2-MEの代わりにDTTが使えます
RNAすいすい-Pをご愛用いただいているあるお客様から、
貴重な情報をいただきましたのでご紹介します。
RNAすいすい-PでのRNA抽出時に、RNase阻害剤として2-MEを使うのですが、
揮発性で臭気のある毒性物質は扱いにくい・・・ということで、
DTTが代用できないかを試してくださいました。
「先ほど、真菌(酵母)から抽出しました。
他のキットだと酵母用とされているものでも、高い専用酵素を必要としたり、
あまりきれいにとれなかったためスイスイ-Pを使用しています。
I液500ulに2ME 20 ulが標準ですが、これを2M DTT 10 ulに変えて抽出しました。
もちろん1M DTT 20ulでも大丈夫だと思います。
菌をI液で懸濁した後、1mm glass beadsで破砕し、フェノール抽出し、
遠心後にFarmingenのRNA用カラムで精製しています。
1 mlの菌液からRNAが
8.9 ug (DTT) 260/280 = 2.13
7.6 ug (2ME) 260/280 = 2.13
リボソームバンドもきれいに見えました。
収量の違いはサンプル量などの誤差だと思います。
結論としてDTTも同じように使えました。
2MEの最大の問題点は数年前から毒物指定になり、管理がとても面倒な事です。
さらにサンプル数が多くなると刺激臭がきつくなるのも嫌なところです。
DTTならこれらが軽減されるはずです。」
ご報告くださったお客様、ありがとうございました。
さっそくリーゾでもDTTに切り替えるべく、試薬屋さんに注文しました。
念のため確認実験を行い、近日中に取説も修正したいと思います。
取り急ぎブログにて、皆様にお知らせいたします。
真菌からのRNA抽出にもお勧め!の、
「RNAすいすい-P」のHPはこちらです。
http://www.rizo.co.jp/RNA-P.html
リーゾのHPはこちらです。
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