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2012年4月26日 (木)

96ラックに粉砕用ビーズを一度に落とすには

ラボで役立つかもしれない、プチ裏ワザです。

 

DNA抽出の前処理などで、サンプルを粉砕するときに、金属やセラミックのビーズ(ボール)を使うことがあります。

チューブを激しく振ることで、ビーズがサンプルを叩き潰すわけですね。

さらに、サンプル数が多いときには、チューブの代わりに96ウェル式のチューブラックを使います。

ここで問題になるのが、この96個の穴に、ひとつぶずつビーズを入れるのが面倒だ、ということ。

ピンセットでつまんでひとつずつ入れていくのは、ビーズが滑ってつかみにくく、

何ラックもあるときは気が遠くなりそうです。

手の中にまとめて包み込んで、指で順に落として行く手もありますが、

うっかり2粒入ってしまうととても面倒なことに。

 

そこで、96個の穴に、ビーズを一粒ずつ、一気に落とす方法を考えました。

使うのはこれ。

Photo

おあつらえ向きに、96ラックと同じ位置に、96個の穴が開いた、

プラスチックの板です。

詰め替え用のピペットチップを買うと、チップの支持体としてついているものです。

普通は廃棄する部分ですが、なんとなくもったいないので取ってありました。

これを2枚用意します。

 

ビーズの方は、1kg入りなどで売っているものを、

清潔なタッパー(A4サイズくらいの薄型が良い)にざらざらと空けておきます。

 

穴あきプレートを2枚重ねて、穴が半分ふさがる程度にずらし、しっかり持ちます。

穴に指がかからないよう、側面に指を当てて押さえるのがコツ。

Photo_2

2枚の間に隙間が開かないよう、ぴったりと合わせておくのも重要なポイント。 

その状態で、タッパーのビーズをすくい取るか、スプーンなどで振り掛けるかしてやります。

軽く揺らしてやると、ビーズはプレートの上を転がりながら、穴の中におさまっていきます。

ビーズのサイズにもよりますが、同じ穴に2個は乗りません。

(写真は4ミリ径のビーズを使用)

Photo_3

こんな感じに乗っかります。

写真では全部の穴に入ってませんが、実際は全部に入れます。

すべての穴に1個ずつビーズが乗ったら、チューブラックの上に移動。

 

もうお分かりですよね!

チューブラックの真上にしっかり合わせて、プレートのずれをそっと戻しますと・・・

ザッ!

小気味良い音を立てて、96個の穴に、96個のビーズが落下します。

なかなかの快感です!

(音つきの動画がないのが残念・・・)

 

実はこれは、大量のサンプル粉砕の必要に迫られ、大げさでなく、

脳みそから汗がでそうなくらいに頭をひねって考案したワザです。

(思いついてしまえば、なんてことはない方法ですが・・・)

96での粉砕をルーチンで行っているラボでは、ものすごく労力削減になります。

ご参考になれば幸いです。

   

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

   

   

   

  

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コメント

さっすが。アッタマいい!!

これをぼんやりみているうちに、落とし穴を掘って、こんな感じの仕掛けで一斉にヒトを落っことしたら面白いだろうなと思ってしまう自分が疲れていることに気づきました。^^;

「モンナノナンモン」コーナーでもつくったら面白いかも。

たかたかさん
 
コメントのお返事が遅くなり失礼しました。

「モンナノナンモン」、語呂がいいですねえ。
中学生のとき、学級日誌の体育欄を書いていた日直の相棒(男子)が、
「モンナモンナオンナナン?」
(門奈さん、女子は何をやったの?、の意)
と言って、勝手にウケていたことを思い出しました・・・。

注)ヒトは落とさないでくださいね。

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