DNAすいすい-Fでラン藻DNAの抽出に成功!
日本大学文理学部の澤田博司先生より、
「ラン藻のDNA抽出で困っていたが、DNAすいすい-Fで解決できた」
とのうれしいお知らせをいただきました!
材料は、赤いラン藻(Synechococcus sp. CCMP1334)。
湿重量37mgにDNAすいすい-Fを加えて30分保温(3分おきにボルテックス)。
以降はプロトコル通りで抽出されたそうです。
その結果、260/280比=1.7のDNAが25μg(吸光度からの計算値)得られました。
1μg分の電気泳動の結果はこちら。
『低分子にもバンドが認められますが、目的のほぼ無傷と思われるDNAのバンドが
かなり濃く認められました。
これは、以前T社のキットでほぼ同量の材料から抽出したときに比べ、
高分子のバンドの量が格段に多く(2桁以上違います)なっていますし、
高分子のバンドもT社キットでは10kbに来るのですが、
今回はそれよりかなり高分子になっています。』
とのコメントです。
澤田先生のご専門は昆虫ですが、
今回は他の研究者さんからラン藻DNA抽出のご相談を受け、お悩みだったとのこと。
お役に立てて、良かったです!
澤田先生、ありがとうございました。
DNAすいすい-Fは、魚の体表粘膜がそもそもの対象だったのですが、
動物細胞、
微生物(枯草菌の芽胞、ラン藻、ヨーグルト種など)、
唾液
・・・など、いろいろなものに使えることが分かっています。
それぞれ、お勧めのプロトコル(ちょっとした変更点)がありますので、
上記の材料についてお困りの際にはぜひ一度ご相談ください。
DNAすいすい-Fのサイトはこちらです(リーゾHP内)
http://www.rizo.co.jp/DNA-F.html
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