Dとれプロ⑩ダイズ葉とメロン葉(フェノクロなし)
DNAすいすいシリーズでこんなものからDNAがとれるかな?プロジェクト、
略して「Dとれ」プロ、第10弾です。
「フェノクロなしに挑戦」第2回、今回はマメ科代表の「ダイズ」の葉、
ウリ科代表の「メロン」の葉でやってみます。
ダイズの葉です(枝豆についている葉、といえばわかりやすい?)。
メロンの葉です。
つぶす前の状態(左からダイズ11㎎、ダイズ3㎎、メロン40㎎、メロン10㎎)。
葉の面積はだいたい同じにしたつもりなのですが、ダイズの葉は軽いようです。
バッファーは「DNAすいすい-P」、添加剤入りで400μlです。
「ディスポのペッスル」でつぶした後です。
ちなみにディスポのペッスルとは、
これです。
ブルーチップの先をライターの火であぶって丸めたものです。
(真似する際は、引火物を遠ざけ、やけどに気をつけて自己責任で作ってください)
フェノクロなしで遠心し、上清300μlをイソプロ沈。
白い沈殿が得られました。
ダイズは50μl、メロンは100μlの水に溶解(溶け残りはやはり出ました)。
10倍希釈液1μlを鋳型としてPCR。
増えました!
データは出してませんが、原液1μlを鋳型とした場合も増幅しました。
吸光値から計算した核酸量(RNA含む)は
ダイズ11㎎:5μg
ダイズ3㎎:2μg
メロン40㎎:15.5μg
メロン10㎎:4.5μg
で、260/280比は1.75~1.9となりました。
マメ科植物はタンパク質が多いので、フェノクロなしは無理かもと思いましたが、
葉なら特に問題ないようです。
というわけで、マメ科、ウリ科の育種関係者の皆様にも、
「DNAすいすい-P」、お勧めです!
【農研機構・野菜茶業研究所様、お買い上げありがとうございます。】
リーゾのHPはこちらです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/rizo.inc/
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