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2010年3月24日 (水)

Dとれプロ⑤ササ

「DNAすいすいシリーズで、こんなものからDNAがとれるかな?」プロジェクト、

略して「Dとれ」プロ、第5弾「ササ」編です。

・・・今回は、DNAすいすいシリーズでとるわけではないので、

正確には「番外編」と言った方がいいのかも?

研究者のお客様からの、

「ササからのDNA抽出をなんとかしたい」

というご要望にお応えして、検討してみました。

  

材料は近場で調達。

Sasa

どこにでも生えているような、品種不明のササです。

 

①若い葉(柔らかい)、②かなり成長した葉(硬い)、

③枯れた葉、④茎(葉鞘)、

の、4つの部位に分けてサンプリング。

重さはそれぞれ70mg、70mg、50mg、100mg、です。

Photo

 

バッファーは、今回のために特別に組成を考えて調合したマル秘です。

抽出手順は、すいすいシリーズとほぼ同様、

1.サンプルをバッファーになじませる

2.60℃程度で15分保温する ←すいすいシリーズにはないステップです

3.フェノール・クロロホルムと混合して遠心

4.上清をイソプロ沈してDNAを回収

です。

多検体処理への移行を考え、粉砕工程なしで抽出できる調合とプロトコルにしました。

 

サンプルをバッファーになじませたところです。

Photo_2

15分保温した後はこうなります。

いろいろなものが溶出してる感じがしますよね。

Photo_3

以下、上記のプロトコル通りに抽出作業を行い、

得られたDNAを50μlの滅菌水に溶解し、10μlを電気泳動してみました。

Photo_4

「枯れた葉」が意外と好成績です。

茎(葉鞘)に関しては、保温の前か後にチップでつぶす工程を入れたほうがよさそうですが・・・PCR用ならこれで十分でしょう。

  

この結果をお見せしたところ、

「粉砕しないでこんなに取れるとはすごいねえ!」

と感動していただいたのもつかのま、

「・・・RNAはどう?」

と次の宿題をいただいてしまいました。

近いうちに、試してみます。

  

今回用いたバッファーは、今後検討を重ねて商品化を予定しています。

まだ非売品ですが、研究者の方で、ご自分の材料でお試しいただける方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。

  

これとは別に、現在「木材からDNAがとりたい」というご要望にお応えし、

木材用のバッファーとプロトコルも検討中です。

(ちなみに竹製品(割り箸など)なら、

今回のバッファーで抽出できることを確認しています。)

  

リーゾの「すいすいシリーズ」、ぜひよろしくお願いします!

HPはこちらです。

http://members3.jcom.home.ne.jp/rizo.inc/

  

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