肉と加工品からのDNA抽出
DNAすいすいで、こんなものからDNAが取れるかな?プロジェクト、
略して「Dとれ」、今回は、肉とその加工品でやってみます。
使うバッファーは、「魚の体表粘膜用」といいながらも、実はかなりオールマイティーな、
「DNAすいすい-F」です。
サンプルは、
①豚肉の脂身(生)
②豚肉の赤身(生)
③ウインナーソーセージ(シ○ウエッセン)
④とりそぼろ(自分で調理したもの)
⑤パック入りのハム(賞味期限切れ)
いずれも、自宅の冷蔵庫からサンプリングして参りました。
1回の抽出で、適量は50~100mg程度です。
DNAすいすい-Fを500μl加えてディスポペッスルでつぶします。
つぶしてからバッファーを加えても構いません(そのほうがつぶしやすいかも)。
バッファーとよく混合して、室温でしばらく(10分くらい)置きます。
プロトコル上は加熱処理(65℃10分)とありますが、今回は省略して、フェノクロ抽出へ。
等量のフェノクロを混合し、遠心します。
ここまできたら、あとはイソプロ沈のみ!
上清を400μl回収して、別のチューブに移し、
等量のイソプロと混合して遠心します。
70%エタノールで沈殿をリンスして、軽く風乾し、50μlの滅菌水に溶解。
沈殿は、それっぽいものがちゃんと得られていましたが・・・。
さあ、DNAが取れているでしょうか?
続きは次回!
魚の体表粘膜ほか、唾液や肉類、バクテリアなどからもDNAがすいすい取れるバッファー、
DNAすいすい-Fのご案内はこちらです。
http://www.rizo.co.jp/DNA-F.html
リーゾのHPはこちらです。
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