11月の実験補助セミナー
ずいぶん遅くなってしまいましたがご報告です。
11月の実験補助セミナーは、久しぶりのガイダンスセミナーでした。
参加者は4名。
実験補助の仕事になぜ「主婦」が求められているのか?
この不思議な事実の裏にある「主婦力」の分析から入り、
主婦の皆さんに、「自分でもいいんだ!」と自信を持って頂きます。
そして、実験補助で働いている先輩たちが、実際にどんな職場でどんな仕事をしているのかをお話しします。
(講師の経歴上、植物バイオ系の研究機関での例が多くなりますが)
続いて、気になる「待遇」、休みやすさ、ラボのボスや同僚との上手なつき合い方、トラブル回避&対応の仕方などの話と、
研究者のハートをとらえる「履歴書の書き方」と「面接の受け方」、
最後に「研究者=ラボのボスの本音」、と進みます。
(途中で、履歴書作成に有用な「自己発見シート」を記入する時間を取ります)
今回の参加者からの質問をご紹介します。
「パソコンソフト(ワード、エクセル、メールなど)がどの程度使えますか?と聞かれたら、
どう答えるのがよいのでしょうか?」
このような漠然とした質問は、答えるのが難しいですよね・・・。
「一通りできます」
などと、こちらも漠然と答えてしまうのはトラブルの元。
研究で使うのと、事務や経理で使うのとでは、「一通り」の内容がぜんぜん違うので・・・。
研究者が知りたいのは、やってもらいたい仕事をすぐわかってもらえる程度の、
ITに関するリテラシーがあるかな?ということ。
・・・とはいえ、やってもらいたい仕事の内容はこちらにはわからないですよね。
なので、お勧めなのは、「過去にやったこと、作ったものなどを、具体的に挙げること」です。
例えば・・・
「PTA役員会の書記で議事録を担当し、ワードで作ってました」
「子ども会のイベントポスターをパワーポイントで作ったことがあります」
「家計簿をエクセルでつけてます」
「父母会の連絡係で、メーリングリストの管理をやったことがあります」
「趣味の××のブログを立上げて、運営してます」
などなど。
このような具体例があれば、「じゃあラボの仕事だとこれとこれはできるな」と考えてもらいやすくなるのではないかと思います。
もうひとつの質問。
「『簡単な実験操作です』など、『簡単な』という文言にはどういう意図があるのでしょうか?
ほんとうに簡単だとは思えないのですが・・・」
確かにありますね、そういう募集広告。
実際に入ってみたら、ぜんぜん簡単じゃない!ということもありそうです。
これは研究者の立場に立っての想像ですが・・・
たぶん、『簡単な』という言葉を付けることで、応募者の心理的なハードルを下げて、
できるだけ潜在的に優秀な多くの人に応募してもらいたい、
という意図があるのではないか?と思います。
もちろん、ほんとうに簡単な場合もあるかもしれません。
いずれにしても、『簡単な』と書いてあれば、素人歓迎と解釈して、
遠慮なく応募されたらよいと思いますよ!
次回は12月19日、「微量の液体の取り扱い方」。
楽しい「ピペットマン」の実習です!
空席まだたくさんあります。
ここから参加でもだいじょうぶです。
実験補助の仕事について、生の情報が得られますよ~。
ぜひご参加ください!
詳細はリーゾのHPにて。
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