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2013年11月21日 (木)

理科実験メモ⑧6年「体のつくりとはたらき」

小学校の理科実験に詳しいリーゾスタッフに聴くシリーズ。

今回は、6年生で学ぶ「体のつくりとはたらき」の実験についてレポートします。

 

この単元のメインテーマは「動物が生きていくためには何が必要か?」。

命を支える体のつくりとはたらきを学びます。

 

生きていくのに必要なもの、というと哲学的になりそうですが・・・

ざっくりと、「空気」「食べ物と水」「血液」にわけ、

それぞれについて実験や観察を行っていきます。

 

まずは「空気」。

酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出す、ということは、まだ子供たちは知らないのですが、

教科書を見てみると「そんな話を聞いたことがある」→「二酸化炭素なら調べ方を習ったよね」

という風に話を持っていくようですね(・・・誘導?)。

 

二酸化炭素の調べ方は、前の単元「ものの燃え方」で、

石灰水と混ぜると白く濁る、ということを習っているので、

吐く息をビニール袋に集めて石灰水を混ぜて濁ることを確認します。

「吸う息」の方は、目の前の空間の空気をビニール袋に集めて同様に実験します

(「吸う息」=「目の前の空気」とわかってもらえない子がときどきいるとか。確かに悩みそう)。

吸う息は濁らず、吐いた息は濁る。

これはかなりはっきりと、違いが目に見えるそうです。

 

酸素の方は、調べるのがちょっと難しく、「気体検知管」という道具を使います。

見た目はメスピペットのような、目盛りつきの管をポンプの先につけて、

空気を管に通すと、目盛の色が変わって酸素濃度を示す、というものです。

これも、吸う息(そのへんの空気)と吐いた息(ビニールに集めておく)の2通りを実験して違いを見ます。

だいたい、吸う息で21%、吐く息で17%くらいになります。

 

二酸化炭素用の検知管もあります。

こちらの方は、吸う息で0.03%以下、吐いた息で4%程度になります。

酸素が二酸化炭素になるわけですから、足すとどちらも約21%。

残りの79%は窒素、というわけです。

 

ここまでの「落とし穴」は、

・理科室の石灰水はもとから濁っていることがある→ろ過すればいいんですけど。

・空気検知管用のポンプの台数が限られている→石灰水実験が先になった班は、ビニール袋がびしょびしょになる

・酸素用の検知管は高いのでクラス代表で1回しか実験できない

・酸素用の検知管はとても熱くなるので、ビニール袋の口を手で押さえているとやけどする

などがあるそうです。

 

体の中で、酸素と二酸化炭素が交換されることを実感したところで、

その仕組み(肺の構造)について、教科書やDVDで学びます。

で、次に「食べ物と水」の実験へ・・・。

 

食べ物が消化される仕組みのなかで、一番実験しやすいもの、ということで定番なのが、

「ご飯粒を唾液と混ぜてヨウ素澱粉反応を見る」という実験です。

これ は昔から変わりません。

が、昔は口の中でご飯をもぐもぐして、ぺっと出したもので実験してましたが、

今はそれは禁止!(いじめにつながる・・・とかいろいろ理由があるようです)

 

で、どうするかというと、ご飯粒をスライドグラスの上でつぶして広げておき、

そこに唾液をたらして混ぜます。

というと簡単そうですが、「唾液をたらす」というのが難しい・・・。

まず、女子は気持ち悪がってやりたがらず、多くの場合じゃんけんで負けた男子が担当することに。

でも、プレッシャーを感じて出るものも出なくなり、しまいに泣き出す子もいるとか・・・。

聴いてるだけで切ないですねえ。

(かといって、先生のをあげようか?と申し出ても、なかなか受け入れてもらえないそうで、

難しい年頃の6年生です)

 

ご飯と唾液を混ぜたら、(ラボなら37℃のインキュベータに放り込むところですが、ないので)

「プリンカップ」(透明のプラスチックのもの)に45℃くらいのお湯を入れ、スライドグラスを上に置きます。

スライドグラスは、唾液ありとなしの2枚なので、ちょうどプリンカップに蓋ができる状態になります。

 

5分~10分置いたら、ヨウ素溶液をたらして色の変化を見ます。

ご飯粒だけの方は青紫色になります。

唾液と混ぜた方は、やはり青紫色がちになるのですが、

澱粉が分解して黄色のままになっている部分があれば成功とします。

 

うまく差を出すためのポイントは、

・泡立ってない唾液(!)を使うこと

・できるだけ早く唾液を混ぜる→反応時間を確保する

・ご飯粒は2分の1粒程度をちゃんとつぶす(つぶれていないところは青紫のままになる)

 

ちなみに、プリンカップは大きさが絶妙で、

ビーカーを使うとスライドグラス2枚では蓋ができず、

またスライドグラスが中に落ちやすいのでダメだそうです。

 

この実験の落とし穴としては、唾液が出ないほかに、

・先生がご飯粒の用意を忘れる(こういうときに限って給食がパン)

がありがち。

でも、ベテラン支援員さんには想定内。ちゃんと持参しておくので大丈夫です。

 

最後の「血液」については、生きたメダカのしっぽを顕微鏡で観察して血液の流れを見ますが、

DVDで代用のことが多いようです。

ちなみに、リーゾで飼っていた「透明金魚」が小学校の授業に登場し、大人気を博したのもこの単元の時間でした。

 

ご飯をよくかむと甘く感じる、と言うのは今はわかりますが、

子供の頃は甘く感じる前に消滅して(飲み込んで)しまってぜんぜん分からなかった記憶があります。

 

唾液の実験を「きもい!」と言ってしまう子供、

そう言われて唾液を出せず泣いてしまう子供。

どちらも気持ちはわかるけど、理系(生物系)の大人には切ない話ですね・・・。

唾液自体は極めて清潔で、かつ重要なものです(出なくなったらそれこそ大変!)。

生物系のプロたるもの、そのあたりをきちんと伝えなくちゃなあ、と感じました。

 

上記記事中でご紹介した「透明金魚くん、小学校へ」のブログ記事はこちらです

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-60b8.html

(現在は、透明金魚の貸し出しは行っていません)

 

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 


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