イグサDNA鑑定始めました①背景
今月から、「イグサDNA鑑定サービス」を開始しています。
「イグサって何?」と思われるでしょうか?
イグサとは、「畳」の原料となるイネ科の植物で、漢字では「藺草」と書きます。
イグサでなぜDNA鑑定が必要なのか、今回はその背景をご説明します。
イグサの中に、「ひのみどり」という優良な品種があります。
熊本県が育成した品種で、茎が細く、着花(花痕)が非常に少なく、
変色茎もほとんど見られないという特徴があり、とても品質の良い畳ができる品種です。
熊本県にはイグサの栽培農家がたくさんあり、現在の国内生産の8割以上が、
実は熊本県内で栽培されています。
日本の畳は、熊本の品種と熊本の農家が支えてくれているのです。
ところが、この「ひのみどり」がこっそり外国に持ち出されて大量に栽培され、
それが日本に安く輸入されてしまう、ということが起こり始めました。
これは違法行為ですが、きちんと取り締まる体制ができる前には、
自殺者まで出る大問題に発展したそうです。
繰り返しますが、これは違法です。
正確には「種苗法に基づく育成者権の侵害」となり、
輸入したイグサが「ひのみどり」と判明すると、
かなり重い刑事罰を課せられることになります。
現在は、きちんと取り締まる体制が作られています。
ところがそうなると、今度は「善意のイグサ輸入業者」が不安に襲われることになります。
間違って(あるいはだまされるなどして)うっかり「ひのみどり」を輸入してしまうと
大変なことになってしまうからです。
法人の場合3億円以下の罰金ですから、下手をすると会社がつぶれてしまいます。
そこで・・・「DNA鑑定」が登場するわけです!
(以下②に続きます)
イグサDNA鑑定サービスの情報がお急ぎ必要な方はこちらをご覧ください↓
http://www.rizo.co.jp/igusa-DNAkantei.html
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