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2012年5月25日 (金)

起業を志す方にお勧めの本⑭

図書館で借りてきていっぱい読んでいる、起業・経営本の中から、

お勧めのものをご紹介しています。

今日はその第14弾です。

 

今回のは、「起業」でも「経営」でもないのですが、

頭を使う仕事=知的生産、をしている方すべてにお役にたちそうな本です。

 Image382

「イシューからはじめよ 知的生産のシンプルな本質」

安宅和人 著 

英治出版  定価本体1800円+税

ISBN978-4-86276-085-2

 

頭を使う仕事=知的生産、と言ってしまうと、なんだかハイソな感じに聞こえますが、

例えば主婦だって頭を使って家庭を経営してるわけですから、立派な知的生産。

そう考えると、ほとんどすべてのひとが、対象者になりうるのではないでしょうか?

 

さっそくですが、この本が伝えようとしていることを、例によって思い切り端折って言っちゃいますと、

「限られた時間で、本当のバリュー(価値)があるアウトプットを、効率的に生み出す方法論」

です。

(ほら、雑多な仕事で超忙しい主婦や、なんでもこなす零細ベンチャーの経営者には、絶対必要でしょ?)

 

「イシュー」とは、要するに「何に答えを出すべきか」ということです。

答えを出す価値がないもの、そもそも答えが出ないようなものにつかまっては時間の無駄。

そのような「なんちゃってイシュー」に惑わされず、本質的なイシューをつかむことがまず大事です。

課題に取り掛かる前に、「何がイシューなのか」をきっちり考えて、明確にしてから、

必要最小限の労力で、バリューのある仕事を達成する、という心構えを持つこと。

その対極にあるのが、むやみやたらに労働力を注ぎ込んで、

一心不乱に大量の仕事をすることで、なんとか仕事を完成させようというやり方。

これを著者は「犬の道」と呼んでらっしゃいます。

 

「イシューからはじめる」仕事術は、

1.イシュードリブン:イシューを見極めること

2.仮説ドリブン①:イシューを分割してストーリーの流れを作ること

3.仮説ドリブン②:ストーリーを検証してアウトプットのイメージを作ること

4.アウトプットドリブン:ここまでの部分の検証を行うこと

5.メッセージドリブン:報告書や論文をまとめること

という流れで進めていく、ということなんですが・・・。

 

ここで気づきました。

・・・これって、研究の進め方と一緒じゃないですか?

(著者の安宅さんは、ニューロサイエンスの研究をされていた経歴もある方と聞いて、納得。)

そう考えると、特に研究の経験者にとっては、非常に分かりやすい話になります。

  

ストーリーの立て方は、

・3つのWHY=「なぜ魅力?」「なぜやる?」「なぜできる?」から組み立てる

・「空・雨・傘」=「確認・深掘り・結論」で考える

ストーリーを立てる際に活躍する絵コンテは、

・「分析の設計」であり、「どんな分析結果が欲しいのか」を起点に考える

・分析の「軸」を考える、数字を入れる、方法を明示する

報告書や論文は、

・本質的かつシンプルにまとめる

・聞き手の「無知」と「知性」を前提とする

ということで、やっぱり、研究結果のプレゼンや論文を作るときとほとんど一緒ですよね~!!

研究者って、知らず知らずのうちに(大学や職場で教育されたおかげなわけですが)、

効率の良い知的生産の仕方を身につけているのだなあ、と改めてありがたく感じました。

  

さて、著者がコンサルとして修行を積んだ場であるマッキンゼーの教えに、

「コンプリート・スタッフ・ワーク」

(スタッフとして関わった仕事は完璧にやり遂げよ、という意味)

という言葉があるそうです。

仕事を完璧にやり遂げるには、命を削る思いをすることもあるけれど、

プロの仕事で命を削ること自体には何の意味もない。

プロの「努力」は一切評価されない。

過酷な事実だけれど、だからこそ「プロ」は自由になれるんですね。

 

「犬の道」は、体力があるうちはまだいいけれど、年取ると無理・・・。

自分のためにも、愛する家族のためにも、

過労で倒れないうちにこの本を読んで、効率よく「仕事」するよう、心がけたいですね。

  

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

 

 

 

  

  

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