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2010年7月22日 (木)

Dとれプロ⑫水産乾物

DNAすいすいシリーズでこんなものからDNAがとれるかな?プロジェクト、

略して「Dとれ」プロ第12弾です。

先日発売になりました「DNAすいすい-F」を使って、

水産乾物からDNA抽出を試みます。

 

材料は、桜海老、削り節、じゃこ(乾燥シラス)です。

・・・どこのご家庭にもありそうなものですね。

Photo 桜海老

Photo_2 削り節

Photo_3 じゃこ

 

それぞれ少量(数㎎)と多め(10~30㎎)をチューブに入れました。

Photo_7

ここに「DNAすいすい-F」400μlを加え、60℃で15分。

Photo_8

あえてすりつぶさずに進みます。

フェノクロを混合して遠心。

Photo_9

ぎょ・・・(注:しゃれではありません)。

やはり少しはつぶすか、カットしてから入れたほうがいいようですね。

(上清が取りにくいことを我慢できればとくに問題ないですが)

 

上清を取り、イソプロ沈して50μlの水に溶解し、DNA量を測定。

桜海老

・5㎎⇒2.5μg

・10㎎⇒22.7μg

削り節

・4㎎⇒9μg

・16㎎⇒24.6μg

じゃこ

・7㎎⇒2.6μg

・27㎎⇒14.6μg

取れていました。

260/280比は1.74~1.9程度で、波形もOKでした。

Photo_10

念のため泳動してみたところ、

Photo_11

乾物なので全体的にサイズは小さいものの、ちゃんと取れているようです。

 

この製品は生きた魚の粘膜向けということで開発したのですが、

環境調査などのフィールドワーク時に、サンプルを採取して持ち帰るのに、

「一時保存液」として使えそうだ、というご意見をいただきました。

なるほど! 

粘膜採取した綿棒(の頭)をバッファーと一緒にチューブに入れて持ち帰り、

後日DNAを抽出するというわけですね。

成分から見て問題ないはずですが、さっそく試してみたいと思います。

 

今回使いました「DNAすいすい-F」のご案内はこちらです。

http://rizo.co.jp/DNA-F.html

(HP)

http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/dna-f-93cb.html

(ブログ)

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