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2010年8月13日 (金)

DS-F「サンプル保存液」としての性能テスト

「DNAすいすい」シリーズの新製品「DNAすいすい-F」。

魚の体表粘膜・組織用のDNA簡易抽出バッファーですが、

話を聞いていただいたお客様から、

「フィールドワークなど、実験設備がなくすぐに抽出できないときに、

サンプルを持ち帰る保存液として便利かもしれない」

とのご意見をいただきました。

 

さっそく試してみました。

オフィスで飼っている金魚たちの体表粘膜をスワブ(綿棒)で採取。

DNAすいすい-Fを400μl入れた1.5mlチューブに入れ、軸をカットしてふたをし、

冷蔵庫(4℃)と実験台の上(25℃~30℃)に置きました。

そして4日後と11日後にDNA抽出を行ってみました。

 

抽出したDNAを電気泳動してみたところ・・・、

1_2 

←で示したバンドがゲノムDNAです。

冷蔵の方が若干収量が多いように見えますが、

常温11日でも、量・サイズとも十分なゲノムDNAが取れているようです。

 

ちなみに分光光度計で核酸量を測定したところ、

常温4日 16.2μg 260/280比=1.86

常温11日 7.9μg 260/280比=2.00

冷蔵4日 16.1μg 260/280比=2.00

冷蔵11日 10.1μg 260/280比=2.00

となりました。

(この核酸量にはRNAが含まれます)

 

この結果をお伝えしたところ、

「11日あればアマゾンからでも帰って来れる!」

とのコメントをいただきました。

 

・・・アマゾンですか・・・!

飛行機で持ち帰る場合には、気圧の低下で蓋が開かないよう、

ねじ式キャップのついたチューブを使うなど、工夫が必要かもしれません。

いずれにしても、「DNAすいすい-F」、サンプルの一時保存液としてご利用いただけそうです。

意外な使い道がありそうな、「DNAすいすい-F」のご案内はこちらです。

HP

http://www.rizo.co.jp/DNA-F.html

ブログ

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/dna-f-93cb.html

  

試供品をお送りしております。

029-852-9351あるいはinfo@rizo.co.jp まで、お気軽にご請求ください。

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