2月の実験補助セミナー
2月15日、ワンコイン寺子屋にて
「主婦力が活きる仕事~私にもできる実験補助~」
本気で就職を目指す3回シリーズ③
を開催しました。
今回の参加者は6名(予定は8名でしたが、体調不良などで2名お休み)。
まずは実験補助に求められる「主婦力」のおさらい。
そして、「職務経歴書」の書き方に入りますが、その前に、
自分の職歴と、それぞれの仕事の内容の詳細と、
そのなかで得た能力とか、気付きとか、スキルとか、喜びを感じたこととか、
そういったことを書き出すワークをやっていただきました。
「そういえばこんなこともした」「そういえばこんなことができた」ということ、
誰にでもありますよね。
忘れていた、自分の「宝物」を探すような感じです。
その「宝物」が、就職活動時のアピールポイントになるのです。
アピールポイントというと自己主張みたいですが、
採用側は、応募者がどういう人間なのかを、できるだけ現実的なレベルで知りたいのです。
採用側が不安に思うこと、知りたいと思うことを、きちんと用意しておくことは、
採用側にとってもありがたいこと。遠慮することはありません。
(もちろん、そういう準備をしてくれる人というだけで、好印象です。
だって、仕事をするというのは、相手のニーズに応えていく作業に他なりませんから・・・。)
その後で、職務経歴書の一般的なフォーマットと、書き方のルールを学びます。
専業主婦歴が長い場合には、職歴の欄の下のほうに、「退職後の活動」という欄を設けて、
自治会やPTA活動、ボランティア、趣味・・・などで担当した仕事や、
そこで得たスキルなどを書くのがお勧めです。
次に履歴書のフォーマット選びのポイントと、書き方、写真の貼り方などの復習。
で、履歴書の「右側」のページの書き方のポイントの説明。
右側のページは、採用側が熟読するところですから、できるだけ空欄は避けて気合をいれて記入しましょう。
書く以上は、面接でつっこんだ質問をされることを覚悟して、説明する内容も用意しておきます。
志望動機でありがちなのが、個人的な都合を書いてしまうこと。
「子育てが一段落して暇になった」「夫が失業して収入が欲しいため」など、そういうことを書くところじゃないんですね。
「この人を採用するとどういうメリットがあるのか?」「採用して大丈夫か?」「すぐ辞めたりしないか?」
・・・という、採用側の不安に応える内容を書くところなんです。
最後に、面接のポイントを説明したのち、
面接時に研究者がよく聞く質問に対する答えを書き込んで、
「想定問答集」を自分で作る、というワークをしました。
この段階で、自分でも答えられないような質問については、
実際に応募するまでに対策を講じておく必要があります。
おまけとして、お勧めの履歴書と職務経歴書のフォーマット、
それに「実験補助者に求められる資質一覧」(ネット調べ)をお渡しして終了。
受講生の皆さんとは、このセミナーでいったんお別れです(ちょっと寂しい)。
この春の求人ラッシュに、実験補助者への応募に挑戦されるはず。
経験はなくとも、熱意のある、優秀な「主婦力」を持った人たちです。
研究者の皆さん、ぜひ温かく迎えてあげてください!
さて、来月(平成24年3月)は、ガイダンスセミナーをつくば市内の2箇所の会場で実施します。
3月7日(水) つくばふれあいプラザ茎崎 10時~11時半
3月14日(水) ワンコイン寺子屋 10時~11時半
その後、4月~6月は、3回シリーズになります。
さらにグレードアップした内容を提供したいと思っています。
実験補助の仕事に興味のある方、どうぞご参加ください!
(お申込みはリーゾ宛で大丈夫です。info@rizo.co.jp)
リーゾのHPはこちらです(ご案内はこちらにもあります)。
« 児童虐待防止フォーラム | トップページ | 脂質の多い種子からのDNA抽出 »
「セミナー」カテゴリの記事
- 微量の液体の取り扱い(セミナー内容)(2018.07.25)
- 理工系女子応援シンポジウム(2017.09.05)
- 実験補助セミナー2017(2017.03.27)
- 7/13セミナー報告(2016.07.13)
- 6/15セミナー報告(2016.06.16)
コメント