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2010年6月14日 (月)

Dとれプロ⑩ダイズ葉とメロン葉(フェノクロなし)

DNAすいすいシリーズでこんなものからDNAがとれるかな?プロジェクト、

略して「Dとれ」プロ、第10弾です。

「フェノクロなしに挑戦」第2回、今回はマメ科代表の「ダイズ」の葉、

ウリ科代表の「メロン」の葉でやってみます。

 

Photo

ダイズの葉です(枝豆についている葉、といえばわかりやすい?)。

Photo_2

メロンの葉です。

Photo_3

つぶす前の状態(左からダイズ11㎎、ダイズ3㎎、メロン40㎎、メロン10㎎)。

葉の面積はだいたい同じにしたつもりなのですが、ダイズの葉は軽いようです。

 

バッファーは「DNAすいすい-P」、添加剤入りで400μlです。

Photo_4

「ディスポのペッスル」でつぶした後です。

ちなみにディスポのペッスルとは、

Photo_5

これです。

ブルーチップの先をライターの火であぶって丸めたものです。

(真似する際は、引火物を遠ざけ、やけどに気をつけて自己責任で作ってください)

 

フェノクロなしで遠心し、上清300μlをイソプロ沈。

白い沈殿が得られました。

ダイズは50μl、メロンは100μlの水に溶解(溶け残りはやはり出ました)。

 

10倍希釈液1μlを鋳型としてPCR。

Pcr

増えました!

データは出してませんが、原液1μlを鋳型とした場合も増幅しました。

 

吸光値から計算した核酸量(RNA含む)は

ダイズ11㎎:5μg

ダイズ3㎎:2μg

メロン40㎎:15.5μg

メロン10㎎:4.5μg

で、260/280比は1.75~1.9となりました。

 

マメ科植物はタンパク質が多いので、フェノクロなしは無理かもと思いましたが、

葉なら特に問題ないようです。

 

というわけで、マメ科、ウリ科の育種関係者の皆様にも、

「DNAすいすい-P」、お勧めです!

【農研機構・野菜茶業研究所様、お買い上げありがとうございます。】

 

リーゾのHPはこちらです。

http://members3.jcom.home.ne.jp/rizo.inc/

  

 

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