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2024年11月 3日 (日)

活伊勢海老・活ワタリガニの輸送法について

すいすい通信読者のatlier-emu代表・柴田龍一さまからいただいた情報のご紹介です。

 

伊勢海老やワタリガニは、海水から出した状態ではそんなに長く生きられません。

これまで、伊勢海老や蟹を輸送する際には、

発泡スチロール箱と電池式の酸素供給装置を使い、

伊勢海老には海水、蟹にはカンナくずを一緒に入れて輸送していました。

それでも(電池が切れる)48時間後には、

死んでしまう個体もあることが課題となっていました。

 

薬剤を使えば、5日程度生かせる方法もあるようですが、

食べ物だけに、ちょっと抵抗ありますよね・・・。

 

ワタリガニにカンナくずを使うのは、

おが粉だと蟹の体の中に入り込んでしまって、

調理するときに使えなくなってしまうためだとか。

 

そんな中、柴田さんの会社で、海外からの依頼を受けて検討した結果、

「特別に粗めにひいてもらったおが粉を使う」

ことで、伊勢海老やワタリガニを長時間元気に保てることがわかったそう。

おが粉は、ふつうは副産物(廃棄物)を活用するものですが、

「粗めのものを特注して作ってもらう」のがポイントでした。


試験は4回繰り返し、96時間以上の生存を確認できたそうです。

96時間あれば、海外への輸送もできそうですね。

 

ちなみにおが粉は「ヒノキ」のものを使っています。

ヒノキには殺菌消臭効果があることが知られていますが、

試験輸送に使ったレンタカーにはほとんどにおいが残っておらず、

レンタカー屋さんに驚かれたそうですよ。

 

最後に新鮮な伊勢海老の、臨場感あふれる写真をどうぞ。

輸送試験終了後は、おいしく召し上がったそうです。

うらやましい!

 

ご興味持たれた方は、リーゾまでお問い合わせください。

柴田様の連絡先をお伝えいたします。

 

 

 

 

 

 

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