マニア垂涎「ダルマメダカ」の作り方(?)
リーゾで飼っている普通体型の「楊貴妃」メダカの卵を利用して、
『28℃で孵化させると(半)ダルマ体型が生まれやすい』という説の検証を試みました。
メダカの卵の取り方、保温のしかた、孵化までの経時観察については、
先に公開した「メダカ卵を育ててみよう」の記事をご参照ください。
生まれた稚魚を携帯顕微鏡で観察したところ、
他の稚魚よりも明らかに短い個体が出現しました。
尻尾の先が揃った瞬間の写真。
尻尾の長さの差がわかります。
・・・実験成功? いやいやこれだけでは何ともいえません。
何度か反復して統計処理をしよう!と思ったのですが、
その後は忙しくて遊んでいる暇がなくなり、今年の実験はこれで終わってしまいました(残念)。
それからは、定期的に採卵まではしたものの、卵は温室プールに放流してほったらかし状態でした。
・・・そして秋。
プールには、勝手に成長したたくさんのメダカが元気に泳いでいます。
ところがなんとその中に、立派な「ダルマ」体型の楊貴妃が!!
斜め後ろから撮影しただけでは?と思われるかもしれませんが、
ダルマの子は、背中が山型に盛り上がっています。
右上がダルマ、左下が通常です。
前の写真を切り貼りして、2匹をならべてみました。
ここまで来ると、わかりやすいですよね!
(かわいそうなので大急ぎで撮って水に戻しました)
体がきれいな「菱形」をしていることがわかります。
「半ダルマ」と思われる個体は複数出ていますが、「ダルマ」はこれ1匹だけ。
卵を放流した、夏場の温室プールは、時に30度を超える水温になります。
もしかしたら、28℃よりもより変異が出やすい環境で、ダルマが出現したのかもしれません。
きちんと実験できたわけではないので、できれば来年、ちゃんと検証したいと思います。
(・・・そんな暇はないくらい、忙しい方が望ましいのですが)
リーゾのウェブサイトはこちらです。
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