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2010年10月 4日 (月)

Dとれプロ⑭しいたけ

DNAすいすいシリーズでこんなものからDNAがとれるかな?プロジェクト、

略して「Dとれ」プロ、第14弾です。

 

今回は「しいたけ」からRNAを抽出してみます。

(あるお客様からお題を頂戴しました)

サンプルはこちら。

Down

・・・肉厚でおいしそうなしいたけ(茨城県産)です。

抽出には1回分100㎎使います。

Down_2

スライス1つが1回分です。

 

バッファーは、

繊維質(多糖類)が多いということで、「RNAすいすい-S」、

かさの部分の茶色はポリフェノール?ということで、「RNAすいすい-P」、

この2種類を使いました。

 

バッファーをチューブに入れ、サンプルを生のまま加えてペッスルでぐりぐり。

(本来は、液体窒素中で粉末にしてからバッファーに加えますが、

取れるかどうかのテストなので略式です。)

Pの方は、滑ってつぶしにくいため、いったんバッファーを吸い出してからつぶし、

バッファーを戻しました。

 

プロトコルに従って酸性フェノールとクロロホルムを混合し、遠心。

上清を取ってイソプロパノールと混合。

Down_3

左2つが「S」、右2つが「P」ですが、どちらも透明で無色です。

遠心後の沈殿にも、特に着色は見られませんでした。

50μlの滅菌水に溶解して10μlを泳動してみたところ・・・

 Photo

どちらも良好にRNAが抽出できていました。

分光光度計での測定では、「260nm/280nm」比から見て、

「P」の方が若干質の良いRNAが取れているようです。

量的には、100㎎の組織から、平均12μgのtotalRNAが得られました。

 

というわけで、「きのこ」からのRNA抽出にも、

「すいすい」シリーズ、お勧めです!

 

今回使いました、

RNAすいすい-Sのご案内はこちらです。

http://www.rizo.co.jp/RNA-S.html

RNAすいすい-Pのご案内はこちらです。

http://www.rizo.co.jp/RNA-P.html

(最近、お問合せ・ご注文が増えています。ありがとうございます!)

 

 

 

 

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