『コシヒカリつくば黒1号』今年の稲刈終了!
つくば市内3箇所(@吉沼、@栗原@、国松)の田んぼで栽培していた、
『コシヒカリつくば黒1号』の稲刈が、ようやく完了しました。
10月中旬に刈り取る予定のはずが、2度の台風と長雨でなかなかチャンスがなく、
3日続けて晴天となった10月29日にようやく刈り取ることができました。
(それでも一部、足場が悪いところがあり、コンバインが立ち往生して大変だったようです・・・。)
今年の栽培では、吉沼の田んぼは相変わらずの雑草に悩まされましたが、
国松と栗原は(やはり農薬を使わない栽培なのですが)、
それほど雑草が生えてなくてとても不思議でした。
除草のタイミングや頻度、土地のわずかな傾きの有無、
水管理のしやすさ、前年度の雑草の生え具合(種子の有無)、など、
いろいろなことが要因になっているのでしょう。
農薬を使わない栽培はものすごく大変で、ほとんど不可能と思っていましたが、
ポイントをきちんと押さえれば、それほど無茶なことではないのかもしれません。
今年はそういう意味でも、とてもよい経験を積むことができました。
まだ「籾」の段階で、収穫量ははっきりわかりませんが、
今年は昨年の100kgを大きく超える収穫量となることは間違いありません。
とりあえず、無事に収穫まで来れたことにホッとしています。
・・・でも、本当のところ、大変なのはこれからなんです・・・
コシヒカリつくば黒1号は、美しいツートンカラーが特徴。
この色をきれいに保つため、籾摺りでは「歩留まり」を犠牲にします。
つまり、未摺り米が一定の割合で残ってしまうので、
製品化にあたっては、これを取り除かなくてはなりません。
うまく籾だけがひっかかる篩があればいいのですが、市販のもはどれもダメ。
しかたなく、ひとつかみずつバットに広げて、ピンセットで取り除いていきます。
(コーヒー豆にも、こういう作業をする高級品があるらしいですよ)
このため、玄米になってから製品の形になるまでに、かなり時間と労力がかかります。
パックごはんを作るには何十キロも必要なので、気が遠くなる作業です。
ちゃんと売れるようになって、お金がかけられるようになれば、
いい機械を導入できるのではないか・・・?と淡い期待を抱きつつ、
今年も「ハンドピッキング」をがんばります。
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