NARO植物工場つくば実証拠点見学
昨日(3月1日)、いばらきサロン主催の
「農研機構(NARO) 自然光利用型植物工場つくば実証拠点」
見学ツアーに参加して来ました。
かなりビッグな温室です。軒高5メートル。
中に入ると、通路を挟んで両側に温室が5つずつ。
これ、トマトです!
土はなく、養分を含んだ水を根っこのところに流しています。
上まで到達して、さらに伸びちゃったら、先端を少しずつ下げていきます。
3.5メートルの高さの高所作業台(床のレールで移動する)に乗っての作業です。
そうすると必然的に根元のところがあまり、写真のようにとぐろを巻いていきます・・・。
これを繰り返すと1年くらい収穫し続けられるとか(さすがに永久にというのは無理らしいですが)。
こちらはパプリカ。
こちらはキュウリ(葉っぱが黄色くなっているのは栄養が足りない?)。
キュウリはトマトとは逆に、3ヶ月で更新する多回転栽培をするそうです。
こちらの植物工場は、「太陽光利用型」なので、一見普通の温室風で、
いわゆる植物工場(LEDを当ててサラダ菜を育てるような)とは違います。
トマトなどの果菜は、光がたくさん必要なので、LEDでは無理なんですって。
立派な温室に精密な制御装置、水耕栽培用の肥料、電気代・・・。
トマトやキュウリの値段を考えると、つい「モトが取れるのか??」と思っちゃいますが、
生産物の単位重さあたりの生産コストを3割削減できる技術を目指しているそうです。
気になったのは、水耕液の廃棄ですが、できるだけ循環して、
成分をモニターしながら足りない分を補う、という方向で検討しているそうです。
(実際には、まだ「かけ流し」が多いそうですけど・・・)
1年中、トマトやキュウリが食べられる背景には、これまでにも種苗会社や農家さんの、様々な工夫がありました。
それをより高度化・効率化するための実証拠点、というわけです。
最後に記念撮影。皆さんいい笑顔です♪
後列左から5番目の女性が私です。
説明してくださった研究者の先生、ありがとうございました~。
野菜の研究にも(微力ながら)お役に立っております。
リーゾのHPはこちらです。
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