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2018年8月 3日 (金)

今年の夏休み自由研究キット!

毎年、今頃になると、子供をもつ親が決まって頭を悩ませるのが・・・

そう!夏休みの自由研究です!

自由研究が必須ではない学校も増えているようですが、

やっぱりやらないよりはやった方がいいし、

でも本人やる気ないし時間ないしどうすんの!?

・・・と悶々としてしまうものです。

 

お仕事を持っていらっしゃる方が多いすいすい通信読者様、

テーマとしては短期間で(できれば1日で)終わって、

提出物がまとめやすく、それでいてハイレベルに見えるものがいいですよね。

 

そのような必要性があることを、いま流行りの「忖度」しているわけではありませんが、

今年もリーゾでは、迷える親子のための夏休み自由研究キットをご用意しています。

今年の新企画は、『偏光板でサンドイッチ』実験キットです。

昨年の『光のジュース』に続く、『おもしろ!ふしぎ?実験隊』さんとのコラボ企画第2弾です。

偏光板という特殊なシートをつかって、見えないものを見てみましょう!

キットには、偏光板2枚、プラスチックのスプーン、水晶とビー玉、

CDケース(観察装置の材料)、丸シールのほか、

おまけのミニ工作「ふしぎな筒」の材料一式、

そして取説とテキストが入っています。

 

偏光板といえば、セロハンテープを透明なシートにぺたぺたと重ねて貼り付け、

2枚の偏光板で挟んで観察する「万華鏡づくり」がポピュラーです。

もちろんこのキットで万華鏡もできますが、それだけではつまらない!

 

2枚の偏光板で挟むことで、水晶玉には「目」が、ビー玉には「十文字」が見えます。

水晶の目って何でしょうね??

プラスチックのスプーンや、引き伸ばした透明シートには「虹」が見えて、

すごくきれいです。どうして虹が見えるんでしょう? 

 

偏光板1枚だけでも、電卓や携帯電話、液晶テレビ、パソコン画面などを見ると、

偏光板の角度によってぜんぜん見えなくなったり。不思議なことが起こります。

 

窓ガラスや、つるつるした床に映る反射光も見てみましょう。

偏光板を回転させると、反射光が見えなくなる瞬間があります。

自分の目で見て「わお!」と感動してみると、

偏光って何?偏光板って何?そもそも光ってどういう性質を持っているの? 

と、知りたいことがどんどんでてくるはず。

 

親御さん、こうなったらチャンスです。

知りたいと思ったことを調べてまとめれば自由研究になります。

添付のテキストと、リンク先のサイトに、学術的なことも含めてかなり詳しく解説されています。

これを読めば、上手に導いてあげられますよ~。

(中学生なら自分で読んで理解できるでしょう)。  

 

スポーツ用のサングラスやカメラのレンズ、プラスチック製品の製造工程管理、

鉱物の分析、糖度測定、3D装置など、

実はすごく身近なところで活用されまくっているのに、

あまり知られていないのが偏光板です。大人にも、いい勉強になりますよ! 

 

なお、偏光板の保護フィルムや、スプーンの空き袋も実験材料になるので、

捨てないで活用してくださいね。

 

『偏光板でサンドイッチ』実験キットは、税・送料込み1620円、

アマゾンで販売しています。「クリックポスト」で送ります。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07F83N4ZJ

 

このほかの、リーゾの夏休み自由研究用キット:

『光のジュース』実験キット 1860円+送料540円

3色のLEDライトの光を混ぜ合わせたり、影を作ったりする実験を通じて

「光の三原色」を学びます。おまけの工作「ランタンづくり」も楽しめます。
 

(※送料を別設定とし、単価を下げました)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0734V2FYF

 

『DNAすいすいfor Kids』 1860円+送料540円

バナナやたまねぎ、鶏レバーなど、身近な食べ物から、

目に見える形でDNAを取り出す実験ができるキットです。

大人向け取説つきで、バイオの知識がなくても上手に指導することができます。

自由研究コンテストで入賞するお子さん続出の定番キットです。

(※送料を別設定とし、単価を下げました)

https://www.amazon.co.jp/dp/B01EMFBHCS

 

と、宣伝しつつですが、今年もそんなにたくさん作っていません。

売り切れたら来年まで作らないのでご了承ください!  

 

 

2015年4月 2日 (木)

リーゾの小冊子、ダウンロード販売に移行しました

ヤマト運輸の「メール便」廃止に伴い、

リーゾの小冊子シリーズ

「研究者のための身の丈ベンチャー起業」

「主婦力が活きる仕事~私にもできる実験補助 バーチャルセミナー」

「主婦力で羽ばたく!再就職・プチ起業応援講座」

のAmazonでの販売を平成27年3月をもって終了いたしました。

これまでお買い上げくださいました皆様、心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

4月以降は、PDFデータのダウンロード販売に移行いたします。

今後は、「電子書籍」として、お楽しみください。

価格は、小冊子よりも安くなります(税込500円⇒新価格432円)。

 

それぞれの小冊子のご紹介ページはこちらです。

(ダウンロード申込みサイトへのリンクもあります)

「研究者のための身の丈ベンチャー起業」

「主婦力が活きる仕事~私にもできる実験補助 バーチャルセミナー」

「主婦力で羽ばたく!再就職・プチ起業応援講座」

  • なお、印刷版の小冊子をご希望の場合には、できるだけ対応しますので、
  • リーゾまでご相談ください。
  • よろしくお願いいたします。
  •  

     

     

     

     

     

     

     

  •  
  • 2014年11月12日 (水)

    リーゾの試薬販売サイトのご紹介

    このたび、インターネット上のお買い物サイト

    『医学・理化学専門ショップ Medister Store』にて、

    リーゾの核酸抽出試薬をお取り扱いいただくことになりました。

     

    こちらのサイトは、プロはもちろん、個人でDIYバイオに挑戦したい方にも、

    理化学機器や試薬をご購入いただけるように・・・というコンセプトで運営されています。

    Amazonでも買えますが、ヤフーショッピングの方が便利!という方はこちらをご利用ください。

     

    DNA抽出試薬シリーズはこちら

    RNA抽出試薬シリーズはこちら

     

    2012年10月22日 (月)

    リーゾオリジナル「交配袋」

    植物の人工授粉に必要な「交配袋」を自作されている研究者のみなさんから、

    「交配袋を商品化してくれないか?」というご相談をお受けし、

    研究者のみなさんのご協力・ご監修を頂いてリーゾで開発した交配袋を、

    このたび試験的に販売を開始することになりました。

    交配袋販売のページはこちら(リーゾのHP内)です。

     

    Photo

    こんなふうに使います(イネの穂にかぶせたところ)。

     

    素材はこれ。

    Photo_2

    某国内有名メーカーさんの開発による、高機能不織布です。

     

    交配袋のサイズは、とりあえず「イネ用小」「イネ用大」「ソルガム用」の3種類をご用意。

    そのほか、ご希望のサイズへの成型ももちろん可能です。

    1枚あたり30円~60円と、人件費も考えるとぎりぎりの低価格でご提供します。

    送料で赤字になってしまうと困るので、最小単位100枚での販売とさせていただきます。

       

    試験販売は、初回材料調達分(500メートル巻き)がなくなるまでを予定しています。

    ご希望の方は、早めにご予約を!

    試供品もご用意していますので、まずはぜひ質感をお確かめください。

       

    リーゾのHPはこちらです。

    http://rizo.co.jp/

     

     

     

    2011年3月31日 (木)

    木材など向け「DNAすいすい-W」(新製品)

    リーゾの農産物・植物向けオリジナル研究試薬の新製品、

    木材などの乾燥した植物組織向け DNA抽出バッファー

    「DNAすいすい-W」 のご紹介です。

    Dnaw

     

      

    ******************************************

    DNAすいすい-W

    DS-0009

    85ml(110回分)入り 

    定価 21000円(税込)

    ******************************************

      

    鉛筆の軸、つまようじ、竹箸、稲ワラ、籾殻、畳表・・・。

    こんなものにもDNAがあるの?? 

    こんなものからDNAが取れたらすごい!!

    ・・・そう思いませんか?

     

    実は、このような材料のDNA研究・検査・鑑定には、一定のニーズがあります。

    一方で、含まれるDNA自体がわずかである、DNAがすでに分解している、共存物質の影響で抽出しにくい・・・など、

    これらの材料は、DNA抽出にとって、非常にハードルが高いのも事実。

    でも、難しいほど、挑戦のしがいがあるというものです。

    木材などの乾燥植物組織からのDNA抽出バッファーの開発は、リーゾの今年度の悲願でした。

    (実は、平成22年度つくば市「戦略的研究開発補助金」対象課題にもご採択いただいておりました)

     

    そして・・・先日、ついに完成!(ぎりぎり間に合いました)

       

    リーゾの新製品DNAすいすい-Wは、組成とプロトコールの工夫により、

    硬い乾燥植物組織にもスムーズに浸潤し、

    わずかなDNAを効率よく溶かし出し

    DNA抽出そのものや、DNAを用いた実験を阻害する共存物質の影響をうまく避け

    PCRに耐えるレベルのDNAを、

    ・簡単な手順で

    抽出することができます。

     

    実際の操作は、

    1.細かく砕いたサンプルをバッファーと混ぜる

    2.65℃、30分間インキュベーションする

    3.フェノクロ抽出する

    4.上清にイソプロパノールを加え、遠心回収する

    で終わりです。

     

    思い立ったら1時間足らずでDNAを手にできるので、フットワークの軽い実験が可能です。

    ステップ数が少ないため、96ウェル形式での多検体処理にも向いています。

       

    これまでに、

     合板材(レッドメランチ)

     わりばし(杉材)

     竹わりばし

     つまようじ

     鉛筆の軸部分

     籾殻

     イグサ(畳表)

     緑茶葉

    ・・・などから、良好にDNAが抽出できることを確認しています。

    樹木・木材の研究をされている方、

    面倒なDNA抽出プロトコルを使っていませんか?

     

    植物の研究者の皆さん、

    PCR解析用の植物サンプルをナマでなく、乾燥して保存しておけると便利ではないですか?

     

    簡単で、しかも値段も安い、「DNAすいすい-W」をぜひお試しください!

      

    「DNAすいすい-W」のご案内はこちらです。↓

    http://rizo.co.jp/DNA-W.html

     

       

    リーゾのHPはこちらです。

    http://www.rizo.co.jp/

     

     

    2011年2月24日 (木)

    土壌向け「DNAすいすい-E]

    リーゾの農産物・植物向けオリジナル研究試薬の新製品、

    「DNAすいすい-E」のご紹介です。

    Photo

     

      

    ******************************************

    DNAすいすい-E

    DS-0008

    90ml(100回分)入り 

    定価 21000円(税込)

    ******************************************

    「農」に関わる研究のお役立ち試薬を作り続けている弊社の新製品は、

    もちろん「農」に深~く関わる材料向けです。

    それは、「土」。

     

    土、土壌、と一口に言っても、その性質はさまざま。

    土の中には、バクテリア、センチュウ、節足動物、菌類、植物などの生物とが、

    多種多様に入り混じって生活しています。

     

    このような、土壌を始めとした環境材料中の豊かな生物相を、

    そのまままるごと、あたかもひとつの生命体のように研究する、

    「メタゲノム」という考え方が、環境関連研究の主流になりつつあります。

      

    しかし、土壌生物のDNAを、土壌そのものから抽出するには、いろいろな難関があります。

    火山灰のような物質が混ざっていると、DNAを吸着してしまいます・・・。

    植物の残骸は、酵素反応を阻害する「腐植酸」というやっかいな物質のもとになります・・・。

    リーゾの新製品DNAすいすい-Eは、組成とプロトコールの工夫により、

    火山灰の多い土壌、腐植酸の多い土壌からも、

    PCRに耐えるレベルのDNAを簡単な手順で回収することができます。

     

    実際の操作は、

    1.DNAを抽出したい土壌とバッファーをよく混合する

    (できればビーズなどで叩き潰す)

    2.軽く遠心して上清を回収する 

    3.フェノクロ抽出する

    4.上清にイソプロパノールを加え、遠心回収する

    で終わりです。

     

    思い立ったら1時間足らずでDNAを手にできるので、フットワークの軽い実験が可能です。

    ステップ数が少ないため、96ウェル形式での多検体処理にも向いています。

       

    これまでに、

     火山灰の多い土壌(人工水田の土)

     腐葉土の多い土壌(家庭菜園の土)

    などから、良好にDNAが抽出できることを確認しています。

    さらに、食品製造施設の排水処理用の「活性汚泥」のような液状材料からも、

    簡単にDNA抽出ができました。

      

    土壌中の生物機能を研究されている方、

    面倒なDNA抽出プロトコルを使っていませんか?

    簡単で、しかも値段も安い、「DNAすいすい-E」をぜひお試しください!

      

    「DNAすいすい-E」のご案内はこちらです。↓

    http://rizo.co.jp/DNA-E.html

     

    本ブログの過去記事に、土壌・活性汚泥からのDNA抽出実演がございます。

    http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/d-7c80.html

    http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/d-e50f.html

       

    リーゾのHPはこちらです。

    http://www.rizo.co.jp/

     

     

    2010年11月 8日 (月)

    脂質の多い種子用「DNAすいすい-L」

    リーゾの農産物・植物向けオリジナル研究試薬の新製品、

    「DNAすいすい-L」のご紹介です。

     

    Pict8956   

    ******************************************

    DNAすいすい-L

    80ml(180回分)入り 添加剤・添加剤溶解液つき

    定価 21000円

    ******************************************

      

    デンプン(S=starch)、ポリフェノール(P=polyphenol)、

    バラ科(R=rosaceae)、粘性物質(V=viscosity)・・・。

     

    さまざまな農産物・植物からのスムーズな核酸抽出を可能にしてきた

    リーゾの「DNA・RNAすいすい」シリーズ。

    でも、実はまだ、対応しきれない材料も残っています。

     

    そのひとつが、「脂質の多い植物種子」。

    材料に脂質が多いと、粘性物質とはまたちがう「べたっとした物質」がDNAと一緒に抽出されることがあります。

    電気泳動像も乱れ、濃度測定・酵素処理も難しく、分離精製も困難・・・。

    「脂質」も意外とやっかいなのです。

     

    リーゾの新製品DNAすいすい-Lは、組成とプロトコールの工夫により、

    脂質が多くてもスムーズにフェノクロ層に移行させ、

    きれいなDNAを回収することができます。

    もちろん、脂質に加えて、デンプンやポリフェノールが多くても大丈夫です。

     

    実際の操作は、

    1.DNAを抽出したい植物組織を、バッファー中でつぶす

    2.65℃で10分間保温する 

    3.フェノクロ抽出する

    4.上清に「DNA沈殿補助溶液」を加え、遠心回収する

    で終わりです。

     

    思い立ったら1時間足らずでDNAを手にできるので、フットワークの軽い実験が可能です。

    ステップ数が少ないため、96ウェル形式での多検体処理にも向いています。

      

    これまでに、

    1. 落花生(種子)
    2. 大豆(種子)
    3. レンズ豆(種子)
    4. アボカド(種子)
    5. ヒマワリ(種子)
    6. 菜の花(種子)
    7. ゴマ
    8. アーモンド(焙煎、塩味)
    9. ピーナッツ(焙煎、塩味)
    10. ピスタチオ(焙煎、塩味)
    11. マカダミアナッツ(焙煎、塩味)
    12. クルミ(焙煎、塩味)
    13. カシューナッツ(焙煎、塩味)
    14. ピーナッツバター
    15. ジャイアントコーン(揚げ、塩味)

    と、多種多様な「脂質の多い種子とその加工品」から、

    良好にDNAが抽出できることを確認しています。

    (個人的には、「ピーナッツバター」から取れることにびっくりしています・・・)

      

    脂質の多い植物組織を材料にされている研究者の方、

    面倒なDNA抽出プロトコルを使っていませんか?

    簡単で、しかも値段も安い、「DNAすいすい-L」をぜひお試しください!

      

    「DNAすいすい-L」のご案内はこちらです。↓

    http://rizo.co.jp/DNA-L.html

     

     

    2010年8月 1日 (日)

    5×PCRすいすい(新製品)

    リーゾの初めての汎用試薬商品、「5×PCRすいすい」のご紹介です。

    Photo

    「5×PCRすいすい」は、「PCR反応用添加剤」です。

     

    PCR時に、反応液の5分の1量分の水を減らし、代わりに本品を入れてください。

    比重増加剤と泳動進行の指標となる色素(BPB)の配合により、

    反応後にローディングダイを混合する必要なく、

    そのまま電気泳動ゲルにローディングすることができます。

    比重増加剤によりPCR反応が阻害されることはなく、

    かえって反応効率と特異性が向上する効果があります。

     

    さらに!

    電気泳動が終わりましたら、「エチブロ染色することなく」、

    そのままトランスイルミネータに載せて電気泳動像を観察することができます。

    (PCR反応を阻害せず、かつバンドの発色に十分な濃度で、

    エチジウムブロマイドを配合してあります。)

     

    本品のお勧めの使い方は、

    お手持ちの10×バッファー、dNTPs、Taqと本品を全て2×の濃度で混合して、

    便利な「2×PCRプレミックス」を調製することです。

    この状態で、4℃で数ヶ月は問題なく使えることを確認しています。

     

    融解を待つ必要なく、水とプライマーと鋳型を加えるだけでPCRができ、

    さらにすぐに泳動、撮影と進めるので、大幅に作業時間を短縮できます。

     

    コスト的にもお得です。

    例えば(リーゾお勧めの)Paq5000(STRATAGENE)と併用した場合、

    本品1個とPaq5000(5000U)を1個で、2×プレミックス50ml(!!)を調製できます。

    10μlの系ならなんと5000反応分(=96プレート50枚分)!

    これが、合計7万円台で自作できてしまいます。

    省力化・効率化に加えて、省コスト。これは魅力的ですよね。

      

    注意点として、

    ・PCRの特異性が高くなる

    (「すにっぷすいすい」マーカーなど、アレル特異的PCRに向いています)

    ・その結果、最適なアニーリング温度がやや低めになる傾向がある

    ・微量のエチブロが電気泳動バッファー中に溶け出す*

    ・反応、泳動の条件によっては、バンドが見えにくい場合がある

    などがありますので、ご留意のうえご使用ください。

    (対処方法等、詳しくは取扱説明書をご覧ください)

     

    【*泳動バッファー中に溶け出すエチブロ量の目安】

    Mupidを用い、32ウェルに10μlずつローディングし、

    それが「全部」泳動バッファーに拡散したと仮定して、

    バッファー中のEtBr濃度は0.0000001%以下となります。

    これは、後染め用の染色液の濃度の千分の1程度で、

    染色液に手をつっこんでしまい、水道で洗うときに、

    流れていく水のEtBr濃度と同程度、と考えてよいと思います。

    (廃液処理は、あくまでも法令に従って行ってください)

     

    <製品情報>

    商品名 5×PCRすいすい

    Cat.No. PS-0001

    内容量 20ml

    価格 21,000円(税込)

      

    1.5ml入りの試供品をご用意しています。

    お気軽にご請求ください。

    「5×PCRすいすい」のHPはこちらです。

    http://www.rizo.co.jp/5XPCR.html/

     

    リーゾのHPはこちらです。

    http://www.rizo.co.jp/

     

     

     

    2010年4月12日 (月)

    カンキツグリーニング病DNA検査③サービス概要

    (①背景②原理の続きです。初めての方は①からお読みください)

    リーゾでは、PCR法によるカンキツグリーニング病DNA検査サービスを行っています。

    お客様に、罹病が疑われる木の葉を1検体あたり5枚程度お送りいただき、

    DNAを抽出して、病原菌特異的なプライマーを用いてPCR増幅を行い、

    病原菌の有無を判定します。

     

    検査料金は1検体あたり2,100円*(DNA抽出料金含む、税込)です。

    (*10検体まで一律21,000円、以降1検体あたり2,100円を加算)

     

    検査所要日数は「開始から5営業日」です。

    なお、植物防疫上、検体の送付にあたっては、弊社指定の方法により、

    媒介昆虫および病原微生物を完全に死滅させた状態でお送りいただきます。

     

    検査をご希望の場合には、まずリーゾまでご連絡ください。

    折り返し、必要書類一式ををお送りいたします。

     

    電話:029-852-9351

    E-Mail:info@rizo.co.jp 

    カンキツグリーニング病DNA検査についてのご案内はこちらにもございます↓

    http://www.rizo.co.jp/CG-DNAkensa.html

     

    2010年4月 9日 (金)

    カンキツグリーニング病DNA検査について②原理

    (①背景の続きです。初めての方は①からお読みください)

     

    「DNA検査」は、

    1.罹病が疑われるカンキツ樹木個体の葉をサンプリングし、

    2.DNAを抽出して、

    3.その中に病原体のDNAが存在するかどうかを調べる、

    という手順で行います。

     

    3.の方法については、現在のところ、PCR法、ICAN法、LAMP法による方法が確立されています。

    いずれの方法においても、病原体微生物のゲノム上にあって、

    かつカンキツのゲノム上にはない、特異的な配列を用いて、

    「プライマー」という特殊なDNA断片を設計・化学合成し、

    これを用いて増幅反応を行います。

     

    増幅産物が得られれば、「陽性=罹病している→急いで伐採・焼却する」

    増幅が起こらなければ、「陰性=罹病していない」

    と判定します。

     

    何らかのミスでDNAが抽出されていない場合、

    あるいは酵素の加え忘れや機械の異常など、

    反応自体がうまく行っていない場合にも「偽陰性」が生じる可能性があります。

    これを防ぐためには、必ず増幅するはずのDNAを用いた反応を同時に行い、

    DNA抽出および反応そのものが成功していることを確認します。

    (このような反応を「陽性対照(ポジティブコントロール、略してポジコン)」といいます。)

     

    イグサの品種鑑定とは違って、病原体のDNAの存在比率は、罹病の程度によって変化するため、

    感染して間もない木であったり、同じ木でも採取する部位が違ったりすると、

    罹病樹なのに陽性と判定できない可能性があります。

     

    万全を期して検定しても、偽陰性の可能性をを完全になくすことは困難です。

    検査結果が陰性であっても慎重に観察を続け、定期的に検査を行う必要があります。

      

    「検査を依頼するにはどうしたらよいのか?」

    「費用は、時間はどのくらいかかるのか?」

    次回、「③サービス概要」にてご説明いたします。

     

    カンキツグリーニング病DNA検査について、お急ぎの方はこちらをご覧ください↓
    http://www.rizo.co.jp/CG-DNAkensa.html