実演「RNAすいすい-S」
デンプンや糖類の多い組織からきれいなRNAが抽出できるということで
研究へのご採用が増えている「RNAすいすい-S」。
「使い勝手はどうなのか?」「実際どんなプロトコルで取れるのか?」
気になる方も多いと思います。
そこで今日は・・・
「RNAすいすい-Sでイネ種子胚乳からRNAを抽出する」
の実演をご覧に入れます。
①まずバッファー400μlを、1.5ml(2mlでも可)のエッペンチューブに入れます。
ちょっと臭いですが、RNAの分解を防ぐため、メルカプトエタノールを
3μlほど足しておくのがお勧めです(手早くやれば、なしでも大丈夫です)。
氷の上に置いて、冷やしておいてください。
イネ種子胚乳とは、要するにお米(精米)です。
これをひと粒(約20mg)アルミ箔の上に載せ、
(中央あたりにあります)
くるくると包み、ペンチなどでつぶします。
(液体窒素で凍らせながら、乳鉢で粉砕するのが本式ですが、今回は略式で。
品質はやや落ちますが、これでも十分取れます。
ビーズ式粉砕機をお持ちなら、バッファーと米とビーズを入れて粉砕することもできます)
③つぶしたお米を用意しておいたバッファーに入れて懸濁します。
本品の場合、澱粉が溶解せず、バッファー中に分散した状態に
なります。
核酸はちゃんと溶解していますのでご安心を。
④添付の酸性フェノールすいすいを使って酸性フェノールを作ると、
赤紫色の酸性フェノールができます。
酸性フェノール200μlとクロロホルム150μlを加えたところです。
氷上に15分ほど置き、遠心します。
赤紫の下層はフェノクロです。
粘性のない、さらさらした上層200μlを、ピペットマンで別のチューブに
移します。ここで欲張らないのも成功のコツです。
通常の抽出法では、ここでデンプンの「ダンゴ」が出現して
がっかりしますが、RNAすいすい-Sなら大丈夫です。
でもまだRNAは見えません・・・。
このままフリーザーで20分ほど冷やしたのち、遠心します。
チップの先に小さな沈殿があるのが・・・見えるでしょうか?
これがRNAです。
70%エタノールでリンスして、DEPC処理した水に溶解して出来上がりです。
DNaseは含まれていないので、ゲノムDNAが少し残存します。
DNAを完全に除くには、やはりDNase処理をしてください。
(低価格実現のため、DNaseはつけていません。ご了承ください)
どうです?簡単でしょう?
所要時間は抽出だけだと1時間程度でした。
DNAすいすい-Sもだいたい同様の操作で使えます。
(お米からのDNA抽出の場合、フェノクロが不要なのでもっと簡単です)
こちらの「RNAすいすい-S」のご案内はこちらです。
http://www.rizo.co.jp/RNA-S.html
なお、シソ科植物など、ポリフェノールがRNA抽出を阻害するような材料の場合には、
RNAすいすい-P(ポリフェノールが多い植物組織向け)
http://www.rizo.co.jp/RNA-P.html
がお勧めです。
また、DNAの抽出には、
DNAすいすい-S(澱粉が多い植物組織向け)
http://www.rizo.co.jp/DNA-S.html
DNAすいすい-P(ポリフェノールが多い植物組織向け)
http://www.rizo.co.jp/DNA-P.html
DNAすいすい-R(ゼリー状物質が多いバラ科などの植物組織向け)
http://www.rizo.co.jp/DNA-R.html
をよろしくお願いします。
ご注文は、茨城・つくば地区は、東新株式会社つくば営業所 029-855-7960へ
それ以外の地域の方は直接リーゾへ、ご連絡ください。
(各地方の代理店様とお取引をさせていただいております。)
RNAすいすい-Sのご案内はこちらです↓
http://members3.jcom.home.ne.jp/rizo.inc/RNA-suisui-S.html
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②サンプルを用意します。

遠心後はこうなります。
⑤等量のイソプロパノールを加えたところです。
⑥液体を捨て、沈殿を残します。
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