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2014年3月 6日 (木)

起業を志す方にお勧めの本⑱

素人経営者の勉強のため、図書館から借りてきて山のように読んでいる、

起業・経営関連の本の中から、お勧めのものをご紹介しています。

このシリーズ、久しぶりの登場です。

(今回は、珍しく自分で買いました。)

Image417

『不恰好経営 チームDeNAの挑戦』 南場智子 著

日本経済新聞出版社

 

超有名な本なので、お読みになった方が多いと思います。

なので、例によって、個人的に心に響いたところをご紹介していきますね。

 

DeNAという会社は、1999年3月4日、代々木公園の近くの、

20平米余りの小さなアパートで登記されて誕生しました。

DeNAって今ではプロ野球まで持っている大会社で、

最初からゴージャスに立ち上げたのだろうと想像していたんですが、

この本によると立ち上げ時はかなりの貧乏ぶり。

 

女ばかりのリーゾと違い、立ち上げ時から男性社員もいたわけですが、

『ひとつしかないトイレを男性社員と共用。掃除は我慢比べに負けていつも私』(P19-20)

・・・家族に男性がいる女性なら、「わかるわかる!」ですよね~。

(男性には、ぜひ「座って」して欲しいものです)

 

ITベンチャーには必然?の徹夜作業でも、

『男子が使った寝袋にはどうしても入る気になれず、NASA謹製の銀紙にくるまって寝た」(P37)

これも、なんとなく気持ちわかります・・・。

女子として、踏み越えられない一線が、このあたりにあるような。

 

立ち上げ時にある程度資本が必要で、大企業に株主になってもらった(※)わけですが、

それも内心は複雑なものがあったようで、

『なんの寄る辺もなく起業する者は、有名な大企業のサポートをとても心強く感じてしまいがちだ。

けれども、大企業を大株主に迎える場合、状況は変わりうる、という当然のことを頭にいれておく必要がある。

これから起業しようとしている人には、他社からの大きな割合の資本を導入することは

慎重に考えるようにとアドバイスしている』(P91)

のだそうです。

たいへんなことが、いろいろあったようですね・・・。

「タダほど高いものはない」ということが、ここでも言えるのかもしれません。

(※ DeNAの立ち上げ時の資本金は、ソネット(ソニー子会社)、リクルート、

経営陣でそれぞれ約5000万とし、経営陣が筆頭株主。)

 

インターネットオークションサイト「ビッダーズ」を持ちながら、

携帯向けネットオークションサイト「モバオク」を全く切り離して立ち上げたのは英断でした。

『あるものは使う、持っている強みは活用する、というのが新規事業戦略の王道だ。

我々が持っていたのはビッダーズのみ。だがそれとは無関係にゼロから作ることにしたわけだ』(P99)

南場さんはかのマッキンゼーで、経営コンサルとして修行してこられた方なのに、

経営学の教科書的な知識をあえて無視しての決断、というところがすごいです。

 

インターネットサービス業界では、「ナンバーワン」になると桁違いに効率よくビジネスができるそうですが、

『(業界の)リーダーにとって、『正しい選択肢を選ぶ』ことは当然重要だが、

それと同等以上に、『選んだ選択肢を正しくする』ことが重要となる』(P205)

なるほど~。

なんか「力(ちから)ワザ」って感じもしますが、このくらいの迫力がないと、

IT業界でリーダーにはなれないのですね。

ナンバーワンになれるかどうかは、大きな賭けのようなものなのでしょう。

なれれば巨額の富を回収できるし、なれなければ投資がパーに近くなるわけですから・・・。

 

南場さんは会社のリーダーとして、たくさんの人材を育てて来ましたが、

『成長はあくまでも結果』(P216)

と仰います。

仕事と必死にすもうをとり続けることで、驚くようなスピードで、結果を出せる人材へ成長するのだと。

これは私自身も日々実感していることですが、人間って、負荷がかかると成長します。

自分で思う限界の「ちょっと上」くらいの仕事に常に挑戦し続けることで、

わくわくしながら成長し、世界を広げていけることを感じています。疲れますけどね。

(でもその負荷をただの負荷だと感じてしまうと、うつ病になって自殺してしまうこともあり、

自社の社員を「成長させる方法」として使うのは、すごくリスクが大きい昨今ではあります)

 

南場さんは、DeNAを生み出し、大きく育てて、見事に「子離れ」されました。

南場さんが育てた「チームDeNA」は、「DeNAクオリティ」を持って、

さらに高い頂を目指して成長していくのでしょうね。

 

「起業した女性」というカテゴリは同じであるものの、

ぜんぜんレベルが違う、空の上にいるような存在だと思っていたのですが、

最初はやっぱり貧乏臭く、苦労して始めたんだなーということがわかって、

安心すると同時に、勇気をもらえた一冊でした。

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/ 

 

 

 

 

 

 

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コメント

南場さんの本、面白いですね。

以前、プロフェッショナルの流儀で「私は徹底的にロジカルなんですよ」
ということを言ってましたが、なぜか、愛らしさばかりが伝わってきました。

ロジカルと愛らしさ。モンナさんと重なる感じがします。

モンナさんと南場さんが出会う機会があったら、何かが生まれる気がします。
ぜひ実現してほしいなぁ。

たかくんさん、コメントありがとうございます。
  
南場さんと出会う?!なんて恐れ多い感じですが・・・。
いつか、そんな日が来たら、すばらしいですね。
起業時代のビンボー自慢合戦を、したいと思います(?)。

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