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2013年6月の7件の投稿

2013年6月28日 (金)

田んぼの様子6月末

コシヒカリつくば黒1号を無農薬栽培中の田んぼの経過報告です。

6月23日に撮影してきました。

130623

ずいぶん成長しています。

比較のため、前回(約1ヶ月前、田植えの4週後)はこんな感じでした。

Photo

  

この田んぼは、周囲に比べるとかなり粗植(間隔を開けて植えている)で、

田植え直後はなんとも心もとないのですが、

夏場あたりからぐいぐい育って、隙間が埋まっていきます。

  

心配していた雑草も、少しずつ除草が進んでいるようです。

130623_3

ちゃんと土が見えててきれいです。

お手伝いを覚悟していますが、もう少し先でいいのかも?

   

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

2013年6月19日 (水)

飯島アクアポニクスさんを見学

つくば市国松の「飯島アクアポニクス」さんを見学させていただきました。

Photo

リーゾからだと、東大通をひたすら北上して、車で約20分。

筑波山の麓にある立派な古民家の前に、

チョウザメの養殖を行っているビニールハウスがありました。

Photo_2

「アクアポニクス」とは、

水産養殖=アクアカルチャー

と、

水耕栽培=ハイドロポニクス

を組み合わせた言葉だそうです。

水産養殖で富栄養化した飼育水を、野菜やハーブなどの植物に与えることで硝酸体窒素を除去し、

きれいな水に戻して再利用するシステムを目指していらっしゃいます。

Photo_5

養魚場内部の全景。

チョウザメの水槽からくみ上げた水を、ハウス外のろ過槽に通し(アンモニア⇒硝酸体窒素)、

水槽の上に蛇行させた塩ビ管の中に流しています。

塩ビ管に空けた穴に、プラカップに植えた野菜の苗がずらりと並んでいます。

ほとんどDIYでお作りになったとか。すごいです。

 

Photo_6

いろいろな野菜を試した結果、この栽培方法に向いているのは、

トウガラシ類や空芯菜、冬場だと三つ葉やクレソン、レモンバームなどのハーブ類だとか。

(万願寺トウガラシがたわわに実っていて、お土産にいただきました。

甘くてほんとにおいしかった!)

 

せっかくなので、主役であるチョウザメの子供を見せていただきました。

Photo_3

顔がワニっぽい・・・。

触ってみると、意外とやわらかくて、ぬるぬるしていました。

背中の恐竜チックなうろこは、1枚1枚が蝶の形をしていて、

それが「チョウザメ」の名の由来となっているそうです。

ちなみにサメと名がついてますが、歯はなく、サメの仲間ではありません。

 

Photo_4

チョウザメって、機嫌がよいと立泳ぎをするんですって!!

やっぱり顔がワニっぽい・・・。

 

ここにいるのは3歳魚くらいまでで、キャビアが取れるにはまだ数年かかるのだとか。

でも、キャビアまで行かなくても、チョウザメの肉って結構おいしいらしいですよ。

 

ここで、「チョウザメの徹底活用法」をご紹介。

・まずはキャビア。30gで5000円くらいの超高級品です。

・身は白身で臭みなし。フグのように薄作りの刺身にしたり、カルパッチョにしたり。

(つくば市内には、お寿司が食べられるお店もあるそうです)

・中骨はから揚げ(フリッター)に。

・頭部は、焼いてからダシをとって炊き込みご飯などにすると美味。

・頭部(の中の肉)は、そぼろに。コラーゲンたっぷり。

・背中のひれ(1匹30~40個)は蝶の形を生かして飾り物やアクセサリ等に。

まだ使えるかも。

「ゼロエミッション」が可能かもしれない食材です。

 

Photo_7

このあと、代表の飯島さんのご自宅である古民家で、

お茶とメロンをいただきました。

飯島さん、ありがとうございました!

 

飯島アクアポニクスさんのウェブサイトはこちらです。

http://www.tsukubakunimatsuiijimakominka.jp/

 

メダカ養殖でも、アクアポニクス、やってみたくなりました。

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 

 

 

 

2013年6月14日 (金)

理科実験メモ③ 植物の成長と日光や水とのかかわり

小学校での理科実験に詳しいリーゾスタッフに聞く、シリーズ第3弾。

今回は、6年生で学ぶ、「植物の成長と日光や水のかかわり」の実験についてまとめてみました。

植物、日光、といえば・・・光合成!。懐かしい響きですね。

光合成とは何か、については、読者の中にプロの研究者が多いので、うかつなことは書けません。

ごく普通に、「植物が光のエネルギーを使って二酸化炭素から澱粉を作る作用」、

という説明で、お茶を濁させていただきます(誰でも知ってる範囲ですね・・・^^;)。

 

実験自体は、1時間で終了できるものなのですが、先生(支援員)の作業は2日掛かりです

天気予報を見て、晴天が2日続く日を選びます。

うまく理科のある日に当たるとラッキーですが、そうでないときは、先生と相談して調整してもらうそうです。

 

まず、実験前日の昼過ぎに、花壇で育てているジャガイモの葉っぱ3枚に、1枚ずつ、アルミホイルをかぶせます。

3枚の葉っぱのうち、「ア」はそのまま、「イ」は端に四角の切り込み、「ウ」は端に三角の切り込みを入れてから、ホイルをかぶせます。

1

後でどれだかわからなくなると困るので、ホイルにマジックで「ア」「イ」「ウ」と書いておきます。

簡単そうに聞こえますが、やるのは6月~7月の晴天の日。

しかも日当たりのいい花壇にしゃがんでの作業。灼熱です・・・。

1班に3枚なので、9班×2クラスあると、54枚もの葉っぱにアルミホイルをかけることに。

もう汗だく。そのうえ、枚数が多いとちょうどよい大きさの葉が足りないことも。

ここで、「・・・1班あたり2枚ずつでもいいんじゃないか?」と悪魔のささやきが聞こえたりして。

でも3枚であることには、実は非常に重要な意味があるのです(後述)。

 

ともあれ、前日の作業はこれで終了です。

実験当日の朝(1時間目のあたり)に、「ア」の葉っぱをアルミホイルごとつみとり、涼しい場所に保存しておきます。

「イ」の葉っぱは、アルミホイルをはずします。

「ウ」は何もせず、そのまま(アルミホイルをかぶせたまま)にしておきます。

できればその状態で、4~5時間、日に当てることができれば理想です。

 

そして4時間目、理想的には5時間目か6時間目の理科の授業になったら、

「イ」「ウ」の葉っぱを摘み取ってきて、保存しておいた「ア」と一緒にします。

いよいよ実験の開始!

 

1)3枚の葉っぱを、ビーカーに入れたお湯に浸し、火にかけて2~3分軽くゆでます。

⇒ 葉っぱをやわらかくし、ヨウ素溶液がしみこみやすくするためです

2)葉っぱをお湯から取り出して水にさらし、水気をきります。

3)シャーレに入れたヨウ素溶液に葉っぱを浸し、色の変化を観察します。

 

さて、どうなるのが正解だか、わかるでしょうか?

(ちょっと考えてみてください!)

この実験、一見簡単そうですが、いろいろと落とし穴があるそうです。

×火にかけるときに、マッチをすれない子が多い

 ⇒マッチの使い方を練習させたいが、時間がないのでとりあえずつけてあげる

×ゆでるのに、水からだと時間がかかりすぎて間に合わない

 ⇒職員室でお湯をわかしてポットに用意しておき、お湯からゆでるのがポイント

×2)で、水分をちゃんと取らないと、ヨウ素溶液が薄まってしまいうまく染まらない

 ⇒ざら紙(懐かしい響き)を用意しておく

×ヨウ素溶液を配るのが早すぎると、分解して染まらなくなってしまう

 ⇒直前についでまわる必要あり

×ヨウ素溶液は2倍~5倍に薄めるが、薄すぎると短時間で染まらない

 ⇒教科書の写真よりも濃い目にするのがコツ

 

時代の変化を感じたのは、最近はアルコールランプと三脚を使わず、

「理科実験用ガスコンロ」というものを使うんだそうです。

教科書もそれで載ってます。

マッチをすらなくていいので便利ですが、ちょっとお高い(1万円くらい)。

そのため、たいていの学校には、班の数には足りません。

なので、アルコールランプと併用になるんだそうです。

が、従来は4年生の「もののあたたまり方」、5年生の「もののとけ方」で使い方を習うはずだったのが、

今はそこで習うことが少ないため、マッチのすり方、アルコールランプの使い方があやふやなまま6年生に。

う~ん、ガスコンロでいいのかなあ、と古い人間は頭をひねってしまいますが・・・

今の生活では、マッチ自体が姿を消しつつあるので、しかたがないですね。

 

ところで、この実験の結果は、

 「ア」・・・染まらない(緑色のまま)

 「イ」・・・染まる(青むらさき色)

 「ウ」・・・染まらない(緑色のまま)

となるのが正解です。

2( ・・・ドへたなイラストですみません。)

なぜならば、

「イ」は日光に当たって、光合成により、澱粉ができているから。

「ウ」は日光がさえぎられて光合成ができず澱粉ができなかったから。

というのは、わかりやすいですよね。では「ア」は何のためにやっているのでしょうか?

 

実は、「ア」は、いわゆる陰性対照、ネガティブコントロールなんですね。

「イ」が染まるのは、「前の日に出来た澱粉が残っている(日光を遮ることで消える)」と考えることもできますが、

「ア」の葉っぱが染まらないことで、朝の時点で、澱粉はなかったことになり、

その仮説は否定できるわけです。

(対照を置いて実験する「条件制御」の考え方は、小学校高学年から学習するそうです)

というわけで、実はこの実験の重要なポイントは、「ア」の葉っぱの意味をわかってもらうこと。

暑くても、足りなくても、2枚じゃダメってことですよ~。

 

この実験の成功の決め手は、とにもかくにも、

スケジュール調整(2日連続の晴れの日確保)と、丁寧な下準備。

きれいに結果が出たときは、生徒以上にうれしくなっちゃうようですよ!

蛇足ですが、この実験で使うのは、「ジャガイモ」か「インゲン」の葉がほとんど。

同時期に成長する「ヒマワリ」「ホウセンカ」でもよさそうなのに不思議じゃないですか?

(光合成はもちろんしますし)。

 

実は、「ジャガイモ」と「インゲン」は、同じ茎に3枚(以上の)葉がつくんです。

班で3枚使うので、ぴったりなんですね(個人的にこの事実はツボでした!)。

 

光合成って、よく考えるとほんとに不思議で、すごくよくできてるしくみです。

人工光合成がいまだに実現しないくらいですから・・・。

受験問題でも定番のテーマですから、この実験をしっかり成功させて、

イメージとセットで、がっちり理解&記憶させてあげたいですね。

 

 

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

 

 

2013年6月13日 (木)

理科実験メモ②へのコメントいただきました

先月アップした記事、理科実験メモ②5年「流れる水のはたらき」について、

プロの方からお役立ち情報をいただきました。

ご承諾を得て、掲載させていただきます。

コメントの主は、

国土交通省 国土技術政策総合研究所

危機管理技術研究センター 地震防災研究室

長屋  和宏 様

です。

では、コメントをどうぞ!

   

   

「この実験で使う場所の選定のポイントですが、結局は、使う”土”の問題だと思います。

この手の実験をするとき、学校だと校舎脇(校庭の端っこ)とかでやるとも思いますので、

使っている土はいわゆる”泥”、土質用語だと、”粘土”とか”シルト”と呼ばれる土を使っていることになると思います。

よく耳にする土の種類に”砂”がありますが、これは”粘土”、”シルト”と並ぶ土質用語です。

ちなみに、”砂”、”シルト”、”粘土”は、粒の大きさで分類されていて、砂が粒が大きくて、

粘土は粒が小さいです(シルトはその間)。

 

さて、川の流れの実験に話を戻しますと、オチを言ってしますと、砂を使うと比較的やりやすいハズです。

先ほどの説明の、土の粒が小さくなると、粒同士がくっつく力が出ています。

(粘着力と言います。よく、サラサラの砂、と言いますが、粘着力が小さいを表現しています

粒が小さいほど粘着力は大きいです。)

で、川の実験をするときに、泥(=粘土)を使うと、どうなるとかというと、粘着力があるため、

なかなか、水と一緒に土が流れていってくれません(適度な浸食が成立しない)。

で、水の勢いを強くすると、書いておられたように、その加減が難しくてなかなかうまく行かないというわけです。

そのため粘着力が小さい砂を使うと比較的やりやすいハズです。

(実験が終わったときに靴がドロドロと言うコトは粘着力があるからです。

砂だと、ドロドロにはならない・・・。)

 

校庭の真ん中で川の実験をすることはないと思いますし、

わざわざ、校庭の砂を持ってきて実験をすることはないと思いますが、

もし、校庭の砂を使って実験をするとやりやすいはずです。

(きっと、先生に叱られるけど・・・。)

 

なお、砂場の砂(砂の中でも更に粒が大きいもの)だと、逆に実験が成立しない可能性があるのでご注意を・・・。

というのは、砂は先にも書いたように粒が大きいので、水を含んだり、下に流してしまう性質があります。

そのため、あまり粒の大きな砂を使って実験をしようとすると、水を吸い込んで しまい、川の流れ自体が形成できません。

(水を流しても、全部吸い込んでしまう。砂場に水がたまりができないのはそのためです。)

 

なお、土木の世界では、土の実験をするための標準的な砂、と言うものが決められています。

”豊浦標準砂”と言いますが、山口県の豊浦町で取れたもので、50kgで12,000円程度しますので、お米並みの値段です。

(現在では、ISO規格になったため、豊浦標準砂のみが標準的な砂というわけではなくなりました。)

ちなみに、学校の校庭の土は、粒の大きさの感じなどは豊浦標準砂に結構近いのではないかと思います。

(厳密に粒度やその分布を調べたわけではないので、触ってみた感覚的にですが・・・。)

  

とのことでした。

さらに、この方を通じてさらにもうおひとり、専門家のコメントです。

   

実験には、

「DLクレー(商品名,シルト,不飽和の実験でよく使います。感動的にさらさらです)」

等使うと,おもしろいです。

    

実は「パパ友」でもある長屋さん、コメントありがとうございました!!

流れる水の実験、初めての場所でも失敗しにくくなる貴重なポイントを伝授していただけたと思います。

理科の先生、理科支援員の皆さん、ご参考になさってくださいね~。

    

研究用のお高い砂とお値段を比較されている、「お米」のほうが専門です。

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

  

  

  

2013年6月10日 (月)

金魚とメダカ、成長中

5月に生まれた金魚とメダカの稚魚のその後です。

今のところ、順調に育っています。

こちらは金魚。

Photo_2

遠目にはぼうふらと同じように見えますが、

拡大してよく見ると、若干ですが、「魚」って感じになってきました。

餌は、大人の金魚用のものをコーヒーミルで粉にしたものを少しずつ与えています。

非常に小さい粒なら食べられるようで、沈む餌を追いかけて泳ぐ姿も見られます。

写真には数匹しか写っていませんが、まだ数十匹、生き残っているようです。

  

そしてこちらはメダカ。

Photo_3

・・・第一印象は、「釜揚げしらす」ではないでしょうか?

幹之メダカは生まれたときから体が白く、目玉が光るので目立ちます・・・。

最初に生まれたものはかなり大きくなってきました。

新たに孵化したものもどんどん追加で入れちゃってますが、

これ以上体長差が大きくなると、小さいものは生き残りが難しくなるかも・・・。

大きな子は順次温室に引っ越す予定です。

こちらは現在、たぶん20匹くらい、います。

 

黄金ヒカリメダカは、不思議と幹之メダカよりも、孵化日数が余計にかかるようです。

保護色で黒っぽいこともあり、なかなか見つけられません・・・。

そのうち見えてくると思います。

またご報告します!

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

  

  

  

  

  

2013年6月 5日 (水)

すいすい通信 vol.26 2013年5月号

リーゾの研究者向けメールマガジン「すいすい通信」のバックナンバーです。

(最新号を配信後、前回号をバックナンバーとしてアップしております)

   ☆  すいすい通信  ☆ vol.26  2013年5月1日配信  

時々寒い日もあるものの、つくばの街路樹はすっかり新緑になり、初夏の日差
しが気持ちよい季節になってきました。。
ゴールデンウイーク真っ只中、いかがお過ごしでしょうか。お仕事中の皆さん、
リーゾもがんばってます! お休み中の方は休暇明けのひとときにお読みくだ
さいね。

それでは、「すいすい通信」、5月号を張り切ってお届けします!

_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_ /_/_/

 ・特集・・・・・・・・・・・・カタルパ(アメリカキササゲ)のDNA鑑定
 ・コーヒーブレイク・・・・・・・・・・・・・・・意外なもので苗ラベル
 ・りかじっけんレポート・・・・・・・・5年「メダカのたんじょう」の巻
 ・リーゾからのお知らせ
 ・編集後記 

■ 特 集  ━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

カタルパ(アメリカキササゲ)のDNA鑑定
 
昨年秋にリーゾのウェブサイトをリニューアルしてから、リーゾのことを全く
知らなかった方からのお問い合わせやご相談が増えています。
そのひとつが、熊本の樹木医さんからご相談いただいた、「カタルパさん」の
親子鑑定です。

カタルパ、ってご存知ですか?
和名はアメリカキササゲ、という、大きな樹木です。洋蘭に似た、白くて可憐
で芳香のある花が5月に咲くそうです。種子のさやがマメに似ていることから
ササゲの名がついていますが、マメ科ではなく、ノウゼンカズラ科の植物です。
 
明治16年頃、同志社大学の設立者である新島襄が、教え子である徳富蘇峰に
カタルパの種子を贈りました。
その種子から芽生えたカタルパは、熊本市の徳富記念館敷地内で大きく育ちま
した。
残念ながら昭和33年の台風で倒れて枯れてしまったそうですが、そのカタル
パの2世、3世たちは、ふるさとの同志社大学を始め、日本のあちらこちらで
元気にそびえています。

ご相談の内容は、熊本市の「菱形小学校」で大切にされているカタルパさん
と、問題のカタルパさんとの関係を、可能性があるかどうかだけでも確かめた
い、ということでした。
DNA鑑定で何とかならないか・・・と調べてみたところ、カタルパ自体のDNA塩
基配列情報はほとんど皆無。
ノウゼンカズラ科まで広げても、ゲノム解析が進んでいるものはないようです。

こういう状況ですと、うまくいく保証もできないので、ビジネスとしてお引き
受けするわけには行きません。
どうしようかなあ、と数週間、悩んだ結果・・・

空き時間とリーゾの手持ちの機器、それに技術と知識で(つまりはお金はかけ
ないで)、その代わり成功の約束もなしで、取り組んでみる、ということを思
いつきました。
最近は若干忙しいリーゾですが、それでも時間はありますからね。
出費なしで(ここは重要)、世の中のお役に立てるなら、喜んでやらせていた
だきます。

とりあえず、問題の2個体と、血縁のない1個体(ネガコン)の葉を送ってい
ただき、「DNAすいすい-P」できれいなDNAを確保するところまで来ました。
現在、はるか昔に取り組んだ「RAPD法」でなんとかならないか?と画策中です。

歴史と文化と「思い」を次の世代に受け継ぐプロジェクトは立派な文化事業。
リーゾ5年目にして始めての「メセナ」です。
リーゾのお客様も、間接的にこの事業を支えていただいていることになります
から、どうぞ温かく見守ってくださいね。

関連するブログ記事はこちらにあります。

「カタルパさんの親子鑑定」
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/
「カタルパの葉からDNA抽出」
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/dna-d625.html
「カタルパさんの写真」(新島襄、徳富蘇峰のイケメン写真もあります)
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-16f6.html

ついでに、樹木医さんにいただいたお菓子の話題、
「誉の陣太鼓」(包装紙が面白い、熊本の銘菓です)
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-5ed5.html

■ コ ー ヒ ー ブ レ イ ク ━━━━━━・・・・・‥‥‥………

意外なもので、苗ラベル
  
前回に引き続き、実験に役に立つ(かもしれない)裏ワザのご紹介です。

前回は、交配袋(の余りもの)を利用した「発芽袋」のご紹介でした。
種子が発芽したら、次の段階は播種。たくさんのポットに土を詰めて、系統や
品種ごとに間違わないように丁寧に播種されることと思います。
 
せっかく植えた種が、あとで何を植えたかわからなくなっては大変なので、
1つ1つのポットに必ず「ラベル」を立てます。
小さいものだと幅2センチ弱、長さ10センチ程度、厚み1ミリ程度の、プラ
スチック製の白いラベルが市販されているので、それを使うことが多いのです
が、この「ラベル」を、意外なもので自作してしまおうというのが今回の企画
です。

一見貧乏臭いですが、キッチン&ベランダガーデニングなど、一束買うほどラ
ベルが要らない場合に重宝ですよ。
 
使うものは、牛乳パックとステープラー(ホチキス)、以上です。

①まず、牛乳パックを切り開き、良く洗って乾かします(脂分が残っていると
マーカーで記名するときにうまく書けないので注意)

②注ぎ口と底を切り落として長方形にします。台所でやるならキッチンバサミ
を使うと早いです(リーゾのラボには数本常備されてます。PCRプレートを切
るのに、手が痛くならず便利です)。

③折り目に沿ってさらにカットして、4枚に分けます。

④それぞれを縦方向に半分、さらに半分にカットして4本の帯状にします。

⑤白い面を表にして帯を長さ半分に折り、ステープラーで止めます。記名しに
くくならない位置で止めてください。「わ」が上(地上側)になります。
 
⑥最後に、土に刺しやすいよう、「わ」の逆側(2枚に分かれているほう)を、
斜めにカットしてできあがりです。
 
のりしろ部分は捨てるとして、1パックで15枚、10分程度で作成できます。
 
使うときは、マッキーや名前ペンで種の名前を記入して、土に刺してください。
カラフルに塗ったり、小さく切ったビニールテープで飾ったりしてもいいです
ね。
リーゾでは、「交配に使う株」は緑、「採種用の株」はピンクのテープを張っ
たラベルを、追加で刺してます。何本でも、惜しげなく使えるのがリサイクル
品のいいところです。使い終わったら燃やせるゴミに出せます。
(土に埋めてもいずれは分解するでしょうし?)

お金に余裕ができるまでは・・・と思いつつ、今年もなんとなく作ってしまい
ました。

ご参考までに、写真入のブログ記事はこちらです。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-d85d.html 

■ り か じ っ け ん レ ポ ー ト ━━━━・・・・・‥‥‥…

5年「メダカのたんじょう」の巻

小学校の理科の授業では、どんな実験をやったか、覚えていますか?
研究者の皆さんはもちろん理系。理科の授業が実験や観察になると、わくわく
しちゃったのではないでしょうか?
 
いまどきの小学校における理科実験は、昔と比べてどうなんでしょうか。
小学校理科支援の経験豊富なリーゾスタッフに聞いてレポートします。

予算も器具も時間も厳しい制約があるなか、子供たちを楽しませながら、知識
をしっかり伝えるための、目からウロコのくふうの数々・・・。
完璧に見える授業計画の、意外な落とし穴とその対処法・・・。
子供たちの目を輝かせる、ちょっとした演出法・・・などなど。

地域の子供たちに公開実験を行う研究者の方にとっても、お役に立つ情報にな
るのでは?と、ちょっぴり期待しています。

第1回目は、5年生の春に行う「メダカのたんじょう」。

このテーマでは、「メダカ」の体の構造と生態を学びます。親の体を観察して
スケッチしたり、卵を顕微鏡で観察したり、えさであるアオミドロやミジンコ
を探したり、メダカが本当に食べるかどうか確かめたり。

これを、お料理教室のようにお膳立てして、時間をオーバーしないように子供
たちにやってもらう・・・。考えただけで、ハードル高そうです。

理科の授業が始まるまでに準備しておくものは、

・生きているメダカ(オスとメス):各班に1ペア

・メダカの卵:各班に数個、できれば1人1個

・ミジンコやアオミドロの発生している、田んぼの水

・解剖顕微鏡/双眼顕微鏡:各班に1台、できれば2人で1台

・実体顕微鏡:各班に1台

・小さな水槽、スライドグラス、カバーガラス、スポイト

などです。
 

が、通常、理科準備室には必要なものが必要なだけ、いいコンディションで揃
っていることはむしろ稀。それに子供のやる気を維持するのもたいへん。
そこで、いろいろと「裏ワザ」を考案しています。

①卵を観察する解剖顕微鏡については、筒型の「携帯顕微鏡」で代用。
古い学校にはなぜかたくさん準備されていることが多い。

②顕微鏡操作の練習には、文字を書いた「練習用プレパラート」を作っておく。
  
③ミジンコの観察に使うホールスライドグラスは、2枚がさねして中央に穴を
あけたビニールテープをスライドグラスに貼り付けて作る。
  
④カバーガラスも、なければ透明シート(OHP用など)を正方形に切って代用。

大人でも、十分使えそうなアイデアですね。

それでもやっぱり、スムーズに授業を進めるにはまだまだハードルが。

× メダカがスケッチ中に弱ってすぐ死んでしまう・・・ 

× メダカの卵の入手が難しい・・・

× 都市部ではミジンコのわいている田んぼの水が手に入らない

× 顕微鏡の数が足りない

× 顕微鏡が古い、あるいは汚れていて事前の修理とクリーニングが大変

× メダカがミジンコを食べてくれない

× ミジンコをスポイトで吸い取るところが、子供にはなかなかできない 

  
自宅でメダカを飼育しておいたり、田んぼの水をくみに行ったり、地道な準
備をするそうですよ。頭が下がります・・・。

ブログにも(もう少しだけ詳しい)記事があります。
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/5-9183.html

次回は、5年「流れる水のはたらき」を指導するノウハウや失敗談について
聞きます!

■ リ ー ゾ か ら の お し ら せ ━━━・・・・・‥‥‥………

○高機能不織布製「交配袋」の新製品開発にご協力ください
 
従来品より25%軽量化したもの、50%軽量化したものの2種類について、
商品化を検討していますが、どちらが良いか迷っています。試作品をお送りし
ますので、ご意見をいただけないでしょうか?
ご協力いただける方は、info*rizo.co.jp(担当:門奈)までご連絡ください。

○実験補助セミナー

4月17日(水)10時半~、つくば市二の宮1丁目「ワンコイン寺子屋」に
て、実験補助の仕事の概要を知る「ガイダンスセミナー」を行いました。
受講生は1名。宣伝力不足を痛感しています。

次回は5月22日(水)10時半~、「微量の液体の取り扱い方(実習)」を
開催します。ピペットマンやチューブの扱い方を練習します。

優秀な受講生を推薦しております。実験補助者の採用をご検討の際は、ぜひお
声をおかけください(推薦はボランティアでやっております)。

詳細はリーゾのHPをご覧ください。
http://rizo.co.jp/

○交配袋の販売について
 
第2期販売もご好評につき、残り枠が約4千枚となりました。埋まり次第、い
ったん終了いたしますので、今年度の交配で必要な方はお急ぎご注文ください。

交配袋の販売ページはこちらです。
http://www.rizo.co.jp/crossingbag.html

○開業4周年記念特別企画として、「小冊子」を作りました

某私立大学での特別講義のおまけ部分、リーゾを究極の低コストで起業した体
験談を文章化した小冊子を作りました。

「研究者のための身の丈ベンチャー起業」小冊子 

Amazonにて販売中です(送料無料、税込500円*、*ほぼ原価での提供です)。

大学院生はもちろん、低コスト・低リスクでやりがい重視の起業を考えていら
っしゃる研究者や主婦に、いつか役立つかもしれない生の体験談が満載です。
初めて明かされる、リーゾの創業秘話(悲話?)も収録されています。

Amazonでの販売ページはこちら
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00CHWAOIC

ブログでのご紹介記事はこちら
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-5742.html

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○連休の前半に、上野動物園に行きました。久しぶりでしたが、前よりきれい
で見やすく、動物たちも生き生きしているように感じました。いちばんの収穫
はシマウマのお尻。あの縞模様の起点がお尻であることがわかり、ひそかに感
動。写真もばっちり撮りました~。

○新企画「りかじっけんレポート」はいかがでしたでしょうか。小学校の理科
支援の仕事は意外と重労働らしいですが、子供たちがかわいくて癒されるそう
です。理科好きの子供が増えれば、研究者も増え、リーゾのお客様も増える、
・・・そういう下心はぜんぜんないですけど、小学生向けの理科実験の充実に
お役に立てる情報を発信できればうれしいです。

○リーゾのお米「コシヒカリつくば黒1号」、高圧浸漬加工のレトルト玄米ご
飯に続き、「玄米フレーク」の試作品も出来上がりました。お湯をかけると瞬
時に香ばしくて栄養リッチなおかゆになります。今のところ、関係者の間では
かなり好評で、特に70代の父には「歯が悪くてもおいしく食べられるご飯」
と大好評でした。
こちらも秋には少量ですが試験販売できるかもしれないので、どうぞご期待く
ださい!

○最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも、リーゾと「すいすい通信」をどうぞよろしくお願いいたします!
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いましたら、ぜひご紹介くださいますよう、お願いいたします。

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【すいすい通信】

発 行 日:月1回・第1水曜日(予定)
発行開始日:2011年4月7日

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2013年6月 3日 (月)

「コシヒカリつくば黒1号」生育状況!

「コシヒカリつくば黒1号」、連休に田植えが終わっている方の田んぼを見に行ってきました。

つくば市吉沼のIさんの田んぼです。

Photo

この広い田んぼに、今年は全部、「コシヒカリつくば黒1号」が植わっています。

もちろん、機械植えです。

すご~い!広~い!

 

なぜこんなに感激するかというと・・・、

Photo_2

去年は種籾が100gほどしかなく、端っこの5メートル分くらい手植えするのが精一杯でした。

まあそれでも20キロくらいは取れたわけで、田んぼは偉大です。

その前はプランターを並べて栽培して、がんばって100gですからね。

 

この田んぼは、今年も無農薬に挑戦しています。

玄米で食べることが前提のお米なので、できるだけ無農薬にしたいと考えています。

そう言うと「無農薬で米作りなんて不可能」「非現実的」「減農薬で十分」と、

大真面目に諭されることも多いです。

 

まあ、そうかもしれませんが、やってみないとわからないじゃないですか。

去年も、大変だったし収量も少なかったけれど、おいしいお米が取れましたし。

労多くしてちょっとしか取れないとしても、そのこと自体が大きな「価値」になる場合もあります。

食べる人にとっての価値は、作る人の誇りになり、もちろん、お金にもなります。

なので、無農薬栽培は単なる理想ではなくて、弱者にしかできないビジネス戦略でもあるのですよ。

 

・・・と、柄にもなく大きく出てしまいましたが、話を戻します。

除草剤を使っていないので、田植えから1ヶ月ですでに雑草がちらほら・・・。

Photo_3

イネの間が、うっすらと緑色になっていますが、それが生え始めた雑草です。

うっかり放っておくと、夏場には、何を栽培しているのか分からない状態になってしまいます。

去年はほんとに大変でした。

(去年のブログ記事「田んぼの除草」を参照)

今年は、そうなる前に、早め早めに手を打とう、ということになってます。

去年は足で踏んだのですが、今年は除草マシン(人力)を使うそうなので、

お手伝いに行くのがちょっと楽しみ・・・♪。

 

今年のお米はどうなるか? 時々ご報告していきます。

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