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2013年9月の10件の投稿

2013年9月30日 (月)

英文校閲の上手な利用法③

研究論文専門の翻訳・校閲を扱うプロに、

最小限の労力とコストで、高品質の論文を仕上げるための、

英文校閲の上手な利用の仕方をインタビューしました。

その③です。

答えてくださるのは、研究専門翻訳会社「ワールド翻訳サービス」代表の柳澤奈津子さんです。

 

では、インタビューの続きです!

Q:総じて、できるだけ安く、クオリティの高い論文に近づけるためのお勧めワザは?

A:「英作文」ではなく「英借文」を心がけるとよいと聞きます。

同じ研究分野の論文からご自分の書きたい内容と似た構文の英文を探し、単語等をアレンジし て使うそうです。

(もちろん、文章の構文を「お借り」する、という意味であって、内容を「お借り」してしまうのは問題です。。。)

あとは、準備をしっかり行うことだと思います。

お忙しい方がほとんどだと思いますので、なかなか難しいとは思いますが、

論旨がしっかりしていて、時間をか けて準備した論文はやはり高品質になります。

英文の質がイマイチで論旨がよく呑み込めないと、いくらネイティブの優秀な校閲者でも、表現のブラッシュアッ プまで対応しきれません。

また、納品後の校閲者とのやり取りを通して、あいまいな文章や、わかりにくい英文をきれいに仕上げることを目指していただきたい ので、

納品日から最終的な(投稿等の)提出日の日程も、できれば数日間余裕をみていただけるとよいかと思います。

Q:「英借文」「準備」「ゆとり」がポイントのようですね・・・。その他、「こうするといいですよ」というお勧めのやり方があれば教えてください。

A:そうですね、あとは、実際に校閲する方がどんな方なのかを教えていただくと安心だと思います。

ポイントとしては、その分野の校閲実績があるかどうか、 日本人の書く英文になれているかどうか、

校閲者としてのキャリアがどのくらいなのか、質問には親身に対応してくれる方なのかどうか、というところが事前に わかれば安心ですよね。

また、私たち日本人でも、ひとりひとり日本語の文章の書き方が異なるように、

ネイティブの英文の書き方も校閲者によって異なります。

ご自分の好きなタイプ の英文かどうかを事前に確かめておくと安心です。

もし、依頼してみたいな、と思った会社を見つけたら、お知り合いでその会社に依頼した人がいるかどうか聞 いてみて、

もし、依頼したひとが見つかったら、そのときの校閲原稿を見せてもらうといいと思います。

やはり、大事な研究成果を発表するための英語の論文ですから、慎重に選んでいただく必要があると思います。

調達部門を通すと、競争見積もりで希望する会社に依頼ができない場合も多々あるかと思いますが、

本当 は、専門分野や英文のスタイル、アフターサービス等を総合的に判断し、

バランスのとれた会社と安心して取引できるのが理想だと思います。

 

 

Q:では最後に。柳澤さんの仕事は、研究者と校閲者・翻訳者の橋渡しのようなものですが、お仕事をしていてうれしいときってどんなときですか?

A:弊社のお客様のなかには、たまに英文校閲を納品した後、校閲者向けに丁寧にお礼のお手紙を英語で書いてくださる方もいます。

また、投稿先のレビュー アーがあるお客様の論文の英語がすばらしい、とほめてくださったとき、

そのお客様はレビューアーへの回答に「校閲者の○○氏が英語をブラッシュアップして くれたおかげなんですよ」と書いてくださったことがありました。

そのときは本当にうれしかったです。担当した校閲者も非常に喜んでいました。

私たちが英文 校閲を通してサポートさせていただけるのは、本当にささやかなものでしかないと思いますが、

単なる「業者とのやり取り」というお付き合いではなく、やはり 人と人とのつながりを感じます。


 

最後のお答えは、ものすごく共感できました。

(リーゾのお客様も、素敵な方ばかりなので・・・)

柳澤さんは、「ちょっと辛口すぎて研究者さんが気を悪くされるのではないか?」と心配されてましたが、

すいません!そのまま載せてしまいました。

少しでも論文のクオリティを高めて、投稿先のレビューをクリアさせたい、という思いは、校閲者も同じはず。

研究者の皆さんへの「がんばって!」というエールが込められた、愛情深いお答えだと思っています。

柳澤さん、ありがとうございました!

 

 

今回、研究者の身になって商売度外視(?)でアドバイスをいただいた、「ワールド翻訳サービス」さんでは、

設立10周年を記念した小冊子

「英語で論文を書くヒン ト!『日本人が間違えやすい37のポイント』」

を無料で配布しているそうです。私もさっそく1冊いただきました。

中身は英語ですが、日本語の導入がついていて読みやすく、

これから論文を書く学生さん、あるいは書いている研究者さんにお勧めです。

(研究論文の英文翻訳や校閲者を目指したい方にも、すごく勉強になると思います)

Pict2188

秋らしい表紙の、素敵な小冊子です♪

ご興味のある方はこちらのサイトからどうぞ。

http://www.ronbunwriting.com/booklet.html

 

リーゾのHPはこちらです

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 

2013年9月29日 (日)

英文校閲の上手な利用法②

研究論文専門の翻訳・校閲を扱うプロに、

最小限の労力とコストで、高品質の論文を仕上げるための、

英文校閲の上手な利用の仕方をインタビューしました。

その②です。

答えてくださるのは、研究専門翻訳会社「ワールド翻訳サービス」代表の柳澤奈津子さんです。

 

では、インタビューの続きです!

 

Q:依頼する論文原稿の中身にどうしても訳せない日本語が残ってるとダメでしょうか?

A:弊社の場合はOKです。

その部分は翻訳してほしい旨をお問い合わせの段階でお知らせいただければ助かります。

が、対応していない会社もありますので、確認が必要です。

 

 

Q:投稿先の雑誌が決まってない場合、段落わけや引用文献などの体裁はどうしたらいいですか?

A:投稿先が決まっていない場合の体裁は、一般的なルールにのっとり、

レイアウト等はシンプルな状態でお送りいただくとよいと思います。

というのは、校閲者か らの修正や納品後のやり取りが終了してから、

投稿先の雑誌の体裁に合わせていただく方が二度手間にならず、

効率がよいからです。

 

Q:依頼時に、校閲者に伝えるべきポイントは?

校閲者には、投稿先が決まっている場合には知らせておくとよいです。

また、校閲作業の対象範囲も明確に指示していただくと助かります。

通常とは違うことを 期待する場合には、どのようなことをお願いしたいのかを明確にしておくと、

ミスコミュニケーションを防ぐことができます。

 

Q:あまりに稚拙な英文を見ていただくのは恥ずかしいんですが・・・。

A:まったく恥ではありません!

ネイティブに意味さえ通じれば、稚拙な表現だとかスマートじゃないなどと悩む必要はまったくありません。

意外とネイティブ は「シンプル」な英文が好きです。

ネイティブに意味さえ通じれば、あとはネイティブがブラッシュアップしてくれます。

また、英語で論文を書くのは時間がかかりすぎてしまうこともあると思います。

そのような場合には、ぜひ、翻訳も検討してください。

弊社のお客様には、専門用語やフレーズ等のご自身で簡単にわかる部分だけ英語にして、

「あとは英訳よろしく~」という方もいらっしゃいます。

英訳を外注に出すことで、研究にあてるべき貴重な時間を、有効に活用できますので、

それもひとつの選択肢だと思います。

 

 

Q:校閲が戻ってきてからの質問、追加依頼などはどこまでタダで頼めるもの?

A:最近、校閲納品後の質問に無償で対応している会社は増えてきました。

弊社も創業時から無償で対応させていただいておりますが、

追加の依頼はほとんどの会社で別途費用が必要になるかと思います。

弊社の場合、ワードのコメント機能等を使って、コーディネーターを間に、

お客様と校閲者で3往復程度やり取りがあるのがふつうです。

 

なるほど〜。

難しいところはシンプルな英文にして、かっこ良くするところはお任せ、という姿勢でいいんですね。

どうしても英訳できない部分は、あきらめて削ってしまってましたが、

日本語のままお願いすることも(業者によっては)可能とは知りませんでした。

 

続いて、

「少しでもクオリティの高い論文に仕上げるためのアドバイス」

を聞いてみたいと思います。

(続きは③へ。)

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

2013年9月28日 (土)

英文校閲の上手な利用法①

リーゾのお客様は研究者の方が多いので、

皆さん研究の仕事の節目節目には、

英語で論文を書いて学術雑誌に投稿されています。

慣れた方なら、自分でほとんど完成させて、ネイティブチェックだけ依頼して仕上げて投稿、

という場合もありますが、なかなかその域に達するのは難しいもの。

「ある程度」の完成度のものを作って、英文校閲の人とやり取りしながら、

完成度を高めていく・・・というやり方が、現実的なのではないでしょうか?

 

そこで、研究論文専門の翻訳・校閲を扱うプロに、

最小限の労力とコストで、高品質の論文を仕上げるための、

英文校閲の上手な利用の仕方を聞いてきました。

 

お話を伺ったのは、牛久市の研究専門翻訳会社「ワールド翻訳サービス」さんです。

こちらが代表の柳澤奈津子さん。

2

さわやかな笑顔です!

 

翻訳会社というのは、そこで翻訳や校閲をしているわけではなくて、

研究者さんに依頼された仕事を、最適な登録翻訳者さんに割り振って、

出来上がった原稿をチェックして研究者さんに納品しているんですね。

きめ細かい対応と調整が求められ、一日中パソコンに向かう厳しい仕事ながら、

スタッフ(コーディネータ)の皆さんはにこやかで感じのいい方ばかり・・・。

女性経営者ならではの「おもてなし」精神あふれる雰囲気の会社です。

 

では、さっそくインタビューです。

実は柳澤さんはお友達でもありますが、今日は友達であることは忘れて、

英語の論文を書くのに自信がない研究者(・・・私です)の立場で、

本音の質問をぶつけたいと思います!

 

まずは、『翻訳や校閲を依頼する会社の上手な選び方』を聞いてみました。

Q:英文校閲会社はいっぱいありますが、どこを見て選ぶのがいいんでしょうか?

A:発注先の会社を選ぶ際には、やはり実績を確認するのがよいと思います。

とはいえ、公的な研究機関は最近、競争見積もりが多いため、品質を重視する会社ではなく価格勝負の格安の会社が実績を伸ばしている傾向にあります。

そのため、実績が多いからと無条件に信頼するのはおすすめできません。

一番よいのは、 やはり口コミです。

ご友人や同僚の方が満足しているサービスを提供しているところは堅実な仕事をしてくれるはずです。

 

Q:ここはと思ったところがあったとして、直接問い合わせるとしたら何を聞くべき?

A:納品後の対応はどの程度まで面倒をみてくれるのか、ということも確認したほうがよいでしょう。

会社によっては、納品後1週間や2週間以内しか質問の対応はしない、というところもありますし、

質問はすべて有料、というところもあります。

アフターサービスも重要なポイントですので、しっかり納得したうえで発注 するのがよいと思います。

また、電話で問い合わせるなら、窓口となるコーディネーター(もしくは営業担当)の対応の良し悪しも確認できます。

一度だけの取引ではなく、末永く安心し て取引ができる会社をお探しの場合には、

担当者の対応をみて、気持ちよく取引できそうかどうかもチェックポイントになります。

 

Q:再投稿とかで期限があったりして、すごく急ぐ時があるんですが、納期をせかすお客さんの校閲は、雑になったりします?

A:納期に関しては、やはり100%マンパワーの作業ですので、

無茶な納期の場合は、納品前の品質管理が適正に行うことができないこともあります。

それが原因で、ミスが見落とされる可能性は、

適正な作業期間を与えられた場合よりも、当然あがってしまいます。

また、納期の早さに関連してもうひとつ注意すべき点は、

1日あたりの作業可能なボリュームが非常に大きく設定されている会社です。

そうしたところは、 100%マンパワーではなく、多くの場合、

翻訳支援ツール等のアプリケーションが介在しているため、

品質よりも「効率のよさ」を最優先している可能性が高いと言えます。

つまり、生身の校閲者がひと つずつ文脈を読み解き、そのうえで、

「この論文の文脈ではこの表現がよい」

「この単語を採用すべき」

「スマートでシンプルな表現を提案する」

といったベストな提案する校閲が期待できないことも多いです。

 

Q:・・・校閲は、あまりせかさない方が良さそうですね。

ところで、よく見かける「ネイティブ」という言葉に、胡散臭さを感じちゃうんですが。

A:弊社にいただくご相談で、「海外の業者(格安企業)にお願いしたら、

ちゃんと見てもらえなかった」と締切間際にあわててお電話がかかってくるというパ ターンがあります。

やはり、「英語ネイティブの校閲者」が担当している、とうたっているところでも、

英語が公用語のひとつになっている国の出身者を「ネイ ティブ」とみなしている場合、

ジャーナル投稿に耐えうる英語になって戻ってくる確率は、残念ながら下がってしまうようです。

一方、事実として、「アメリカ人やイギリス人の校閲者」を起用していることを前面に出していても、

アメリカ人やイギリス人の主婦や学生をアルバイトで使用している会社もあります。

確かにネイティブではあるけれども、一定の水準の素養を備えていない場合も多く、

文法のミスすら見つかることがあります。

競争見 積もりが多くなり、価格が下落するにつれてそうした主婦や学生を、

アルバイトで起用する会社が増えています。

 

Q:やっぱり・・・。となると、やはり高いところに頼むのが安全、なんでしょうか?

A:価格と品質が比例するか、というと一概には言えませんが、

格安の場合には、少しだけ注意が必要だと思います。

 

 

Q:価格はともかくとして、他に優先すべき点はあるでしょうか?

A:これは、原稿の用途によって異なります。

たとえば、納期を優先すべき場合もあるでしょうし、品質を優先すべき場合もあるでしょう。

その原稿の用途と、 最終的にご自分が、

価格・納期・品質のなかでどこに一番重点を置くのか優先順位を明確にすると

わかりやすいと思います。

 

レベルの低い質問ばっかりですみません・・・。

「ウチを選べ!」と言いたいところをぐっとこらえての冷静なお答え、さすがです。

 

続きまして、論文の英文校閲で最大限の効果を得るために、

依頼する側ができることは何か?を聞いていきたいと思います。

続きは②へ!

 

 

ここまで読んで、「ワールド翻訳さんに問い合わせしてみよう」と思われた方は、

こちらへどうぞ(ワールド翻訳サービスさんのHPです)。

http://www.worldts.com/

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

2013年9月27日 (金)

マイフューチャーセミナー

先日、市内の某県立中高一貫校の3、4年生を対象とした職業教育授業、

「マイフューチャーセミナー」の講師を務めさせていただきました。

 

毎年、いろいろな職業の人(父兄を含む)を講師に招き、

生徒がそれぞれ希望する2名の話を聞いてもらう、という方式で行っているそうで、

今回は、私を含め12名が参加しました。

残念ながら、講師同士で交流する時間はあまりなかったのですが、

見渡したところ、ギター持参の方(ミュージシャン?)がいらしたりして、

私のほうがお話を聞きたい!と思ってしまいました。

 

いつも、講演などを行う際には、パワポを作ってプロジェクタで投影しながらお話しするんですが、

今回はあえて、「パワポなし」に挑戦してみました。

作る時間がなかった・・・ということもあるのですが、

中高生の5、6時限目ってすっごく眠いものなので、

教室を暗くして条件反射的に寝ちゃうのを防ぐため、ということもありました。

(せっかくの機会だし、私もがんばるので、ちゃんと起きて聞いてて欲しい!と思いまして。)

 

さて、私の講演のタイトルですが、かなり迷って、

「自分のものさしで生きよう~ママさん研究者の身の丈起業~」

としました。

ちなみに「自分のものさし」とは、世間体や打算を排除した、自分自身の価値観のことです。

振り返ってみると、私の職業選択のキーワードはこれだな、と思い、タイトルに採用しました。

 

お話の内容ですが、

・まずは簡単に自己紹介(本名と年齢は秘密!)

・高校から現在までの、専攻分野と職業の変遷についてざっと説明

・「公的研究機関での研究員」「民間企業での研究員」「零細ベンチャーの経営者」の

3つの仕事の中身の詳細(私の場合)

と来まして、高校時代を振り返ってみて、

・勉強をする意味と、楽しく勉強する方法(私の考え)

を紹介し、最後に、

・「研究者という仕事」「経営者という仕事」の紹介(一般論)

という感じでまとめました。

 

バブル末期に、大企業でも公務員でもなく不安定な身分の研究職を選んだ理由は、

まさに「自分のものさし」との相談でした。

仕事の中身紹介のところでは、失業をきっかけにリーゾを創業した悲話(?)も語りました。

注目の(?)「楽しく勉強する方法」は、名づけて「二重人格法」といいまして、

私が高校時代(大学受験)から現在に至るまで、実践し続けている方法です。

 

聞きたくなりました・・・?

が、詳しい中身についてはまたいつか、機会があればということで。

とりあえずは、聞きに来てくれた生徒諸君(5時限目、6時限目、それぞれ30名くらい)と、

私だけの秘密、とさせていただきます!

 

質疑応答では、

・高校時代から頭が良かったんですか? (⇒いえいえ、小心者ががんばって勉強した結果です)

・最初から農学志望でしたか? (⇒実を言えば、理Ⅱを選んだのは決断の先延ばしでした)

・部活はしてましたか? (⇒中学はまじめに水泳部。高校は演劇・山岳・茶道を楽しむ程度に)

・新しいお米ってどんなお米ですか? (⇒よくぞ聞いてくれました!)

などの質問が出ました(・・・なかなか鋭い突っ込みどころです・・・)。

 

「ママさん研究者の・・・」と銘打っていたので、

聞きにきてくれるのは理系志望の女子ばっかりかなと思ったら、

意外と男子が多くてびっくり・・・。

終了後の「謝辞」は、2回とも4年次(高1)の男の子がしてくれましたが、

ちゃんと内容をふまえた謝辞を述べてくれて、うれしかったです♪

 

反省点もひとつ。

「同じ話を2回してください」とお願いされていたにも関らず、

その場のノリで(?)、細かい部分で微妙に違う話をしてしまい、

2回とも聞いておられた担当の先生に、

「だいぶ違いましたね~」と指摘されてしまいました・・・。

(同じ話を2回するのは先生は慣れてるかもしれませんが、素人には無理というものです!!)

 

 

セミナー主催校の校長先生が、

「子供たちには、大人になるのが楽しみだと思って欲しい」

と仰ってましたが、それはほんとにその通りだと思います。

楽しそうに生きていることにかけては、ちょっと自信がありますけど、

そんな姿を感じてもらえたら何よりです。

私自身にとっても、自分を振り返るまたとない機会となり、

貴重な経験をさせていただけたことに感謝しています。

 

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年9月18日 (水)

理科実験メモ⑥もののとけ方(前編)

小学校の理科実験に詳しいリーゾスタッフに聞くシリーズ。

今回は、5年生の冬に学ぶ「もののとけ方」について聞きました。

 

「ものがとける」とは、もちろん「水に溶ける」という意味です。

食塩や砂糖、コーヒーシュガーをコップの水に加えると、とりあえず沈みます。

そのままずっと置いておいたり、スプーンでかき回したりすると、溶けます。

水に入れたものが溶けて、透明になったら、それは「水よう液」。

色がついていても、透明ならば、やはり「水よう液」です。

 

ここで「水よう液は、どれでしょう?」クイズ!

ペットボトルに水と、

「ケチャップ」、「マヨネーズ」「納豆(!)」、「インク」、「絵の具」などを入れて、振り混ぜます。

水よう液の条件は、「均一」かつ「透明」。

この条件に合うものを、探します。

(絵の具は均一だけど透明にはならないので、水よう液ではないんですね)

 

ものが水に溶ける様子を観察できる、簡単な実験があります。

不織布のお茶パックに、食塩や砂糖を入れ、割り箸で挟みます。

トールビーカーに水を入れて、割り箸をビーカーに渡すようにして、

お茶パックを水に浸します。

1

すると、お茶パックから水の中へ、

もやもやと波打つように何かが溶けながら沈んでいく様子が見られます。

2

肉眼でもかなりきれいに観察できるので、子供たちから「おおー!」と声があがるそうです。

「水に溶ける」が実感できて、つかみはばっちり!

もやもやが見えるのは、透明な水と、ものが溶けた水では屈折率が違うからです。

これを、『シュリーレン現象』といいます。

(ちなみにシュリーレンは人の名前ではなく、ドイツ語で「むら」という意味だそうですよ)

・・・もちろんこれは大人向けの説明で、子供たちには言いません。

 

水にものが溶けて透明になることはわかりましたが、

じゃあ、溶けたものはどこに行ってしまったのでしょうか?

なくなってしまったんでしょうか?・・・まさか!  

 

「じゃあ、溶ける前と後で、重さがどうなるか、確かめてみましょう」

というわけで、次の実験です。   

 

やることはとてもシンプル。

電子天秤の上に、ビーカーに入れた水、薬包紙にのせた食塩を載せて、重さを量ります。

次に、食塩をビーカーの中に入れて完全に溶かしたあとで、 もう一度、重さを量ります。

塩が水に溶けるとなくなってしまうなら、後のほうが、軽くなるはずですよね。

3

電子天秤は数が足りないので、上皿天秤を使う班もあります。

が、これがまた大変・・・(後述)。

 

すでにお分かりの通り、この実験では、「変わらない」が正解なので、

なんとかがんばって、「変わらない」という結論に持って行くようにします。

 

ここまで来たら、次なる疑問は、「水にはものが限りなく溶けるのか?」 まさか!

・・・でも、確かめてみなくっちゃ。

というわけで、次の実験です。

 

まず、メスシリンダー(初登場!)で、50mlの水を正確に量ります。

48mlまで入れて、そのあとは「スポイト」で合わせていくんだそうですよ。

もちろん、目盛りを「真横から見ながら」です。真剣そのものです。

量り取れたら、乾いたビーカーに移します。

一方で、食塩5gを量りとります。

食塩5gを50mlの水に入れてガラス棒でかき混ぜると・・・溶けました!

表の「1回目」にマルをつけて、次の5gを量りとって同様に溶かします。

溶けたらマルをして、3回目、4回目に進みます。

食塩の溶解度は50mlの水に18g程度なので、4回目で溶けなくなります。

これで、「溶ける量には限りがあった!」という結論に導きます。

 

他のものだとどうだろう? ・・・ということで、登場するのは、なぜか砂糖ではなく「ホウ酸」。

同じように実験してみると、ホウ酸は、1回目ですでに溶け残ります。

「溶ける量は、ものによって違う!」ことがわかります。

 

じゃあ、もっと溶かすにはどうしたらいい?と聞いて、

「温めると溶けるんじゃないか?」 

「水を増やせば溶けるんじゃないか?」

という意見が出たところで、次の実験ですが、長さの都合で続きは次号・・・。

 

さて、恒例の「落とし穴」ですが、

・溶かした後、薬包紙を載せ忘れて「軽くなった!」と結論する子が出る。

・学校の上皿天秤は狂っていてなかなか水平になってくれない。

・重い分銅はピンセットで持てなくて落としたり、指でつまんだりする。

・微量調整用のペラペラした分銅を飛ばしてしまう子が出る。

・その結果、分銅セットがすべてそろっていることが稀。

・「重いほうから載せて軽いものに変えていく」というのがなかなか理解できない。

・右利きは右の皿、左利きは左の皿に分銅を載せないと、やりにくい。

・メスシリンダーに食塩をぶちこむ子が出る。

・こぼれた食塩をなめちゃう。

・ホウ酸は薬品だからなめない!と言ってもなめちゃう子が出る。

 

理科室にあるものは、基本的に口に入れない方がいいと思いますけど・・・。

子供はかわいいですねえ。

 

塩とくれば砂糖、としたいところですが、

お砂糖は水に限りなく溶けてしまうのでダメなんですね。

(食べちゃう子も出そうですしね。 )

 

話を聞いてたら、「上皿天秤」が欲しくなってしまいました。

ピンセットで分銅を入れ替えながら、つりあいの取れるところを探していく・・・。

電子天秤なら一瞬だけど、たまには贅沢に時間を使った秤量もしてみたい・・・

と思うのは変でしょうか。

 

次回は、後編をお送りします。

水にものをもっと溶かすにはどうしたらいいか?

そして、溶かしたものを取り出すことはできるのか?

を確かめる実験をやります。

お楽しみに!

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 

2013年9月17日 (火)

田んぼの除草!

『コシヒカリつくば黒1号』を無農薬栽培中の、田んぼの除草に行ってきました。

先週の木曜、金曜と、2日連続です。

 

あいにく久しぶりの夏日に当たってしまいましたが、

両日とも午前中1時間集中!でがんばりました。

 

<<除草前>>

Photo

<<除草後>>

Photo_2

なんということでしょう!

・・・あまり変わったように見えないですね・・・(涙)。

 

1反ほどの田んぼの、およそ半分が終わりました。

今週も、もう少しやらないと・・・。

無農薬栽培はなかなか大変です。

でも、昨年度よりはだいぶマシです。

 

Photo_3


こんな感じで実ってます!

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 

 

2013年9月12日 (木)

寒天培地を含む糸状菌からのDNA抽出に

あるお客様から、

「寒天培地上で培養した糸状菌からのDNA抽出をしたい」

「PCR産物をEXOSAP-ITで処理後にシーケンスをしたい」

というご相談をいただきました。

 

またまた難しいお題ですが・・・。

糸状菌ならたぶん、放線菌・枯草菌・乳酸菌などを解決してきた、

DNAすいすい-Fでいけるはず・・・。

寒天が混入していても、おそらく問題にはならないのではないか?

と思い、DNAすいすい-Fの試供品をお送りしました。

(ちなみにEXOSAP-IT処理とは、PCR産物をシーケンス反応にかける前に、

余剰のプライマーとフリーのヌクレオチドを不活性化する処理です)

 

それからしばらくして、お客様からうれしいお知らせが!

 

『 DNAすいすい-Fで菌体からDNAを抽出し、

PCRをした結果、とても良い結果が得られました。

供試菌はPDA上で生育させ、

その含菌寒天を用いました。

1サンプルに100μlを使用しました。

コストパフォーマンスはとても良いと思います。

 

なお、含菌寒天はビニール袋に入れ、

金槌で軽くたたいて菌糸をつぶしたものを使用しました。

 

お使いの菌種は、

 Colletotrichum actatam

 Colletotrichum gloeosporioides 

だそうです。

 

良い結果が得られたとお聞きして、ほっとしました。

お知らせをいただき、ありがとうございました!

 

DNAすいすい-FでDNAが取れたということは、

同系列の組成を持つ「RNAすいすい-P」か、「RNAすいすい-F」で、

RNA抽出もできそうです。

 

DNAすいすい-F、偉い!

(いまだに「魚類体表粘膜用」と書いたままで、ごめんなさい・・・。)

 

なかなか使える「DNAすいすい-F」の詳細はこちらです。

http://www.rizo.co.jp/DNA-F.html

 

ほかにもいろいろな核酸抽出試薬があります。

リーゾのHPはこちらです。

http://www.rizo.co.jp/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年9月11日 (水)

KTK1収穫間近・・・?

コシヒカリつくば黒1号(KTK1)を無農薬栽培中の、

つくば市吉沼の田んぼを見に行ってきました。

130907_2

手前の、黄金色になっている部分は、実は普通のコシヒカリで、

1~2週間、早く出穂して先に実っています。

(苗が足りなかったため、全面には植えられなかったそうです。

KTK1は、約1反、10アール分、植わってます)

KTK1の方は、穂は出揃ったものの、刈り取りはもう少し先かな?

それにしても、写真だとよく見えないですが、雑草もよく茂ってます・・・。

今年は「ヒエ」が多いかな。

収穫の前に、(気持ちばかりですが)除草、がんばります。

 

 
  

実った籾をちょっと剥いてみたら・・・

Ktk1_2013
今年もしっかり、ツートーンカラーに染まってました。

(剥いてみるまでわからないので、実はドキドキしてました。)

 

今年収穫予定の玄米のうち、150kgほどは、すでに行き先が決まりました。

リーゾでもパックご飯と、玄米(1合パック)を『プチ商品化』すべく、

パッケージやリーフレットの製作を進めています。

食べる人の喜びや幸せにつながる商品に、育ってくれますように・・・。

願うのはとりあえずそれだけです。

あとは、食べた人がもし満足したなら、次につなげてくれると思っています。

(・・・あれ? リーゾの試薬や交配袋と、おんなじですね!!)

 

収穫までもう少し!

リーゾのHPはこちらです。

(そろそろKTK1のページも作らなくては・・・)

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 



2013年9月 9日 (月)

カンキツ用交配袋のご感想いただきました

カンキツ類の交配に、リーゾの交配袋をご利用いただいた、

ある研究者のお客様より、うれしいご感想をいただきました。

(匿名で、とのことで、掲載をご快諾いただけました)

以下、いただいたご感想です。

 

『今年の春にカンキツ類に交配を行い、使用した感想です。

使ってみてですが、 非常に耐久性が良く、

サイズも、想定していた通り大きすぎず小さすぎず、

使い 勝手が良かったです。

ただ、耐久性が良いこともあり、

果実が肥大しても自力で袋を破けないのでは?、

と心配になって交配袋を途中で除去しなければなりませんでした。

 

当試験場で(相当)昔に購入したはっ水性紙でできた交配袋は、

肥大が進むにつれ自然に袋が破けていましたので、

やや手間がかかるかなという感 じです。

(ブンタン類などは最終的に横径が10cm以上、大きいものでは20cm以上にもなります。)

  

来年度は果実採取時期まで袋をかぶせたままにして、

袋がどうなるかを確認してみようかと思います。 』

 

とのことでした。

まずは、使い勝手が良かったとのことで、ほっと安心です♪

サイズについては、7cm(開口)×10cm(高さ)をご指定いただいていました。

(ぽち袋のような、かわいらしい袋です)

 

カンキツの交配袋には、「果実の肥大で自然に破ける」というスペックが必要なんですね。

ほんとうに、いろいろなニーズがあるもので、日々勉強になります。

このようなお題をいただくと、どうやったらできるかな?と思わず考えてしまいます。   

 

リーゾの交配袋の不織布はかなり丈夫なのですが、

シーラーで接着した部分は比較的弱く、

指の力程度でも(ちょっとがんばれば)ピリピリ開くことができます。

なので、もしかしたら果実の肥大の力でも、

(破けはしないけど)開いてくれるのではないか・・・?

と、淡い期待をしています。

 

来年度、お客様の方で試してくださるとのことなので、

その結果を楽しみに待ちつつ、改良点があれば加えていきたいと思っています。

 

ご感想、ありがとうございました!

 

リーゾの交配袋の販売ページはこちらです。

http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html

(ご注文受付、再開しております!)

 

 

 

2013年9月 4日 (水)

すいすい通信 vol.29 2013年8月号

リーゾの研究者向けメールマガジン「すいすい通信」のバックナンバーです。

(最新号を配信後、前回号をバックナンバーとしてアップしております)

 ☆  すいすい通信  ☆ vol.29  2013年8月7日配信

猛暑かと思えば涼しい夜、ゲリラ豪雨のわりに各地で水不足と、なんだか妙な
夏ですが・・・皆様いかがお過ごしでしょうか。
お盆休み目前で、旅行の準備にお忙しい方も多いかと思います。
体調管理に気をつけて、残りの夏を有意義にお過ごしください。

それでは、「すいすい通信」、8月号を張り切ってお届けします!

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 ・特集・・・・・・・・・・・・・リーゾのお米「コシヒカリつくば黒1号」
 ・コーヒーブレイク・・・・・・ラボではみんなどうしてるの?(その2)
 ・りかじっけんレポート・・・・・・・・・「電磁石のはたらき」(前編)
 ・リーゾからのお知らせ
 ・編集後記 

■ 特 集  ━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

リーゾのお米「コシヒカリつくば黒1号」

去る7月30日に、つくば研究支援センターで開催された、「第44回AIS
T・筑波大・TCIベンチャー技術発表会」にて、リーゾのお米「コシヒカリ
つくば黒1号」(以下、略称KTK1)についての講演をさせていただきまし
た。

リーゾのホームページにもまだ登場しないプレ商品ですが、せっかくなので、
この機会にちょっとだけご紹介させていただきます。

KTK1は、東南アジア原産の古代米(黒米)とコシヒカリを掛け合わせ、コ
シヒカリを戻し交配して作出した品種です。
おもな特徴は、(1)黒色と薄茶色のツートーンカラーで、(2)黒い部分に
ポリフェノールが蓄積しており、(3)食味が良い、の3点です。

もちろん遺伝子組み換えではなく、交配をベースにした「ゲノム育種法」を使
い、高速で育種を行いました。DNAマーカー選抜には、もちろんリーゾの得
意技「すにっぷすいすい」の技術を使っています。

ポリフェノールはコシヒカリ玄米の5倍含まれているほか、普通の玄米と同様
に食物繊維、ビタミンB1、B2などが豊富に含まれていて、美容と健康を大
切にする方にとってうれしいお米と言えます。
もちろん、全くの黒米ではないので、ポリフェノール量は黒米よりは少ないで
すが、黒米に比べて見かけも味も香りもマイルド。なので、白米に混ぜるので
はなく、100%で炊いて食べていただけます。

とはいえ、玄米を炊くのは面倒なもの。手軽に食べられれば、付加価値になる
のではないか?と考えて、「高圧浸漬加工パックご飯」と、「高温高圧焼成玄
米フレーク」に試験加工してみました。
「高圧浸漬加工パックご飯」については、あの高橋英樹のCMでおなじみの
「越後製菓」さんが全面協力してくださいました。また、「高温高圧焼成玄米
フレーク」については、広島の「瀬戸鉄鋼」さんに試作をお願いしました。
両社とも、リーゾとは比べ物にならない大きな会社ですが、人と人のつながり
が結ぶ不思議なご縁で、コラボが実現しました。

パックご飯は、「少量ずつ口に含み、よくかんで、20分以上かけて食べる」
(高圧加工のため、冷めても味が損なわれません)ことをお勧めして、約10
0名に試食をお願いしました。その結果、「もちもちしている」「甘みがある」
「塩気がちょうどよい(わずかに塩味をつけています)」「プチプチ感がある」
などほぼ全員が「おいしい」と回答してくださいました。

また、「数時間後におならがたくさん出た」「(普段はない)便通があった」
など、腸内環境の改善を示唆するご感想も。「不思議に腹持ちがよい」「(肉
などの)おかずがいらない」「フィットネスやヨガの後の食事によい」など、
ダイエットやメタボ対策への効果を期待するご意見もいただけました。

玄米フレークの方は、お湯をかけるだけでさらさらのおかゆになるというもの
で、原材料は玄米のみ。調味料、添加物一切なしのシンプルなフレークです。
こちらは試作点数が少なかったので試食者は身内のみでしたが、歯が悪く小食
の高齢者(注:父です)が大感激してくれたほか、ホットミルクで戻すと子供
が喜んだ(注:リーゾスタッフです)という感想を得ました。
 
試作で去年取れたお米はなくなってしまいましたが、今年は少し栽培面積を増
やし、秋にはそれなりの収穫がありそうです。
今年も「無農薬」にこだわり、おだがけして天日干しする計画。手間がかかる
わりに少ししか取れないのですが、そこは弱者ならではの戦略。ちょっぴりし
か取れないことも「付加価値」にしてしまうつもりです。

収穫できたら、いよいよ試験販売。その反響と感触を見ながら、商材として、
あるいは原材料として使いたいという生産者さん、事業者さんとのご縁を待ち
たいと思っています。

すいすい通信読者の皆様にも、ぜひご試食いただければうれしいです。
この秋をどうぞお楽しみに。

☆「コシヒカリつくば黒1号」に関する記事が、7月17日(水)付け日本経
済新聞朝刊(北関東経済面)に掲載されました。

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-b17d.html
(ブログ記事)

☆今年の栽培の様子も、ブログに随時アップしております。

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/cat53775779/index.html

■ コ ー ヒ ー ブ レ イ ク ━━━━━━・・・・・‥‥‥………

ラボではみんなどうしてるの? その2
(「すいコム!」コーナー」限定復活)
前回のお尋ねに、いただいたコメントをご紹介します。

(1)実験用タイマー、使いやすいのはどんなもの?

「うちのラボのは・・・百均ぽいです。実験室には何個かあります。
『使ったら元の場所に返してください』と貼られているにもかかわらず、どこ
かに誘拐(笑)され、新天地(といっても実験室のどこか)でまた『使ったら
元の場所に返してください』と訴えています。」

「実験用タイマーは、カウントアップもできるやつがいいです。タイマーが鳴
ってる間に作業に戻れない時もあるので。あと、大抵のタイマーは99分までし
か計れないけど、2時間30分とかも計れる物があるといいですね。
それから、3つのタイマーを同時進行でカウントダウンできるとか。3つは各々、
アラーム音が異なるとなおよしです。」

タイマーに限らずですが、最近の百均はあなどれないですよね。
タイマーは行方不明になることが多いので、なくなっても泣かない値段のもの
を複数個用意しておくのがいいのかも。
同じ音のものが複数あるのも紛らわしいので、アラーム音が異なる、というの
は意外と重要。好きなアラーム音が選べるタイマーが出たらヒットするかも?

(2)実験用サンダルは何がいいか?

「私は支給されたサンダルを 使わせて頂いてます。マジックテープで甲部分
が調節できるので助かります。見た目はおじさんぽいかな。
ナースサンダルぽいものを履いてる人もいます」

「実験室では靴を履き替えません。履き替える人も多いですが、何となく気が
緩むようで、嫌なんです。仕事中は靴!」

「最近は、安全性の問題で足全体を覆うものがよい、ということですが、蒸れ
るのが嫌なのでいわゆるサンダルです。すっぽぬけるのも嫌なので、ナースサ
ンダルがベストかな?」

リーゾは土足禁止ですが、土足可のラボも多いです。
あえて履き替えない、という人もいらっしゃるんですね。
要は、仕事に集中できて、実験に必要なレベルの清潔が保てればいいのでしょ
う。ナース用は蒸れず、脱げず、足に負担がかからなくていいですよね。見た
目もフェミニンですし。男性向けも、あるのでしょうか。

(3)「理由はないけどなぜかこれだけはこだわる」ことってありますか?

「私は特にこだわりがないので、他のひとのこだわりに合わせるよう気をつけ
ています。例えば実験室の机の上の道具の並べ方やチップを使う順など・・・。
(単に使いやすさだけでなく他の人が使うとすぐわかるようになっていること
も。)」

「遠心機にチューブをセットするとき、キャップと本体のつなぎ目を外側に向
けないと気持ちが悪いです。
沈殿の位置がわかりやすいように、と先輩に習ったので常識だと思っていまし
たが、そうしない人がいるのを見て初めて、気持ちが悪いことに気づきました」

「パワポで連鎖地図を描く時に物理距離が反映されていないとイヤ(画面上で
定規で測ってます(笑))。
鉢にラベルを挿す時に、文字を書いた方を外側に向けて挿す。逆だと、植物が
育ってきたときに、植物をかき分けないとラベルに何が書いてあるのかわから
ないから。でもこれは普通ですよね?」

私自身は、ひと実験終わったらその瞬間に片付けをしてしまう、というのが最
近身につけたこだわりかも・・・。次に使うのも自分なので、片付いてないと
自分が困る、ということから学習しただけですが。でも気持ちがいいですよ!

コメントをいただいた皆様、ありがとうございました~。

引き続き、コメント募集をもうひとつ。

「お昼休みのお勧めの過ごし方はありますか?」

お昼休み、どんな風に過ごしてますか? 散歩をしたり、昼寝をしたり、おし
ゃべりしたり、新聞読んだり、ネットサーフィンしたり、軽くスポーツをした
り。
「アクティブレスト」という言葉もあるように、積極的に休むことで仕事の効
率が上がるといいます。

お昼休みの、お勧めの過ごし方がありましたら、ぜひ教えてください!

 

■ り か じ っ け ん レ ポ ー ト ━━━━・・・・・‥‥‥…

「5年 電磁石のはたらき」

小学校の理科実験に詳しいリーゾスタッフに聞くシリーズ。今回は、5年生の
秋に習う、「電磁石のはたらき」の実験について聞きました。
かなり内容が多いので、前編後編に分けてレポートします。

磁石については、子供たちはすでに知っていますが、「電」がつくと何が違う
んだろう?
「電磁石」も磁石だけれど、「電気が流れたときにだけ」磁石になる。
まずはこのことを学びます。

これが実感できるのが、「強力電磁石でぶらさがろう!」実験。
乾電池1個で、人がぶら下がれるほど強力な磁石ができるんです。
「電磁石ってすごい!」という感動が、「何で?」という興味につながってい
きます。

ぶら下がり実験には、鉄棒やうんてい、教室の鴨居などを使いますが、老朽化
した校舎だと、ぶら下がれる場所を探すのがたいへんだそうです・・・。
(強力電磁石については、強力電磁石+画像で検索すると、実際に教室でぶら
下がっている画像が見られます)
  
つぎに、実際に電磁石を作ってみます。いわゆる「100回巻きコイル」です。
キットには、200回まきははいっているけど100回巻きはないので自分でやりま
す。鉄芯に、コイルを巻いていくだけなのですが、意外と難しく時間がかかる
そうです。

上手に導くポイントはふたつ。
(1)エナメル線の引っ張り出し方。
すーっと出る方向と、ひっかかる方向があり、引っかかる方で出し始めてし
まうとにっちもさっちも行かなくなるようです。

(2)「少し巻いたら端につめる」を繰り返す。
つめながら巻いて、端まで行ったら折り返しで上に重ねるように巻く。
ダンゴにならないように・・・というのが難しいようです。

ここまでできたら、電流を通すわけですが、エナメル線はエナメルでコーテ
ィングされていますから、端っこだけ紙やすりではがします。
ここも、机に置いてこするとうまくいかない(半分だけはがれて、接触不良
になりやすい)。
手に持って、エナメル線を紙やすりではさむようにしてこするとうまくいき
ます。
  
いよいよ電流を通してみます!
電池につなぐと、コイルは電磁石になりますから、「極」(N極とS極ですね)
ができます。
まずはこのことを、方位磁針で確かめます。  

次に、「電流の向きを変えたらどうなるか?」を調べます。
電流の向きを変えるには、電池を逆にすればいいので簡単。
方位磁針を近づけて、さっきとは逆の極になっていることを確かめます。

と書くと簡単そうですが、またまたここにも落とし穴が・・・。

方位磁針を近づけるとき、電磁石(コイル)と並行に、横から近づけていくと
問題ないのですが、子供によっては正面から近づけたり、上(空中!)から近
づけたりする子も。
方位磁針がなぜか回りだしてうまくいかないこともあるそうです。
机に置いて、横から近づける!を強調して伝えます。
【前半はここまで】

電磁気学は大学時代のトラウマがある筆者、このテーマを選ぶのにも抵抗があ
ったのですが・・・
強力電磁石、面白そうですよね! 
理科実験でやったことは記憶にないですが、子供に戻ってぶら下がってみたい
です。

後半では、電磁石をパワーアップするにはどうしたらいいか?を探る実験と、
モーターの原理を学びます。お楽しみに~。

ブログでのご紹介記事(前編)はこちらです。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-4c9c.html

 

■ リ ー ゾ か ら の お し ら せ ━━━・・・・・‥‥‥………

○実験補助セミナー

7月17日(水)10時半~、つくば市二の宮1丁目「ワンコイン寺子屋」に
て、「応募書類と面接のポイント」を行いました。主婦でも魅力的な職務経歴
書を書ける方法や、研究者のハートをつかむ面接の受け方を、ワークを交えて
お伝えしました。

これでひとサイクル終わり、今月はまた「ガイダンスセミナー」に戻ります。
8月21日(水)10時半~。ご好評の、「Q&A集」プレゼントもあります。
新しい受講生さんとの出会いが楽しみです。

実験補助者の採用をご検討の際は、求職中の受講生に応募を呼びかけますので、
採用情報をぜひお知らせください。

セミナーの詳細はリーゾのHPをご覧ください。
http://rizo.co.jp/

○交配袋の販売について
 
学校の夏休み期間、ご注文受付はお休みしております。9月頃に第3期を再開
予定です。
が、すいすい通信読者様(および読者ご紹介の研究者さま)に限り、お急ぎの
場合には内緒で対応します。夏場は急に必要になることがあると思いますので
お気軽にご相談ください。

交配袋の販売ページはこちらです。
http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html

○第44回AIST・筑波大学・TCIベンチャー技術発表会で発表しました

来たる平成25年7月30日午後2時~、つくば研究支援センターにて開催さ
れる表記発表会で、リーゾの新開発のお米「コシヒカリつくば黒1号」をご紹
介しました。

○自由研究お助けキット 夏休み限定「DNAすいすいfor Kids」

「DNAすいすいfor Kids」は、新鮮な野菜や魚、肉など身近な食べ物からD
NAを目に見える形で抽出する実験ができる、子供向けのキットです。

昨年度、知人の要望を受けて作成し、Facebook友達限定でお分けした
ところ、意外と好評でしたので、2013バージョンを作りました。
原則として大人が付き添い、自己責任で利用することをご承諾いただける、
「すいすい」読者限定にて提供します。

今年は昨年度の要望に応え、大人向けの「あんちょこ本」を作りました。
お子様の自由研究を上手にリードして、パパママの株を上げてください。

1セット2000円(税込み・送料無料、受取後銀行振込)。
個人購入のみです。

ご希望の方は、送り先住所と電話番号を添えて門奈@リーゾまで(このメール
に返信でOKです)。
限定20個(現時点で残り8個)の送り先が決まり次第受付終了。
夏休みの宿題に間に合うように発送します!

詳細はブログ記事に。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/dnafor-kids-9de.html

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○小1の娘の通う児童館で、夏休み企画でシャボン玉サイエンスショーがあり
ました。つくばエキスポセンターのアウトリーチ企画で、おじいちゃんインス
トラクター2名がやってきて、さまざまな大きさのシャボン玉を解説付きで実
演。
手袋を配ってシャボン玉を手のひらで弾ませる実験は子供たちに大うけ。また、
加工したうちわを使って一気に大量のシャボン玉を発生させる実験では大人も
思わず拍手! ・・・つかのま童心に返ったひとときでした。

○DNAすいすいfor Kids、昨年に引き続き、今年も作りました。利益はほと
んどないボランティア企画ですが、友人に喜んでもらえて、たまにお子さん自
身から報告のお手紙をもらえたりもして、とても楽しい仕事なんです。
科学コンテストで入賞するお子さん、今年も出るといいなあ!

○先月号で取材を受けたことを報告した「常陽アーク」8月号が来ました。
素敵な記事(顔写真入り!)にしていただけて、スタッフと盛り上がりました。
主題は実験補助者育成。リーゾの主婦スタッフは全員、セミナー修了生で、い
きいきと仕事していただいています。おかげで楽しい職場です。この事業のご
利益をいちばん享受しているのは、私自身かもしれません・・・。
 
ブログでのご報告記事はこちらです。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a1b5.html

○最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも、リーゾと
すいすい通信を、よろしくお願いいたします。
                                (も)

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すいすい通信は、「株式会社リーゾ」のお客様、および関係者の皆様にお送り
しています。この号は327名様に配信しました。
お知り合いで、「すいすい通信」の配信を承認していただける方がいらっしゃ
いましたら、ぜひご紹介くださいますよう、お願いいたします。

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【すいすい通信】

発 行 日:月1回・第1水曜日(予定)
発行開始日:2011年4月7日

ご意見ご感想、および本メールマガジンの解除はこちらまで
info@rizo.co.jp

【発行元】

株式会社リーゾ
〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-9-2-B201
TEL:029-852-9351 FAX:020-4623-5611
MAIL:info@rizo.co.jp
HP:http://www.rizo.co.jp/

※本メールは「MSゴシック」などの等幅フォントで最適に表示されます。

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