先日、つくば市内の児童館で、
「おもしろ!ふしぎ?実験隊」のKUBOさんのプロデュースによる実験教室
「ミニミニアクアリウム作り」が行われました。
試験管の中に巻貝が住む小さな生態系を作ろう!という企画です。

こういうものを作ります。
3時からの回と4時からの回、合わせて50名。
まずは、実験隊のお約束、
『いすにおしりをつけてすわる!』
『お話を聞くときは目とおへそを向ける!』
を確認して、いよいよスタートです。
KUBOさん、生態系のイメージをつかんでもらうために、
「草むらには何がいるかな?」
と質問を投げかけ、
「バッタ!」「うさぎ!」「きりん!」「かまきり!」
と次々に出てくる答えをイラストにしていき、
「そのほかにもこんなものがあるよね」とうまく誘導して、
「草!」「おひさま!」まで引き出してから、
食物連鎖と生態系の説明をします。
で、今日作るのは、水の中の生態系なんですよ、と話がつながって、
「リーゾさん」(白衣を着てミニアクアはかせに変身中)の出番。
壁に貼った、ミニミニアクアリウムの絵を見ながら説明します。
『ミニミニアクアリウムの住人は、レッドラムズホーンのラムズくんです。
ラムズくんも生きているのでフンをします。
ほっとくと水がいたんでラムズくんは死んでしまいます。でも大丈夫!
バクテリアという小さな生き物が、水に入れたソイルの中で暮らしてます。
このバクテリアがフンを食べて、きれいにしてくれます。
バクテリアもフンをするけど、それは水草の養分になります。
光と養分とで水草は育って、酸素を出します。
ラムズくんはその酸素を吸って、育った水草の表面を削って食べます。
そういうわけで、この中でラムズくんはずっと生きていけるんです』
まだまだ難しい言葉が残っちゃってますが、意外と子供って難しい言葉でも、
大づかみで「そういうもんか」と受け入れてくれちゃうようです。
そしていよいよミニミニアクアリウム作り!
KUBOさん手製の素敵なスタンドに立てた試験管が配られ、
まずはキャップをはずしてマジックで記名(児童館では、あとのトラブルを防ぐため、記名は重要です)。
そして、スプーンの柄の方でソイルをすくって入れます。
説明は、1センチと言うかわりに「指1本分くらい」とします
(子供たちは真剣な表情でで、「これくらい?」と見せにきてくれます)。
次に、用意しておいたバクテリア入りの水を、
「上から指2本のところまで」注いでもらいます。
小さなビーカーを班で回しながらの作業。
意外とあまりこぼさずに入れてくれました。
ここで、一人分ずつカップに分けられた水草(ウィローモス)と、
レッドラムズホーンが配られ、しばらく観察。
気持ち悪いと言われるかと思いきや、あちこちから「かわいい~!!」という声が。
カップの中に早くもフンをしていることや、
つのが生えていることなどを観察してもらいます。
意外と早く動くので驚く子もいます。
水草をつまんで試験管の中にいれ、先を丸めた竹串できれいに整えたら、
主役のラムズくんを投入!
ピンセットも用意してましたが、指でつまめない子は皆無。
手に載せて楽しんでから入れる子もいました。
キャップをして出来上がりです。
キャップがデュアルポジション式なので、持ち帰り時は密封、
家ではゆるめることも説明しました。
「リーゾさんへの質問コーナー」では、
・えさは何をあげるの?
→ なしでも大丈夫。あげるならメダカのえさをほんのすこし。
・水替えはしますか?
→ しなくてOK。水は足してあげてね。
・どのくらい生きますか?
→ それはわからないなあ・・・。長生きする子は1年以上生きます。
・卵をうみますか?
→ ゼリーみたいな卵をうみます。
・水草をどうやって食べるの?
→ ざらざらした舌で、削ってたべるようです。
などなど、次から次へと質問が出ました。
気をつけることは、直射日光に当てないこと。
光は必要だけど、温まりすぎると死んでしまうので、
カーテンを引いた窓際か、机の上がいいかな?とお話ししました。
終了後、女の子たちが来て、「○○って名前をつけたの!」と見せてくれて、
いっしょに記念撮影。
なんてかわいい子たち!!リーゾさんも若返っちゃう!
当日の様子は、「おもしろ!ふしぎ?実験隊」さんのブログにあります。
ミニミニアクアリウムの写真の他、リーゾさんと子供たちの集合写真もあります。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2016/09/post-402.html
リーゾのミニアクアリウムのページはこちらです。
http://www.rizo.co.jp/miniaquarium.html
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