください。
http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html
交配袋「薄手」各種100枚入りが、
Amazonでもお買い求めいただけるようになりました。
交配袋イネサイズ小(薄手)100枚入り 5,400円(税・送料込)
交配袋イネサイズ大(薄手)100枚入り 5,940円(税・送料込)
交配袋ソルガムサイズ(薄手)100枚入り 8,100円(税・送料込)
交配袋ムギサイズ(薄手)100枚入り 5,400円(税・送料込)
【参考写真】
イネ大に定規を入れてみたところ。
このくらい透けてます。
開口部は「ねじりっこ」で留めてあります。
(スズメ除けのため、大きい袋に複数の穂をまとめて入れてます)
製品についての詳細はリーゾのウェブサイトをご覧ください。
リーゾの「交配袋」、どんな風に研究現場で利用されているのでしょうか?
ある研究者のお客様が、写真を送ってくださいました。
『写真の雑草は主に北海道の水田で問題となる 「ミズアオイ」という雑草で、
水田雑草の中でも特に花がきれいな雑草です。
虫媒花で他殖を優先させるような機構もあるため、
今年全国の数系統を同時に種子採取することになって、
交配袋「薄手」を使わせてもらってます。
北海道では除草剤抵抗性を1990年代に獲得して、
水田でよく見かける雑草になりましたが、
本州では絶滅危惧種に指定されるほど 貴重種なんだそうです。』
こんなお便りをいただくと、交配袋を毎日製作しているスタッフ一同、
研究にお役に立っているという実感が得られ、とてもありがたいです。
研究者さん(匿名をご希望)、ありがとうございました!
リーゾの交配袋のご案内はこちらです。
(写真では、「イネ大」の薄手タイプをご利用いただいています)
http://rizo.co.jp/crossingbag.html
リーゾの交配袋はグラシン紙ではなく、化繊の不織布を材料にしていますが、
先日、お客様からあえてグラシン紙で袋を作って欲しいとのご要望を受けました。
ご要望があって、他に引き受けるところがないなら、リーゾでやるしかない!
ということで、グラシン紙のメーカーを探し、材料を仕入れてお作りしました。
成型は、もちろんいつものポリシーラーではくっつかないので、合成水糊で行いました。
(スティック糊が使いやすいのですが、耐久性が弱い感じなのであえて水糊です。)
ところが糊を塗ると、あっという間にくるくると外側に丸まってしまい、扱いにくい・・・。
どうしよう?とスタッフみんなで試行錯誤して、うまい手を考えて解決しました。
どうしたのかは、企業秘密です!
・・・というのは嘘で、水糊のスポンジヘッドを追いかけるように、
反対の手でグラシン紙を折りながら糊付けする、
という方法で、うまくいきました。
隙間がないかどうか、余計なところに糊がついていないか、1枚ずつチェック。
今回作ったのは20cm(開口部)×38cmの袋です。
ある植物の、花粉を回収するために使うのだそうです。
さて、このサイズのグラシン紙が、1000枚ほど残っています。
ケーキの敷紙とか、トレーシングペーパー、切手収集(!)などにも使えます。
どなたか、欲しい方はいらっしゃいませんか?
紙のままで、あるいは袋に成型して、どちらでも構いません。
価格など詳しいことは、リーゾまでお問合せください。
リーゾの交配袋のページはこちらです。
http://rizo.co.jp/crossingbag.html
突然ですが、交配袋を穂にかけた後、どんなふうに留めてますか?
私は端を三角に折って、ゼムクリップで留めています。
前のラボでは、「虫ピン」を使っている方もいました。
交配後に、種子ができているかどうかをチェックしたいので、
開閉ができる方法でやってます。
先日、交配袋をお買い求めくださったお客様から、
良い方法を教えていただきました。
それは・・・
電池式のハンディシーラー。
ホームセンターで、100円くらいで売っていたそうです。
これを使って、
(茎の脇を挟んで、横にスライドして留める)
田んぼで使う場合、金属製のピンやクリップは、
落としてしまうとトラクターを傷める可能性があるということで、
考案された方法だそうですが・・・
これ、温室でも使えそうですね!!!
難点は、開閉がしにくいことですが、
種取り用など、開閉不要の袋掛けの場合には早くて安全で便利だと思います。
皆様のご参考になれば幸いです。
情報をくださったお客様、ありがとうございました!
リーゾの交配袋のサイトはこちらです。
http://rizo.co.jp/crossingbag.html
リーゾの人気商品、高機能不織布製の研究用交配袋に、
待望の「薄手タイプ」がでました。
http://rizo.co.jp/crossingbag.html
通常品の半分の薄さ(1平方メートル当たり20g)の不織布を使って作ります。
これまで、
「茎が弱くて袋の重さに耐えられない」
「もっと光が透過するほうがよい」
など、より薄い素材への要望は多く寄せられていました。
メーカーさんの協力を得て、薄手の不織布を調達し、
水面下で試験的に作成して提供を続けてきました。
素材が薄いと、静電気の影響が大きくて、
なかなかスムーズに製作できず難儀したのですが、
いろいろノウハウを積み重ねた結果、
「もうたくさん受注しても大丈夫!」というところまできました。
そこで、平成27年6月より、正式に販売開始いたします。
薄手の素材は、こんな感じです。
詳しい情報は、こちらのサイトにあります。
http://rizo.co.jp/crossingbag.html
ご興味のある研究者さん、まずは試供品をご請求ください。
お待ちしております!
リーゾの「高機能不織布製研究用交配袋」は、社内で手作りしています。
もちろん、「工房(?)」も、ほとんどお金をかけない、究極の手作りです。
今回は、そんなリーゾの交配袋工房を、ちょっとだけご紹介したいと思います。
まず、交配袋の製作手順ですが、
原料の不織布は、500メートル巻きのロールになっていて、
そこから引き出して計測し、カットして、シーラーで成型して作ります。
最初の「ロールから不織布を引き出す」のところは、
「脚立」の脚の間に棒を渡してロールを通し、
なんちゃってディスペンサーとして活用していたのですが・・・
3年目にしてついにバージョンアップ!
・・・わかりますでしょうか?
オフィスやラボでおなじみの「スチールラック」でディスペンサーを作りました。
ロールが、最大4巻セットできます。
脚立と違って、オフィスにあっても全く違和感がないです(そりゃそうですね)。
横から見るとこんな感じ。
ちなみに、ロールの中に挿してある棒は、もとは「テーブルの脚」でした。
これがまたぴったりサイズで・・・。
何でも捨てずにとっておくと役に立つこともあるもんです。
荷造り紐で「ガイド」をつくり、2枚を同時に引っ張り出してカットできるようにもなってます。
スピード2倍!と言うわけにはいきませんが、ずいぶん早くなりました。
シーラーの段階は、ハンディシーラーと足踏みシーラー計4台で行っています。
こちらもずいぶんスピードアップしました。
ミニマムだからこそ、きめ細かい対応が可能になると思っています。
リーゾの工房のご紹介でした♪
交配袋の製品ページはこちらです。
http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html
研究者さまの声に応えて開発した、高機能不織布製の「交配袋」については、
すでにご存知ですよね。
イネ用(大・小)からスタートして、ソルガム用、ムギ用が増え、
特注品として小さいものではシバ用、大きいものではトウモロコシ用、樹木用など、
いろいろな形とサイズのものを、ご依頼いただいています。
その中で、最近お受けした変り種が、
5センチ四方ほどの小さな部屋が10室つながったシート状の袋です。
ひとつひとつのお部屋はこんな感じ。
研究者さんにお聞きしたところ、これは種子の「催芽(芽出し)」に使うのだとか。
小さな小部屋に系統別に種子を入れて、
半田ごてで(うまく温度調節して)開口部を封じ、
水に漬けて芽出しをするんですって。
芽を出したあと、軽く水を切り、部屋の区切り部分で切り離して播種作業を行
うわけですが、
数多くの系統をコンタミすることなく、少人数で短時間で播種することができた、
と喜んでいただけました。
催芽袋として使うにあたっては、
『60℃の温水浸漬(消毒用)にシール部分が耐えられるかどうか?』
が気になるところでしたが、無事にテストをクリアして採用に至りました。
お値段の方は、当初のご相談が「1枚(1室)あたり10円程度」とのことで、
それを実現するために「10室つながりのシート」をご提案しました。
1室ずつ切り離すと、カット、チェック、計数、帯かけの工程が必要なため、
1枚35円(税別)かかってしまいますが、
10室シートなら87円(同)、1室あたり9円弱でできることになりました。
1枚ごとに、11回の熱接着を行うので、
腕が筋肉痛になってしまうのが難点ではありますが、
ご希望に沿える金額で提供でき、お役に立ててうれしく思っています。
さてご好評いただいている交配袋ですが、
実は年度当初から1000枚単位のご注文が相次ぎ、
現在は製作を半月~1ヶ月、順番待ちしていただいている状態です。
材料裁断の工程を改良したり、
足踏みシーラーを導入するなどいろいろ工夫して効率化を図っています。
こちらが足踏みシーラー。
なかなか使いこなすのが難しい機械で閉口しましたが、
だんだん付き合い方がわかってきました。
(慣れるとすごく楽で速い。何と言っても腕がつらくない♪)
また、小さな「カイゼン」を積み重ねることで、
日々少しずつスピードアップ/品質アップしています。
スタッフ一同、ご研究のお役に立てることを喜びとして、
がんばっていますので、ご理解よろしくお願いいたします!
※ ご紹介した「催芽袋(10室タイプ)」の試供品をお出しします。
ご希望の方はホームページ問合せフォームでご請求ください。
カンキツ類の交配に、リーゾの交配袋をご利用いただいた、
ある研究者のお客様より、うれしいご感想をいただきました。
(匿名で、とのことで、掲載をご快諾いただけました)
以下、いただいたご感想です。
『今年の春にカンキツ類に交配を行い、使用した感想です。
使ってみてですが、
非常に耐久性が良く、
サイズも、想定していた通り大きすぎず小さすぎず、
使い 勝手が良かったです。
ただ、耐久性が良いこともあり、
果実が肥大しても自力で袋を破けないのでは?、
と心配になって交配袋を途中で除去しなければなりませんでした。
当試験場で(相当)昔に購入したはっ水性紙でできた交配袋は、
肥大が進むにつれ自然に袋が破けていましたので、
やや手間がかかるかなという感 じです。
(ブンタン類などは最終的に横径が10cm以上、大きいものでは20cm以上にもなります。)
来年度は果実採取時期まで袋をかぶせたままにして、
袋がどうなるかを確認してみようかと思います。 』
とのことでした。
まずは、使い勝手が良かったとのことで、ほっと安心です♪
サイズについては、7cm(開口)×10cm(高さ)をご指定いただいていました。
(ぽち袋のような、かわいらしい袋です)
カンキツの交配袋には、「果実の肥大で自然に破ける」というスペックが必要なんですね。
ほんとうに、いろいろなニーズがあるもので、日々勉強になります。
このようなお題をいただくと、どうやったらできるかな?と思わず考えてしまいます。
リーゾの交配袋の不織布はかなり丈夫なのですが、
シーラーで接着した部分は比較的弱く、
指の力程度でも(ちょっとがんばれば)ピリピリ開くことができます。
なので、もしかしたら果実の肥大の力でも、
(破けはしないけど)開いてくれるのではないか・・・?
と、淡い期待をしています。
来年度、お客様の方で試してくださるとのことなので、
その結果を楽しみに待ちつつ、改良点があれば加えていきたいと思っています。
ご感想、ありがとうございました!
リーゾの交配袋の販売ページはこちらです。
http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html
(ご注文受付、再開しております!)
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