2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »

2013年11月の4件の投稿

2013年11月28日 (木)

実験補助者育成講座・受講生さんからのご相談

リーゾの『実験補助者育成・通信講座ベーシックコース』の受講生さんで、

すでにラボでのお仕事を開始されている方から、

『勤務時間内に実験が終わらない・・・・』

『特にクリーンベンチの作業に自信が持てない・・・』

というご相談を受けました。

 

具体的な内容は伏せますが、仕事に慣れ始め、新しい実験をどんどん任されているようなのです。

まず、このような悩みに直面するとは、「おめでとう!」です。

どんどん新しい仕事を任される、ということは、

『優秀だと認められ、頼りにされ始めた』という証拠。

仕事というのは、出来る人のところに集まるものだ、というのは、

集団で何かを成そうとしたことのある方なら、思い当たることではないでしょうか?

 

勤務時間内に終わらないことで、例えば子どもの迎えに間に合わないとか、

私生活の方が犠牲になってしまうようだと困りますが、

そうでないとすれば、例えば「自分に能力がないからか?」などと悩むことはあ りません。

一時的なもので、もがいているうちにいつの間にか解決するものですよね。

 

とはいえ、懸命にもがくにしても何らかの方向性が欲しいだろうと思い、

「作業ひとつひとつの所要時間を計る」 ことをお勧めしてみました。

最初は時間かかった作業が、だんだん短時間でできるようになるのは励みになり ますし、

退社時間までにどの作業をどういう順でやれば終わる、

という「段取り」が組め るようになります。

時間を計るには、ストップウオッチを携帯してもいいですが、

他の人の目が気になるなら、作業開始前と後で時計をちらりと見るだけでもOK。

所要時間を意識するだけで、仕事の効率が格段に上がります。

(嘘だと思ったら、一度試してみてください!)

 

また、『クリーンベンチでの作業に自信がない』という点については、

まず、「そう感じる原因」を分析してみることをお勧めしました。

消毒が不十分でコンタミするんじゃないかとか、

手がフロントドアに当たるのが イヤだとか、

バーナーでやけどしそうで怖いとか・・・(例えばですけど)。

敵の正体をつかめば、意外とたいしたことではなく、

合理的な解決策が見つかる ものです。

 

実験補助に限らずですが、新しい仕事を始めたら、

誰でも多かれ少なかれ、同じような悩みを持つものです。

ご参考になればと思い、ご本人のご承諾を得て、ご紹介させていただきました。

 

実験補助者育成通信講座では、随時、受講生を募集しております。

研究機関で知的なお仕事、してみませんか?

文系、理系を問わず、「普通の子育て主婦」の皆さんが、どんどん活躍されていますよ!

詳細はこちらをご覧ください。

http://www.rizo.co.jp/tsushinkoza.html

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

2013年11月21日 (木)

理科実験メモ⑧6年「体のつくりとはたらき」

小学校の理科実験に詳しいリーゾスタッフに聴くシリーズ。

今回は、6年生で学ぶ「体のつくりとはたらき」の実験についてレポートします。

 

この単元のメインテーマは「動物が生きていくためには何が必要か?」。

命を支える体のつくりとはたらきを学びます。

 

生きていくのに必要なもの、というと哲学的になりそうですが・・・

ざっくりと、「空気」「食べ物と水」「血液」にわけ、

それぞれについて実験や観察を行っていきます。

 

まずは「空気」。

酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出す、ということは、まだ子供たちは知らないのですが、

教科書を見てみると「そんな話を聞いたことがある」→「二酸化炭素なら調べ方を習ったよね」

という風に話を持っていくようですね(・・・誘導?)。

 

二酸化炭素の調べ方は、前の単元「ものの燃え方」で、

石灰水と混ぜると白く濁る、ということを習っているので、

吐く息をビニール袋に集めて石灰水を混ぜて濁ることを確認します。

「吸う息」の方は、目の前の空間の空気をビニール袋に集めて同様に実験します

(「吸う息」=「目の前の空気」とわかってもらえない子がときどきいるとか。確かに悩みそう)。

吸う息は濁らず、吐いた息は濁る。

これはかなりはっきりと、違いが目に見えるそうです。

 

酸素の方は、調べるのがちょっと難しく、「気体検知管」という道具を使います。

見た目はメスピペットのような、目盛りつきの管をポンプの先につけて、

空気を管に通すと、目盛の色が変わって酸素濃度を示す、というものです。

これも、吸う息(そのへんの空気)と吐いた息(ビニールに集めておく)の2通りを実験して違いを見ます。

だいたい、吸う息で21%、吐く息で17%くらいになります。

 

二酸化炭素用の検知管もあります。

こちらの方は、吸う息で0.03%以下、吐いた息で4%程度になります。

酸素が二酸化炭素になるわけですから、足すとどちらも約21%。

残りの79%は窒素、というわけです。

 

ここまでの「落とし穴」は、

・理科室の石灰水はもとから濁っていることがある→ろ過すればいいんですけど。

・空気検知管用のポンプの台数が限られている→石灰水実験が先になった班は、ビニール袋がびしょびしょになる

・酸素用の検知管は高いのでクラス代表で1回しか実験できない

・酸素用の検知管はとても熱くなるので、ビニール袋の口を手で押さえているとやけどする

などがあるそうです。

 

体の中で、酸素と二酸化炭素が交換されることを実感したところで、

その仕組み(肺の構造)について、教科書やDVDで学びます。

で、次に「食べ物と水」の実験へ・・・。

 

食べ物が消化される仕組みのなかで、一番実験しやすいもの、ということで定番なのが、

「ご飯粒を唾液と混ぜてヨウ素澱粉反応を見る」という実験です。

これ は昔から変わりません。

が、昔は口の中でご飯をもぐもぐして、ぺっと出したもので実験してましたが、

今はそれは禁止!(いじめにつながる・・・とかいろいろ理由があるようです)

 

で、どうするかというと、ご飯粒をスライドグラスの上でつぶして広げておき、

そこに唾液をたらして混ぜます。

というと簡単そうですが、「唾液をたらす」というのが難しい・・・。

まず、女子は気持ち悪がってやりたがらず、多くの場合じゃんけんで負けた男子が担当することに。

でも、プレッシャーを感じて出るものも出なくなり、しまいに泣き出す子もいるとか・・・。

聴いてるだけで切ないですねえ。

(かといって、先生のをあげようか?と申し出ても、なかなか受け入れてもらえないそうで、

難しい年頃の6年生です)

 

ご飯と唾液を混ぜたら、(ラボなら37℃のインキュベータに放り込むところですが、ないので)

「プリンカップ」(透明のプラスチックのもの)に45℃くらいのお湯を入れ、スライドグラスを上に置きます。

スライドグラスは、唾液ありとなしの2枚なので、ちょうどプリンカップに蓋ができる状態になります。

 

5分~10分置いたら、ヨウ素溶液をたらして色の変化を見ます。

ご飯粒だけの方は青紫色になります。

唾液と混ぜた方は、やはり青紫色がちになるのですが、

澱粉が分解して黄色のままになっている部分があれば成功とします。

 

うまく差を出すためのポイントは、

・泡立ってない唾液(!)を使うこと

・できるだけ早く唾液を混ぜる→反応時間を確保する

・ご飯粒は2分の1粒程度をちゃんとつぶす(つぶれていないところは青紫のままになる)

 

ちなみに、プリンカップは大きさが絶妙で、

ビーカーを使うとスライドグラス2枚では蓋ができず、

またスライドグラスが中に落ちやすいのでダメだそうです。

 

この実験の落とし穴としては、唾液が出ないほかに、

・先生がご飯粒の用意を忘れる(こういうときに限って給食がパン)

がありがち。

でも、ベテラン支援員さんには想定内。ちゃんと持参しておくので大丈夫です。

 

最後の「血液」については、生きたメダカのしっぽを顕微鏡で観察して血液の流れを見ますが、

DVDで代用のことが多いようです。

ちなみに、リーゾで飼っていた「透明金魚」が小学校の授業に登場し、大人気を博したのもこの単元の時間でした。

 

ご飯をよくかむと甘く感じる、と言うのは今はわかりますが、

子供の頃は甘く感じる前に消滅して(飲み込んで)しまってぜんぜん分からなかった記憶があります。

 

唾液の実験を「きもい!」と言ってしまう子供、

そう言われて唾液を出せず泣いてしまう子供。

どちらも気持ちはわかるけど、理系(生物系)の大人には切ない話ですね・・・。

唾液自体は極めて清潔で、かつ重要なものです(出なくなったらそれこそ大変!)。

生物系のプロたるもの、そのあたりをきちんと伝えなくちゃなあ、と感じました。

 

上記記事中でご紹介した「透明金魚くん、小学校へ」のブログ記事はこちらです

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-60b8.html

(現在は、透明金魚の貸し出しは行っていません)

 

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 


2013年11月14日 (木)

ドライイースト(酵母)からのDNA抽出

先日、お客様から、『ドライイースト』からのDNA抽出のご依頼を受けました。

 

でも、普通のプロトコルでやるのはちょっと悔しい・・・。

リーゾの「すいすいシリーズ」をベースにして、簡単に取れないだろうか?

 

というわけで、試してみたところ、

加工食品用「DNAすいすい-PF」と、

細胞壁分解酵素「Zymolyase(ザイモリアーゼ)」の組み合わせで、

酵母のゲノムDNAが簡単に取れることがわかりました。

以下、ご報告です!

 

まず、ドライイースト数粒(5mgくらい)をチューブに取り、

720μlのDNAすいすい-PFで懸濁します。

Photo

次に、Zymolyaseを加えます。

購入したのは粉末だったので、50mgを滅菌水1mlに溶解し(冷凍保存)、これを80μl加えて混ぜました。

Photo_2

この状態で、37℃のインキュベータに入れます。

時間は長いほどいいわけですが、とりあえず30分で。

Photo_3

30分後の状態です。

・・・振っちゃったのであまり変わってないように見えますが、

振る前は(溶菌状態特有の)ねばーっとした浮遊物が見えてました。

 

あとは、フェノクロで除タンパク処理をして、イソプロパノール沈殿します。

このへんは、通常の「すいすいシリーズ」と同じです。

Photo_5


沈殿が見えてます。

RNase処理をしていないので、かなり大きめです。

 

100μlの水に溶解して、5μlを電気泳動してみました。

Photo_7

 

取れてました~。

下の方に見えるのは、分解しかけのRNAです。

波形も確認。

Photo_8

 

このやり方で、1回に取れた量(RNAを含む計算値)は、約40μgでした。

酵素処理の時間を長くすると、もっとたくさん取れるようです。

(ためしに3日間置いたときには、350μgほど取れました)

 

コストを計算してみました。

DNAすいすい-PF  1本20,000円で125回

 ⇒160円/回

Zymolyase(ナカライ) 1グラム10,000円で250回

 ⇒40円/回

合計 200円/回。

あとは、フェノクロやイソプロ、エタノールなどが要ります。

安いかどうかよくわかりませんが、

とりあえず、「簡単で早い」=すいすいには当てはまりそうです。

 

酵母ゲノム・プラスミド抽出には市販のキットがすでにたくさんありますが、

ご参考になればと思い、ご紹介しました!

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年11月 7日 (木)

すいすい通信vol.31 2013年10月号

リーゾの研究者向けメールマガジン「すいすい通信」のバックナンバーです。

(最新号を配信後、前回号をバックナンバーとしてアップしております

   ☆  すいすい通信  ☆ vol.31 2013年10月2日配信 

澄み切った空とさわやかな日差し、涼しい夜。思い切り活動してぐっすり眠れ
る、気持ちよい季節になりました。グルメに読書に旅行にスポーツ、夏の疲れ
を癒しつつ、体力気力を充実させて、年度後半もますます元気にご活躍くださ
い。

それでは、「すいすい通信」、10月号を張り切ってお届けします!

_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_ /_/_/

 ・特集・・・・・・・・・・・・・・・・・・『英文校閲』の上手な利用法
 ・コーヒーブレイク・・・・・・・・・・自家製プロバイオヨーグルト再び
 ・りかじっけんレポート・・・・・・・・・・5年「もののとけ方」(前編)
 ・リーゾからのお知らせ
 ・編集後記 

■ 特 集  ━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『英文校閲』の上手な利用法

リーゾのお客様は研究者の方が多いので、皆さん研究の仕事の節目節目には、
英語で論文を書いて学術雑誌に投稿されています。

慣れた方なら、自分でほとんど完成させて、ネイティブチェックだけ依頼して
仕上げて投稿、という場合もありますが、なかなかその域に達するのは難しい
もの。
「ある程度」の完成度のものを作って、英文校閲の人とやり取りしながら、完
成度を高めていく・・・というやり方が、現実的なのではないでしょうか?
  
今回の特集では、研究論文専門の翻訳・校閲を扱うプロに、最小限の労力とコ
ストで、高品質の論文を仕上げるための、英文校閲の上手な利用の仕方を聞い
てきました。

伺ったのは、つくば市のお隣・牛久市の研究専門翻訳会社「ワールド翻訳サー
ビス」代表の柳澤さん。女性経営者ならではの「おもてなし」精神あふれる雰
囲気の会社です。

インタビューの中身をかいつまんでご紹介しますと・・・
 
・英文校閲を依頼する会社の上手な選び方は?

⇒やはり実績を確認するのが大事! 実績を確認する手段としていちばん確実
なのは、「クチコミ」。また、電話をして納得のいく回答が得られるかどうか
を確かめるも良い方法です。

・納期をせかすと雑になったりします?

⇒基本的には大丈夫だが、マンパワーの仕事なのであまりに無茶な納期だとチ
ェックが十分にできない可能性あり。
(機械翻訳を併用している会社は速いことがある)

・「ネイティブ」って信用できるのか?

⇒格安の翻訳会社だと、英語が公用語のひとつになっている国の出身というだ
けでネイティブとしているところがあったり、アメリカ人やイギリス人でも、
主婦や学生がやっていたりする(論文レベルの英語には力不足)場合があるの
で注意。

・・・・とすると料金が高いところが安心なんでしょうか?

⇒とも一概には言えない。品質重視なのか、価格や納期を重視するのか。原稿
の用途次第で検討すべき。

・どうしても訳せない日本語が残っていたらダメ?

⇒大丈夫です。残っている日本語の部分は「翻訳」で対応します(対応しない
会社もあります)。

・あまりに幼稚な英語を見てもらうのは恥ずかしいこと?

⇒そんなことはありません! ネイティブはシンプルな英語表現が好きです。
意味さえ通じれば、あとは校閲でブラッシュアップします。

などなど、「英語で論文を書くのが苦手な研究者」を代表して、聞きにくい
ことをどんどん聞いてしまいました。
このほか、

・校閲者に伝えるべきことは?
・投稿先が決まっていない場合の体裁は?
・校閲後の質問や追加依頼はどこまでタダ?
・できるだけ安く、クオリティの高い論文に近づけるためのお勧めワザは?
・その他、「こうするといいですよ」というお勧めのやり方があれば・・・。

もお聞きしました。
それぞれ、とても率直かつ丁寧に、お答えいただいてます。

「ちょっと辛口になりすぎたかもしれない・・・研究者さんが気を悪くされた
らどうしよう?」と心配されていましたが、本音だからこそ役に立つ情報とい
うものです。
今回のインタビューで、「校閲者をもっと頼りにしていいんだ」ということが
わかり、次は結構いいものが書けそうな気がしてわくわくします(英語論文を
書く機会自体、もうあまりなさそうではありますが・・・)。

インタビューの詳細は、ブログ記事3回分にまとめました。

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-d60c.html
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-4baa.html
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-56c0.html

今回、研究者の身になって商売度外視でアドバイスをいただいた、「ワールド
翻訳サービス」さんでは、設立10周年を記念した小冊子「英語で論文を書くヒ
ント!『日本人が間違えやすい37のポイント』」を無料で配布しているそうで
す。
中身は英語ですが、日本語の導入がついていて読みやすく、これから論文を書
く、あるいは書いている方にお勧めです。

プレゼントのお申し込みはこちらのサイトからどうぞ。

http://www.ronbunwriting.com/booklet.html

■ コ ー ヒ ー ブ レ イ ク ━━━━━━・・・・・‥‥‥………

自家製プロバイオヨーグルト再び

免疫力を高めたり、ピロリ菌を退治したり、いろいろな機能をもつ「プロバイ
オティクスヨーグルト」がお店に並んでいます。
これらのヨーグルト、実は自分でたくさん作れるって知ってますか?
1年ほど前に、このコーナーで一度ご紹介したのですが、その後またノウハウ
を少し蓄積しましたので、改めてご紹介します。

自家製のプロバイオヨーグルト、作り方のポイントのひとつは、「醗酵温度」。
乳酸菌の種類によって、最適な醗酵温度が微妙に違います。同じ菌でも、温度
を変えて醗酵させると、味がぜんぜん変わってきます。

最適な温度を調べるいちばん確実な方法は、意外かもしれませんが、特許庁電
子図書館の検索です。出願人(乳業会社の名前)+乳酸菌で検索して、それらし
き出願を探し、その「実施例」のところを丹念に見ていくと、実際の醗酵温度
を知ることができます。

もちろん、期待される機能が記載されているところもチェックして、目的の菌
かどうかも確認しておきます。

これで見ると、例えば赤いパッケージで、インフルエンザ予防効果ありと噂さ
れる某ヨーグルトの乳酸菌の醗酵温度は「43℃」がベストとわかります。
同様に、醗酵時間の目安も知ることができますが、時間に関しては、種菌の量
や機器によっても違ってくるので、作りながら調整するのが良いようです。

具体的な作り方は、
(1)ヨーグルト作成容器を滅菌する(少量の水を入れて電子レンジで加熱)
(2)滅菌した容器に牛乳1Lに種菌と、好みで砂糖を加えて混ぜる
(3)ヨーグルトーメーカーにセットして醗酵させる
(4)醗酵後、冷蔵庫で一晩冷やす
以上です。
種菌は、ドリンクタイプのものを大さじ1~2杯加えれば十分です(出来上が
るヨーグルトはハードタイプ)。砂糖はなしでもいいですが、大さじ3杯程度
加えると、市販品の味に近くなります。

出来上がったヨーグルトは、よくかき混ぜてそのまま食べるほか、ドライフル
ーツを数時間漬け込むのもお勧めです。ドライフルーツはやわらかく、ヨーグ
ルトは濃厚になり、どちらもおいしくなります。

注意する点としては、前回も書いたように「低温殺菌牛乳」を使わないこと!
低温殺菌だと、いくら時間をかけても固まってきません・・・。
また、ヨーグルトメーカーによっては、43℃の設定ができない場合もありま
す。この場合、ヨーグルトにならないわけではありませんが、目的以外の菌が
優勢にならないよう、準備段階でのコンタミには十分注意してください。

一定の期間、相当の量を食べ続けないと効果がでないプロバイオティクス。本
気で取り組むなら自作がお勧めです。

蛇足ながら・・・
コンタミ防止と乳業会社さんへの敬意を込めて、種菌は植え継ぎせず、毎回購
入されることを推奨します!
  

■ り か じ っ け ん レ ポ ー ト ━━━━・・・・・‥‥‥…

5年「もののとけ方」前編

小学校の理科実験に詳しいリーゾスタッフに聞くシリーズ、今回は、5年生の
冬に習う「もののとけ方」の実験の「前編」です。

「ものがとける」とは、もちろん「水にとける」という意味です。
水に入れたものが溶けて、透明になったら、それは「水よう液」。
色がついていても、透明ならば、やはり「水よう液」です。
(注:5年生は「溶」という漢字が未修ですが、以下「溶ける」は漢字表記と
いたします)

ここで「水よう液は、どれでしょう?」クイズ!
ペットボトルに水と、「ケチャップ」「マヨネーズ」「納豆(!)」、「イン
ク」、「絵の具」などをそれぞれ入れて、振り混ぜます。
水よう液の条件は、「均一」かつ「透明」。この条件に合うものを、探します。
(絵の具は均一だけど透明にはならないので、水よう液ではないんですね)

ものが水に溶ける様子を観察できる、簡単な実験があります。
不織布のお茶パックに、食塩や砂糖を入れ、割り箸で挟みます。
トールビーカーに水を入れて、割り箸をビーカーに渡すようにして、お茶パッ
クを水に浸します。
すると、お茶パックから水の中へ、もやもやと波打つように何かが溶けながら
沈んでいく様子が見られます(『シュリーレン現象』)。

肉眼でもかなりきれいに観察できるので、子供たちから「おおー!」と声があ
がるそうです。
「ものが水に溶ける」が実感できて、つかみはばっちり!

水にものが溶けて透明になることはわかりましたが・・・
じゃあ、溶けたものはどこに行ってしまったのでしょうか?
なくなってしまったんでしょうか?・・・まさか!
 
「じゃあ、溶ける前と後で、重さがどうなるか、確かめてみましょう」
というわけで、次の実験です。
  
電子天秤の上に、ビーカーに入れた水、薬包紙にのせた食塩を載せて、重さを
量ります。
次に、食塩をビーカーの中に入れて完全に溶かしたあとで、もう一度、重さを
量ります。
電子天秤は数が足りないので、上皿天秤を使う班もあります。
が、これがまた大変・・・(後述)。

お分かりの通り、この実験では、「変わらない」が正解なので、
なんとかがんばって、「変わらない」という結論に持って行くようにします。

ここまで来たら、次なる疑問は、「水にはものが限りなく溶けるのか?」
まさか!・・・でも、確かめてみなくっちゃ。
というわけで、次の実験です。

まず、メスシリンダー(初登場!)で、50mlの水を正確に量ります。
48mlまで入れて、そのあとは「スポイト」で合わせていくんだそうです。
もちろん、目盛りを「真横から見ながら」です。真剣そのものです。
量り取れたら、乾いたビーカーに移します。
一方で、食塩5gを量りとります。

食塩5gを50mlの水に入れてガラス棒でかき混ぜると・・・溶けました!
表の「1回目」にマルをつけて、次の5gを量りとって同様に溶かします。
溶けたらマルをして、3回目、4回目に進みます。
食塩の溶解度は50mlの水に18g程度なので、4回目で溶けなくなります。
「溶ける量には限りがあった!」という結論に導きます。

他のものだとどうだろう?
・・・ということで、登場するのは、なぜか砂糖ではなく「ホウ酸」。
同じように実験してみると、ホウ酸は、1回目ですでに溶け残ります。
「溶ける量は、ものによって違う!」ことがわかります。

じゃあ、もっと溶かすにはどうしたらいい?と聞いて、
「温めると溶けるんじゃないか?」
「水を増やせば溶けるんじゃないか?」
という意見が出たところで、次の実験ですが、長さの都合で続きは次号へ。

さて、恒例の「落とし穴」ですが、
・溶かした後、薬包紙を載せ忘れて「軽くなった!」と結論する子が出る。
・学校の上皿天秤は狂っていてなかなか水平になってくれない。
・重い分銅はピンセットで持てなくて落としたり、指でつまんだりする。
・微量調整用のペラペラした分銅を飛ばしてしまう子が出る。
・その結果、分銅セットがすべてそろっていることが稀。
・「重いほうから載せて軽いものに変えていく」というのがなかなか理解でき
ない。
・右利きは右の皿、左利きは左の皿に分銅を載せないと、やりにくい。
・メスシリンダーに食塩をぶちこむ子が出る。
・こぼれた食塩をなめちゃう。
・ホウ酸は薬品だからなめない!と言ってもなめちゃう子が出る。

上皿天秤を使って実験させるのは、いろいろたいへんそうです。
理科室にあるものは、基本的に口に入れない方がいいと思いますけど・・・。
高学年とはいえ、まだまだかわいいですね。

次回は、後編をお送りします。
水にものをもっと溶かすにはどうしたらいいか?
そして、溶かしたものを取り出すことはできるのか?
お楽しみに。

ほとんど同じ内容ですが、図解&写真入りのブログ記事がこちらにあります。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-1074.html

■ リ ー ゾ か ら の お し ら せ ━━━・・・・・‥‥‥………

○農研機構異分野融合・テクノコロキウムに出展します

10月30日(水)10時30分~16時30分、農林水産技術会議事務局筑
波事務所にて開催される表記展示会に、今年も出展いたします。

今年のテーマは「女性の活躍で6次産業化の推進を!」ということで、食品関
係の出展も多いようです。
リーゾは、試薬や交配袋、受託サービスに加えて、コシヒカリつくば黒1号を
展示します。生協にて、玄米と「小冊子」の展示販売も予定しています。
お近くの研究者さん、実験補助者さん、ぜひお立ち寄りください。

※午後の講演会では、「女性が起業するメリット・デメリット」というお題に
てリーゾ代表・門奈が講演をいたします。
研究者からの起業体験秘話(悲話?)を楽しく語ります。こちらもよろしくお
願いします!

○実験補助セミナー

9月18日(水)10時半~、つくば市二の宮1丁目「ワンコイン寺子屋」に
て、「微量の液体の取り扱い方」実習を行い、2名の方が参加されました。

次回は10月16日(水)の同じ時間、同じ場所で、「水溶液の調製と秤量」
実習を行います。

実験補助者の採用をご検討の際は、求職中の受講生に応募を呼びかけますので、
採用情報をぜひお知らせください。

セミナーの詳細はリーゾのHPをご覧ください。
http://rizo.co.jp/

○「主婦力が活きる仕事~私にもできる実験補助~ バーチャルセミナー」
小冊子販売中

4ヶ月に1度のガイダンスセミナーを聞き逃した方、遠方で参加できない方、
一度聞いたけど復習したい方向けに、90分のガイダンスセミナーを文章化し
た小冊子を作りました。
実験補助ってどんな仕事?私にもできる?の疑問を解決します。
セミナーの雰囲気がわかる写真、就職に役立つ情報も掲載しています。

アマゾンでの販売ページはこちらです。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00EEUMOQK

○「女性のための創業支援セミナー」で創業体験を発表します
 
10月12日(土)10時~12時、茨城県女性プラザ男女共同参画支援室
(いばらき就職・生活総合支援センター3階、水戸市三の丸1-7-41)に
て、表記セミナー(全3回中の2回目)が開催されます。

「創業体験者から聞く創業成功のポイント」と題し、もうひとりの女性経営者
((有)ピュアメイト・土屋恵子さん)とともに、講師の宮田貞夫先生の質問
に答える形で創業体験をお話しいたします。

http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/bugai/josei/danjo/pdf/sougyou3.pdf
(ご案内チラシと申込書のPDFが開きます)

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○先日、市内の中高一貫校の3,4年生を対象に、いろいろな職業の人が仕事
を語るセミナーがあり、講師として協力させていただく機会を得ました。妙な
仕事だけど、なんか楽しそうにやってる人だな、大人ってたいへんそうだけど
面白そうだな、と感じてもらえればうれしいです。他の講師の皆さんのお話も
面白そうだったのに、聞けなかったのが心残りです。

「マイフューチャーセミナー」、ブログでのご報告記事はこちらです。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-441a.html

○農研機構異分野融合テクノコロキウム、リーゾは3回目の出展(皆勤賞?)
です。今回は、特集にご協力いただいたワールド翻訳サービスさんも出展され
るんですが、なんとくじびきでリーゾのお隣のブースになりました。
小冊子はこちらでも無料配布するそうですので、リーゾのブース(負けずにご
利益のありそうなプチプレゼントをご用意!)と合わせて、ぜひお立ち寄りく
ださい。

○コシヒカリつくば黒1号を無農薬栽培中の田んぼの「除草」に、計4回、通
いました。9月半ばの夏日、全身汗びっしょりの重労働でした。
普段、パソコン作業の多い仕事なので、田んぼの作業は楽しいです(もちろん
たまにだから、だとは思いますが・・・)。

○最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも、リーゾと
すいすい通信を、よろしくお願いいたします。
                               (も)

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

すいすい通信は、「株式会社リーゾ」のお客様、および関係者の皆様にお送り
しています。この号は345名様に配信しました。
お知り合いで、「すいすい通信」の配信を承認していただける方がいらっしゃ
いましたら、ぜひご紹介くださいますよう、お願いいたします。

----------------------------------------------------------------------

【すいすい通信】

発 行 日:月1回・第1水曜日(予定)
発行開始日:2011年4月7日

ご意見ご感想、および本メールマガジンの解除はこちらまで
info*rizo.co.jp

【発行元】

株式会社リーゾ
〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-9-2-B201
TEL:029-852-9351 FAX:020-4623-5611
MAIL:info*rizo.co.jp
HP:http://www.rizo.co.jp/

※本メールは「MSゴシック」などの等幅フォントで最適に表示されます。

======================================================================
Copyright(C) Rizo Inc. All rights reserved.

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

« 2013年10月 | トップページ | 2013年12月 »