DNAすいすい-R(新製品)
リーゾのオリジナル研究試薬第四弾「DNAすいすい-R」のご紹介です。
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DNAすいすい-R Cat.No. DS-0003N
85ml(110回分)入り 添加剤・添加剤溶解液つき
定価 21,000円(税込)
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「DNAすいすい-S」「DNAすいすい-P」は、難度の高い植物組織からのDNA抽出を可能にしてきましたが、
「バラ科」の植物の葉については対応していませんでした。
「バラ科」には、バラをはじめ、イチゴ、リンゴ、さくらんぼ、
ウメ、ナシ、スモモ・・・ など
重要な農産物が多く、DNA研究の必要性も高いにもかかわらず、
ペクチンなどのゼリー状物質が多くふくまれるため、
DNAをスムーズに抽出するのが難しいという問題がありました。
リーゾの新製品DNAすいすい-Rは、ゼリー状物質の多いバラ科植物の葉から
簡単な操作でDNAを抽出することに成功しました。
実際の操作は、
1.DNAを抽出したい植物組織10~50mgを、エッペンチューブに入れた400μlのバッファー+添加剤中でつぶす
2.さらに400μlのバッファー+添加剤を加えて混合
3.フェノクロ抽出する
4.上清から粘性物質を除去 ← 方法は内緒とさせていただきます
5.遠心して上清を別のチューブへ移し、イソプロパノール沈殿
6.再び遠心して上清を捨て、70%エタノールで沈殿をリンス
で終わりです。
ステップ4で、ゼリー状物質だけを沈殿させて取り除きます。
(やり方は、取説を見ていただければわかることなのですが・・・
ご購入者様のみの特典とさせていただきます!)
他の「すいすい」シリーズ同様、
思い立ったら1時間足らずでDNAを手にできるので、フットワークの軽い実験が可能です。
ステップ数が少ないため、96ウェル形式での多検体処理にも向いています。
これまでに、
バラ、イチゴ、リンゴ、サクラ、ウメ、ソルダム、セイヨウスモモの葉から、
良好にDNAが抽出できることを確認しています。
バラ科植物を材料にされている研究者の方、
面倒なDNA抽出プロトコルを使っていませんか?
簡単で、しかも値段も安い、「DNAすいすい-R」をぜひお試しください!
「こんなものからも取れるの?」というご質問も歓迎です。
材料が入手できる限り、リーゾの研究員が代わりに試してみます。
現在、「花びらからRNAは取れないの?」という宿題を承っております。
鋭意開発中ですので、後日成果をご報告いたします。お楽しみに・・・。
花びらからRNAを抽出する試薬、できました。
「RNAすいすい-R」の記事をご覧ください!
http://rizo-inc.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/rna-r-f7ec.html
「DNAすいすい-R」の詳細は、こちらにございます(リーゾHP)。↓
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