「空籾」と「実の入った籾」を分ける作戦
前に、ペットボトルと割り箸で脱穀する記事をアップしました。
今回は、その後の処理のプチ裏ワザです。
脱穀した籾の中には、実の入っているものと、入ってないものがあります。
そのほか、籾についていた小枝のようなカスも混ざっています。
実の入った籾だけを残したいですが、一粒ずつつまんで回収するのはナンセンス。
そこで登場するのがまたまたペットボトルです。
1.5Lなど、長いペットボトルの底を、長さを出来るだけ残して切り落とします。
底辺から逆V字の切り込みを入れます(5センチ程度の深さで、2箇所程度)。
ふたをはずし、代わりに適当なネットをかぶせて輪ゴムでとめます。
(今回は、三角コーナー用ごみとりネットを使っています)
そこに「掃除機」のホース(ヘッドを外す)を差し込みます。
掃除機を「弱」にして、籾にそっと近づけると・・・。
うまく写っていませんが、実の入っていない軽い籾は吸い上げられ、
実の入っている重い籾はジャンピングするだけで吸い上げられずに残ります。
ある程度吸うと詰まるので、新聞の上に移動してスイッチを切り、落とします。
ここで、落ちたものをチェックして、実の入ったものが混ざるようでしたら、
逆V字の切り込みを深くして調整してください。
何度やっても実の入ったものが混ざらないようになったら、
ネットを外して直接吸い込んでも大丈夫なはずです。
(私はまだその勇気はありませんが・・・)。
今年は、実験補助セミナーの受講生の中から、
「インターンスタッフ」として週1×2名がお手伝いに来てくださっているので、
実験用イネの種落としも例年になくはかどっています。
ほんと、ありがたいです・・・。
(もちろん、DNA実験の訓練もしていただいてますよ!)
リーゾのHPはこちらです。
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こういう記事を読んでいると、「すてきな奥さん」(※)で連載できそうですね。
いっそ「すてきな奥さんサイエンティスト」を標榜しては?笑
※ http://www.shufu.co.jp/magazine/okusan/
投稿: たかたか | 2011年10月14日 (金) 21時18分
いい忘れましたが、上の投稿は「JOKE」なのでコメント不要です。
涼しくなったり、暑くなったりして体調管理が大変ですが、がんばってください。
投稿: たかたか | 2011年10月16日 (日) 21時16分