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2012年3月 2日 (金)

NARO植物工場つくば実証拠点見学

昨日(3月1日)、いばらきサロン主催の

「農研機構(NARO) 自然光利用型植物工場つくば実証拠点」

見学ツアーに参加して来ました。

  

Photo

かなりビッグな温室です。軒高5メートル。

Photo_2

中に入ると、通路を挟んで両側に温室が5つずつ。

Photo_3

これ、トマトです!

土はなく、養分を含んだ水を根っこのところに流しています。

上まで到達して、さらに伸びちゃったら、先端を少しずつ下げていきます。

3.5メートルの高さの高所作業台(床のレールで移動する)に乗っての作業です。

そうすると必然的に根元のところがあまり、写真のようにとぐろを巻いていきます・・・。

これを繰り返すと1年くらい収穫し続けられるとか(さすがに永久にというのは無理らしいですが)。

Photo_4

こちらはパプリカ。

Photo_5

こちらはキュウリ(葉っぱが黄色くなっているのは栄養が足りない?)。

キュウリはトマトとは逆に、3ヶ月で更新する多回転栽培をするそうです。

 

こちらの植物工場は、「太陽光利用型」なので、一見普通の温室風で、

いわゆる植物工場(LEDを当ててサラダ菜を育てるような)とは違います。

トマトなどの果菜は、光がたくさん必要なので、LEDでは無理なんですって。

立派な温室に精密な制御装置、水耕栽培用の肥料、電気代・・・。

トマトやキュウリの値段を考えると、つい「モトが取れるのか??」と思っちゃいますが、

生産物の単位重さあたりの生産コストを3割削減できる技術を目指しているそうです。

 

気になったのは、水耕液の廃棄ですが、できるだけ循環して、

成分をモニターしながら足りない分を補う、という方向で検討しているそうです。

(実際には、まだ「かけ流し」が多いそうですけど・・・)

 

1年中、トマトやキュウリが食べられる背景には、これまでにも種苗会社や農家さんの、様々な工夫がありました。

それをより高度化・効率化するための実証拠点、というわけです。

 

最後に記念撮影。皆さんいい笑顔です♪

Imgp4138

後列左から5番目の女性が私です。

 

説明してくださった研究者の先生、ありがとうございました~。

野菜の研究にも(微力ながら)お役に立っております。

リーゾのHPはこちらです。

http://rizo.co.jp/

    

  

  

  

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